投稿者 : 章太郎 高井、投稿日 2015 年 5月11日

タイ、知られざるネイチャーリゾート、カオラックが熱い!

アジアと代表する観光地が集まるタイで、ビーチリゾートといえば西海岸のプーケットとクラビ、東海岸のサムイ、それとバンコクから車で1時間半のパタヤといったところが有名。日本のパッケージツアーを見ても、だいたいこのへんがよく売られています。

しかしここ数年、ヨーロピアンに人気なのがカオラックというエリア。プーケットから車で1時間ほど北上した西海岸のリゾート地で、新しいホテルが続々進出している注目エリアなんです。

なぜカオラックが面白いのか、人が集まる理由は何なのか。今回は「カオラックのここがすごい!」を紹介します。

 

1.魚群行き交う豊かな海へボートで1時間半

魚群行き交う豊かな海へボートで1時間半

カオラックはアンダマン海に面したシーサイドエリア。アンダマン海は魚影の濃い豊穣の海で知られています。特に有名なのが、カオラックから40㎞ほどに浮かぶシミラン諸島。

大物から群れまで多彩な生態系を見せる海は、ダイバー垂涎のダイブスポット。プーケットからはダイブクルーズを利用するのが一般的です。または中心地から車とボートを乗り継いで3時間以上。秘境といってもよい場所にあるんです。

ところがカオラックからなら、シミラン諸島までスピードボートで1時間半。気軽に行けるエリアへと早変わり。スノーケリングツアーもたくさん出ていますので、カラフルな魚たちが群れる竜宮城のようなシーンを目の当たりにできます。

2.背後に広がる鬱蒼としたジャングルは世界最古!

背後に広がる鬱蒼としたジャングルは世界最古!

カオラック周辺に残るジャングルは、なんと1億6000万年前の生態系を残すといわれています。これはアマゾンやボルネオよりも前の時代のもので、世界最古とされています。ジャングルの奥深くには、野生のトラやゾウが生息しているそう。熱帯雨林の奥地は保護されているので、僕たちが立ち入ることができるのは入口あたり。といっても全体の規模が半端ないので、壮大すぎる自然に圧倒されるはず。

そびえるライムストーンの断崖は、現在のグレートバリアリーフの約5倍。3億年前のサンゴが隆起してできたそうで、切り立った崖は960mにも達しています。また、周辺の国立公園や自然保護地区を合わせた面積は滋賀県に匹敵。奇岩に守られたチャオラン湖は、霞ヶ浦と同じ大きさです。

3.風光明媚なパンガー湾へもアクセス良好

背後に広がる鬱蒼としたジャングルは世界最古!

パンガー湾はプーケットとタイ本土に囲まれた広大な海域。海から巨岩がニョキニョキとそびえ、かつて映画『007 黄金銃を持つ男』のロケ地にもなった、フォトジェニックな景観が魅力です。

豊かな自然を舞台に、エレファントトレッキングやラフティング、カヤックなどのアクティビティが用意されています。プーケット発のツアーでも利用するエリアですが、カオラックからパンガー湾へは車で40分ほどと好アクセス。観光のハイライトになっています。

4.ノスタルジックな空気が漂うオールドタウン

ノスタルジックな空気が漂うオールドタウン
Photo by : Apidech Ninkhlai/123RF

カオラックから北へ30分ほど行ったオールド・タクアパという街は、かつてインド洋貿易の拠点としてにぎわった港町。後に港の機能はプーケットへと移り、街としての機能もタクアパとカオラックシティへ。現在では住む人の少ない、廃墟のような姿になっています。

この忘れ去られた街に目をつけたのが、下で紹介しているサロジンで、観光コースに組み入れたところ人気に火がつきました。映画の撮影に使われたり、サンデーマーケットが開催されたり、注目が集まっています。また毎年10月頃にはベジタリアン・フェスティバルも開催されます。

5.上質なリゾートホテルが続々と登場中

上質なリゾートホテルが続々と登場中

もともとダイバーにはよく知られていたカオラックですが、人気上昇とともに大型リゾートからブティック系まで多くのホテルが集まるように。

なかでもカオラックを象徴するリゾートホテルといってもよいのがサロジン。客室数56室という小ぢんまりとしたホテルで、オーナーのこだわりが隅々まで行き届いた居心地のよい空間です。スタッフもみんなサロジンで働いていることを誇りに思っており、「満足して帰ってもらいたい」という気持ちが伝わってきます。そのあたりが、ゲストへの丁寧な対応にはっきりと出ていると感じられます。

きれいに手入れされたガーデンを中心に客室棟が並び、客室はシンプルながら上品な造り。テラスには東屋が付いていて、のんびり過ごすには最高です。池に面したメインレストランは樹齢100年のバンヤンツリーの下。特に朝食の雰囲気が優雅。ビーチフロントにはタイ料理レストランもあり、潮風爽やかなそちらも快適です。朝は小鳥の声で起き、夕方はカクテル片手にビーチでサンセットを楽しむ…なんていう、休日らしい休日を過ごせるリゾートホテルです。

[one_half]上質なリゾートホテルが続々と登場中[/one_half]

[one_half_last]上質なリゾートホテルが続々と登場中[/one_half_last]

 

カオラックまでの航空券+ホテル価格例

そんなカオラックはプーケット国際空港からアクセス。日本からはバンコクを経由するのが一般的です。所要時間は乗り継ぎも含めて9時間10分。最高級ホテルのサロジンに3泊して、1人88,849円!静かなビーチリゾートで優美な休日を過ごしたいという方にはおすすめです!

航空券+ホテル価格例

*2015年5月8日調べ。希望の日程や条件等により値段が変動します。
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