ここは宇宙か天国か!? 幻想的な魅力にあふれるワットパクナム大解剖

ここは宇宙か天国か!? 幻想的な魅力にあふれるワットパクナム大解剖

今タイでもっとも熱いスポットの一つとされているのがワットパクナム。その幻想的な美しさはタイ人も外国人観光客もすべて虜にしています。一度は行きたいフォトジェニックなワットパクナムとは、はたしてどんなお寺なのでしょう。他のお寺とどう違うの? ワットパクナムの魅力を徹底解剖しました。

フォトジェニックの極み! ワットパクナムの歴史と特徴

ワットパクナム

バンコクでいま人気沸騰中のお寺がワットパクナム。決して行きやすいとはいえない場所にあるお寺がなぜそんなに人気を集めているのでしょう。

ワットパクナムの魅力は以下の点に集約されます。

・大仏塔の5Fにある緑のガラスでできたエメラルドの仏塔(仏舎利奉安塔)がひたすら美しい
・塔頭上に描かれた天井画がまるでプラネタリウムのよう
・全体を醸し出す雰囲気が大胆で幻想的
・異空間体験を味わえる

タイにはたくさんのワット(お寺)がありますが、このワットパクナムのような空間は他に例がありません。トンブリー地区という決して便利ではない場所にありながら訪れる人が絶えないのは、このワットならではのファンタスティックな空間に身を置いてみたいと考える人が多いからなのです。

そんな幻惑的な魅力にあふれたワットパクナムの歴史を簡単に紹介しましょう。

ワットパクナムの正式名称は、ワットパクナム パーシーチャローン。アユタヤ王朝時代(15世紀後半~17世紀始め)に建立されたワットで、千葉県成田市にも別院があります。

敷地内には20ほどの寺院が立ち並んでいますが、その中でもワットパクナムの心臓部ともいえるのが白い大仏塔です。タイ国王陛下と王妃陛下の生誕72年の記念として2004年に工事が始まり、2012年に完成しました。

大仏塔の高さは80メートル。大理石で作られた仏塔の内部は荘厳にして瀟洒。1階〜5階で構成されています。

ワットパクナムの心臓部! 大仏塔に足を踏み入れてみよう

大仏塔の各フロアの内容は以下のとおりです。

1F:タイ芸術・文化遺産の展示空間
2F:タンクナーロム室(儀式・行事、セミナー、会議、瞑想の空間)
3F:サンマクナーロム室(博物館)
4F:タンマクナーロム室(ルアンポーソッド師の金製仏像の展示)
5F:仏舎利奉安塔と天井画の空間

順を追って説明しましょう。

仏舎利奉安塔のミニチュア

大仏塔は土足厳禁。入り口で靴を脱ぎ、用意してある袋に入れて持ち歩きます。

1Fのフロアに足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのが仏舎利奉安塔のミニチュアです。エメラルド色に輝くガラスを多用した模型を見ると、否が応でも期待が高まります。

1Fのフロア

また、このフロアはタイ芸術・文化遺産の展示空間なので、さまざまな所蔵品を目にすることができます。重厚感のある家具、馬車、クラッシックカー、船、陶器、食器などなど、脈絡なく所蔵品が並ぶ光景はなかなか圧巻です。

3Fの博物館にもたくさんの所蔵品が展示されていますが、ここは1Fよりも小型の品が多いのが特徴です。時計や宝飾品、茶器などアンティーク品がディスプレイされています。

ルアンポーソッド師の金製仏像の展示室

4Fは、ルアンポーソッド師の金製仏像の展示室。ルアンポーソッド師とは座禅・瞑想の理論の第一人者として有名な方で、タイでは非常に人気の高い僧侶の一人。ルアンポーソッド師が考案したメソッドは、タイだけでなく東南アジア全域に普及しています。

師の功績をたたえるために設けられた空間はすべてが金色! 台座から仏像まですべてが金色に光り輝く空間に注目してください。

そして5Fは大仏塔の目玉といえる空間。次の項で詳しく紹介します。なお、館内はエレベーターで移動できますが、エレベーターを使用できるのは土日のみとなっています。

エメラルドに輝く仏塔に圧倒されたい

エメラルドに輝く仏塔に圧倒されたい

大仏塔の5Fのフロア中央部に設けられているのがエメラルド色がまぶしい仏舎利奉安塔です。仏舎利奉安塔を形作っているエメラルド色のガラスの数はなんと800枚。厚さ1センチのガラスを丹念に丹念に重ねて作り上げています。

ガラス製の80頭のパヤーナーク(竜王)です

仏塔の下部を取り囲んでいるのが、ガラス製の80頭のパヤーナーク(竜王)です。蓮の花もエメラルド色のガラス製。神々しく輝く仏舎利奉安塔を見れば、思わずため息が漏れること確実です。

ワットパクナム

そして、大仏塔の上に広がるのが、過去二十八仏とそれぞれの仏様が悟りを開いた28種の菩提樹が描かれた天井画です。この絵が表現しているのは宇宙空間。仏塔と天井画が一体となってプラネタリウムのような美しさを放っているのはそのためなのです。

ガラスの素材感、独特の光沢や色使い、構図。これぞ比類のないワットパクナムの魅力です。ぜひこの異空間に身を置いて、瞑想したり写真を撮ったり、タイ人参拝者のように仏塔の周囲を時計回りに3周歩いてお参りをしたり、さまざまな形でワットパクナムの魅力を満喫してください。

ワットパクナムへの行き方を紹介します

ワットパクナムは観光ルートからはずれたローカルなエリアに位置しています。旅行者が訪れやすい方法は以下の通り。

1.バンコク発着のワットパクナム観光ツアーを利用する
2.バンコク中心部や王宮エリアからタクシーで行く(配車アプリのGRABを使うとスムーズ)前者で200バーツ(約700円)前後 後者で100バーツ(約350円)前後
3.BTSバンワー駅、ウタカート駅、タラートプルー駅のいずれからタクシーで行く(10分弱)50バーツ(約180円)前後
4.ウタカート駅、タラートプルー駅のいずれから歩いて行く(約30分弱)

一番行きやすい3の方法(タクシー)で行く場合には、ドライバーに「ワットパクナム パーシーチャローン」という正式名称を伝えるか、タイ語表示(วัดปากน้ำ ภาษีเจริญ)を見せることをおすすめします。

ワットパクナム観光の注意点

お寺はタイにおいてとても神聖な場所。拝観するには一定のルールを守る必要があります。ワットパクナムを観光する上で絶対守りたい注意点は以下です。

・女性の場合はTシャツやサンダルでもOK
・ただし露出度の高い服は避けること
・男性はできれば襟付きのシャツ着用が好ましい
・院内は靴をぬぐのでサンダルでもOK

ワットパクナムはインスタ映えするスポットとして有名ですが、撮影のために飛んだりはしゃいだりといった行動は厳に慎むこと。周囲に迷惑をかけることなく、お寺に敬意を払って参拝しましょう。

以上、ワットパクナムの魅力や行き方を紹介しました。他に例がない超個性派の美しいお寺は一度見ておいて損はありません。ぜひその目にエメラルド色の幻想的な姿を焼き付けてください。

ワットパクナムパーシーチャローン Wat Pakanam Phasi Charoen
住所:300 Ratcha Mongkol Prasat Road, Bang Wa, Phasi Charoen, Bangkok
開館時間:8:00~18:00
拝観料:無料
公式サイト(英語):https://www.facebook.com/WATPAKNAM.BKK/

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