タイで話題の絶景！真っ赤な睡蓮に染まる幻想の湖タレーブアデーン
今回ご紹介するのは、毎年12月から2月頃まで見られる絶景「タレーブアデーン」です。タイ東北部のイサーン地方にあるノイハーン湖のことで、「赤い蓮の海」を意味するタレーブアデーンは通称。その名のとおり見渡す限り桃色の睡蓮に覆われた幻想的な湖は、国内外から多くの観光客が訪れる美景スポットです。
絶景を目指して、タレーブアデーンへ！
私がタレーブアデーンを訪れたのは10月後半。睡蓮は午前中しか咲かないとのことで、6時過ぎに現地に到着しました。シーズン前だったので、お客さんは他に1組いるだけでしたが、湖岸には多くの船が停泊していました。
タレーアデーンはボートで遊覧します。値段は2～3人乗りが1人150バーツ、6～8人乗りが1人100バーツで90分ほどのツアー。チャーターの交渉も可能です（値段は変更する可能性があるので、現地でご確認ください）。
ボートに乗り込み湖を進みます。ノンハーン湖の総面積は36平方キロメートル。山中湖や河口湖の総面積がだいたい6平方キロメートルなので、かなり広大です。
15分ほどボートを走らせると、あたり一面が睡蓮に。まだ咲き始めたばかりということですが、それでもこの美しさ！蓮が一面に咲く光景は、東京の上野公園やバンコク近郊のロータスファームで見たことがあるのですが、湖面を埋め尽くすほどの睡蓮というのは初めてです。繊細な睡蓮の花だけが水面に浮かび上がっていて、本当に幻想的。ここがタイということを忘れ、もっと遠くの国までやってきたような、今自分のいる場所がどこだか分からないような感覚に陥りました。
ガイドさんによると、昔は白色の睡蓮もあったのだけれど、今ではすべてピンクの睡蓮になったのだそう。観光資源を守るため、睡蓮を摘むことは禁止されていて、違反すると罰金が課せられるそうです。
蓮が咲いているエリアもあるよ。ということでそちらにも連れてってもらいました。
巨大な蓮の葉が一面に広がる景色。睡蓮とくらべると、蓮の花や葉は水面よりかなり高い位置にあることがわかります。蓮の花は睡蓮より力強い感じがして、これはこれで圧巻です。
ガイドさんが、蓮の花を摘んでくれました（睡蓮を摘むのはダメだけど、蓮はOKみたい）。蓮の蕾はタイの仏教寺院でお供えに使われるほか、蓮を使った料理もあります。
蓮の実は、皮を剥いてそのまま食べることもできます。白い実はサクっとした歯ざわりと淡白な味が特徴。お酒のつまみにもぴったりです。
湖では漁をしている地元の人の姿もみかけました。のんびりとした、気持ちいい朝の時間が流れています。
睡蓮の後ろからのぼる日の出を眺めたり、ここは天国か!?と思うような、見渡す限りの睡蓮に感動したり、90分があっという間に感じられる楽しい遊覧を満喫。まわりに他の船もなく、プライベートな時間を過ごすことが出来ました。ぜひ今度は満開の睡蓮を見に再訪したい！咲き始めでこれほど美しいのなら、満開になったらきっと凄い景色になると思います。
一緒に行った友人とは「次に来るときには、日本酒とおつまみを持参して乗り込みたいね！」と話していました。湖の周りは、おみやげショップなど何もない静かな場所なので、お酒とは言わないまでも、ちょっとした飲み物などを持っていくとより楽しめるはずです。
バンコクからのアクセス方法をご紹介
タレーブアデーンは、タイ東北部の都市ウドンタニの市内から東南へ約43km、ウドンタニ空港から約50kmの場所にあります。グーグルマップで検索する場合は、英語で「Red Lotus Sea」と入れると出てきます。
バンコクのドンムアン空港からウドンタニ空港までは飛行機で約１時間。睡蓮の花は午前中しか咲かないので、朝にはウドンタニに到着している必要がありますが、ノックエア、タイエアアジア、タイライオン・エアなど複数のLCCが就航しているので、早朝便を利用すれば空港から湖に直行しても花が咲いている時間に間に合います。
ウドンタニ空港や市内からはタクシーが往復1200バーツほど、ソンテウ（乗り合いバン）が往復800バーツほどでチャーターの交渉が可能だと思います。
シーズン中はタレーブアデーンを訪れるツアーも開催されているので、現地のツアー会社を探してみてもいいですね。
12月から2月までにタイに行く予定がある方は、ぜひ旅のプランにタレーブアデーンを加えてみてください。
タレーブアデーン（Red Lotus Sea）
住所：ウドンタニ県クンパワピー郡ノンハーン湖
URL:https://www.thailandtravel.or.jp/red-lotus-sea/
シーズン：12月〜2月上旬の午前中
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