雨季のタイ、プーケットを楽しく過ごす7つの方法
「雨季だとビーチリゾートの魅力も半減」なんて思っていませんか? 実は、プーケットには雨季ならではの楽しみ方があるんです。
雨季はフルーツが美味しいし、一流ホテルも大幅値下げ。雨季限定のサーフィンや、スパやお買い物、タイカルチャー体験など、雨季のプーケットだからこそできる7つの楽しみ方をご紹介します。
プーケットの雨季。降雨量と天気は?
タイ南部アンダマン海に浮かぶ常夏アイランドのプーケット。気候は大きく乾季(11~4月)と雨季(5~10月)に分かれます。2~4月は暑季といわれ、暑い日が続きます。
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雨季といえば日本の梅雨をイメージしがちですが、1日中降り続くというのは稀で、激しいスコールが日に数回、というのが通常です。また、雨も降らず、天気のいい日が続く時期もあるので、雨季が全然気にならなかった!と感じる人もいるでしょう。
プーケットの9月は1年の中で一番雨が降る月です。降雨量は平均400mmで乾季の4倍ほど降ります。9月の平均気温は27度、最低気温24度、最高気温30度と、日によっては日本より涼しい日もあります。
夏休みの7月・8月が最も賑わう、雨季のプーケット!
7月~8月は夏休みの国が多いので、雨季とはいえ、島は世界各国からの観光客で賑わっています。8月のお盆期間中は日本人観光客が特に多くなります。プーケット周辺の島へのデイトリップなど、出発時に大雨だったりすると、ツアーは行われるのか?などと心配になりますが、中止になるのは強風で波が高い場合のみ(年に数回)。基本的に、雨でも海が安定していればツアーは催行されます。ちなみに7月の平均降雨量は300mm、8月は260mmとなっています。
雨季の楽しみ方1 高級リゾート滞在も夢じゃない!
Photo by Sri Panwa
プーケットは6月1日から10月31日までが雨季でローシーズンとなり、ホテルの宿泊費が安くなります。11月1日からはハイシーズン料金となり、年末年始のピークシーズンには、さらに値上がりします。雨季はハイシーズン料金の50%以上値引きされることもあるので、高級ホテルに宿泊して、スパを楽しんで、プライベートプールでまったり、なんてラグジュアリーな滞在も夢ではありません。
ちなみにプーケットのホテルは、各部屋で無料Wi-Fiが利用できるのがほぼスタンダード。街のカフェやレストランでも無料で使える店が多いので、スマホは携帯するとネット検索ができて何かと便利です(ただし海外なのでそのままでは電話は使えません)。
雨季の楽しみ方2 雨季でも泳げるビーチはある!
リゾートが集中する西海岸は、雨季の間、偏西風の影響で波が高くなり、遊泳禁止の日が多くなります。島の東側は穏やかですが、泳ぐのにはあまり適していません。そこで泳ぎに行くならプーケット本島からスピードボートで約10分のコーラル島をおすすめします。白砂のビーチが続く広々とした島で、リゾートホテルが建ち並ぶロングビーチと、小規模なバナナビーチの2つのビーチがあります。ビーチ沿いは、比較的風の影響を受けず海も穏やか。マリンスポーツも充実していて、スノーケリングやダイビング、パラセイリング、バナナボートなどが楽しめます。
プーケット本島からスピードボートで約10分という好立地のため、船酔いのストレスも少なく、1日のんびりできます。ロングビーチのコーラルリゾート前や、バナナビーチは観光客も少なく、のんびりするにはおすすめです。ツアーによって行くビーチが異なるので、申し込むときに確認しましょう。(参考:コーラル島とラチャ島を訪れる 1 日ツアー)
楽しみ方3 雨季限定のスポーツ、サーフィンに挑戦!
Photo by Tokonatsuya
プーケットは日本のサーフポイントに比べて空いているので、初心者でも遠慮なく波乗りできます。シーズンは5月初旬から11月初旬。ポイントは西海岸、北から空港のあるナイヤン、カマラ、カリム、パトン、カタ、カタノイ、ナイハンなどが有名です。特に観光客にも人気のカタビーチは、1キロ以上も続く白砂の美しいビーチでプーケットのサーフシーンの中心となっています。カタビーチのサーフショップ『常夏屋』では日本人インストラクターによるサーフィンスクールも開催しています。
Photo by Tokonatsuya
常夏屋(Tokonatsuya)
Soi Patak Soi 8 Karon 38 Patak Road,r Phuket
公式サイト:http://www.tokonatsuya.com/
営業時間 9:00-18:00
雨季の楽しみ方4 スパ三昧
Photo by Mookda Spa
雨季のアクティビティとして大人気なのがスパ。タイはタイマッサージ発祥の地。セラピストの技術も水準が高く、日本に比べて断然安いのは大きな魅力です。
プーケットのスパは都会のスパに比べ、空間もゆったりと作られているのが特徴です。湖と緑に囲まれたトロピカルセッティングのムックダースパや、海が見えるシラドンスパなどはプーケットならでは。日本人にも人気のデイスパです。
ムックダースパ(Mookda Spa)
75/18 Moo3 Vichitsongkram Road, Kathu Phuket
公式サイト(英語):http://www.mookdaspa.com/en/
営業時間9:00-最終予約19:00
シラドンスパ(Siladon Spa)
36 Baan Kamnan Muean Ngen Road, Thawewong Road, Kathu Phuket
公式サイト(英語):http://www.siladonspaphuket.com
営業時間10:00-22:00
また、アジア最高峰のスパといわれるバニヤンツリー、JWマリオットなどに入る高級スパチェーン・マンダラスパなどはスパ料金も一流ですが、ラグジュアリーなセッティングで贅沢なひとときが過ごせます。
施術は2人1部屋の利用が基本です。もちろんカップルで1室利用もできます。プーケットの場合、直接スパに予約するより、旅行代理店やインターネットのスパ予約サイトから予約するほうが割安です。代理店のみが販売するお得なパッケージコースなどもありますのでチェックしてみてください。
タイマッサージ、アロマテラピーマッサージ、蒸したハーバルボールで患部を温めるハーバルコンプレス、全身スクラブ、インドアーユルベーダのシローダラーなどは人気のトリートメントです。
バニヤンツリースパ(Banyan Tree Spa Phuket)
33 Moo 4, Srisoonthorn Road, Cherngtalay, Amphur Talang Phuket
公式サイト:http://www.banyantreespa.com/
営業時間 10:00-22:00
JWマリオット・マンダラスパ(JW Marriott Phuket Mandara Spa)
Moo 3, Mai Khao Talang, Phuket
公式サイト:http://www.mandaraspa.com/spa/Phuket-JW-Marriott-Phuket-Resort-and-Spa.aspx
営業時間 10:00-22:00
雨季の楽しみ方5 タイカルチャーを学んでみる
ブルーエレファントは20世紀初頭に建てられたシノポルトギーススタイルの豪邸がレストランになっている高級タイ料理レストラン・ブルーエレファントで、一流シェフから習うタイ料理教室はいかがでしょうか?料理教室は毎日、午前、午後の2回開催されています。はじめにエアコンルームでシェフが料理の説明をしながらデモンストレーション(英語)。その後、実践でポピュラーなタイ料理を4品作ります。試食は美しく盛り付けてレストランでいただきます。自分たちで作ったタイ料理に舌鼓を打ちながら、贅沢なひとときを味わえます。
ブルーエレファント・プーケット(Blue Elephant Phuket)
96 Krabi Road, Muang Phuket
公式サイト:http://blueelephantcookingschool.com/phuket/
営業時間 11:30-14:30, 18:30-22:30
Photo by Blue Elephant
その他、タイの国技であるムエタイ体験、野菜や果物を美しく彫刻するカービング教室などもあります。ムエタイは本格的なジムもたくさんあり、欧米人の姿も多く見かけます。
雨季の楽しみ方6 トロピカルフルーツを食べまくる
プーケットでは、果物の王様と呼ばれるドリアン、女王様と呼ばれる甘酸っぱいマンゴスチン、イガイガに包まれたランブータンなどのトロピカルフルーツが気軽に味わえます。その他にも酸味の強いパッションフルーツ、甘酸っぱい+若干の苦味があるロンゴン、皮がイガイガでうろこ状になっているサラ(スネークフルーツ)など、ルックスからは想像できない、美味しいフルーツが盛りだくさん。スーパーマーケットではカットフルーツも売っています。その他、屋台や市場、車の移動販売でも買うことができます。
また、ナイトマーケットやフードコートのジューススタンドでもいろいろな種類のフレッシュフルーツジュースやシェイクを安く味わうことができます。
雨季の楽しみ方7 市場からデパートまで!ショッピング満喫
大きなショッピングセンターは島に2つあります。一つはパトンビーチのジャングセイロン。噴水とジャング船と呼ばれる古い船が置かれた中央広場を中心にファッション、お土産、レストラン、スーパーマーケット、マッサージ、エンターテイメントといった約300店舗が入るショッピングセンターです。常に3ヶ所ある催し物会場で行っているバーゲンも魅力です。
もう一つはプーケットタウンのセントラルフェスティバル。タイの高級デパート・セントラルデパート+ショッピングアーケードという作りで、こちらは全体的に高級路線。スーパーマーケットには、ばらまき土産にちょうどいいお菓子類が豊富です。
ジャングセイロン(Jangceylon)
181 Rat-U-Thit 200 pee Road, Patong Phuket
公式サイト:http://www.jungceylon.com/
営業時間 11:00-22:00
セントラルフェスティバル・プーケット(Central Festival Phuket)
74-75 Vichitsongkram Road, Muang Phuket
公式サイト:http://www.centralfestivalphuket.com/index2.php/en/home営業時間 10:30-22:00
今の流行を取り入れた品物がとにかく安く買える、ウィークエンドマーケット。毎週末開催されていて、屋台を食べ歩きしながら、チープに満足できます。
毎週水曜日から金曜日の夜に、『Lime Light』というショッピングセンターの駐車場で開かれている、タウンのインディーマーケットはタイの若者に人気です。
ウィークエンドマーケット(Weekend Market)
Virat Hongyok Road, Vichit Muang, Phuket
毎週土日 16:00-21:00
インディーマーケット(Indee Market)
2/23 Dibuk Road, Talat Yai, Mueang, Phuket
毎週水~金 16:00-22:00
日曜日の夕方、タウンのオールドタウンエリア・タランロードで開かれる『Phuket Walking Street』は、19世紀末の歴史をしのぶ古い町並みがライトアップされ、屋台や露店が軒を連ねます。ナイトマーケットでは、ビーチリゾートとは異なるプーケットの魅力を発見できるでしょう。
プーケットウォーキングストリート(Phuket Walking Street)
Talang ROAD, Muang, Phuket
毎週日曜日 16:00-22:00
美味しいフルーツ、一流ホテル、雨季限定サーフィンなど、雨季だからこその楽しみ方が盛り沢山のプーケット。旅行の候補に入れてみては。
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文・写真/鳥羽正子
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