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バンコクから約80km。アユタヤ王朝の古都アユタヤに日帰りで鉄道旅行に出かけてみませんか?
アユタヤでタクシーをチャーターして回る方法もありますが、自分のペースで観光したい人にはレンタル自転車で回るのがおすすめです。アユタヤへの電車の乗り方やレンタサイクルの借り方、おすすめのワットをご紹介します。
移動手段 | ▼鉄道 | ▼ロットゥー(ミニバス) | ▼バス | ▼タクシー |
---|---|---|---|---|
所要時間 | 1時間半~2時間 | 1時間~1時間半 | 1時間~1時間半 | 1時間~1時間半 |
価格 | 15~245バーツ | 60、80バーツ | 50バーツ | 1500~2000バーツ |
※片道料金
1350年にタイの首都となり、1767年のビルマ軍によって破壊されるまで約400年の栄華を誇った古都アユタヤは、バンコクから特急列車で約1時間半。バンコクからはバスを使った1日ツアーもたくさん出ていますが、ぜひオススメしたいのが、タイ国鉄を使った「鉄道の旅」です。窓の外に広がるのどかな光景はもちろん、始発駅であるフアランポーン駅の独特の雰囲気も必ず旅情をかきたててくれるはず。忘れられない一日になるでしょう。
以下、行き方を紹介します。
MRTのフアランポーン駅(Hua Lamphong Station)から、国鉄の駅まで直結しているので迷うこともありません。
旧正月やソンクラーン(タイの旧正月)の時期など、よほどの繁忙期以外であれば、その日に購入できます。不安な場合は、事前に買っておくといいでしょう。
席は2等(エアコン付きの指定席)、3等(エアコンなしの自由席)の2種類ですが、列車の種類によって異なります。
Express(特急 約1時間半) : 2等245バーツ(約810円) 3等165バーツ(約550円)
Special Express(特急 約1時間半) : 2等315バーツ(約1040円)でお弁当付き
Rapid(快速 約1時間40分) : 2等65バーツ(約220円)3等45バーツ(約150円)
Ordinary(普通 約2時間) : 2等35バーツ(約120円)、3等15バーツ(約50円)
このように、一番安い座席を選べば、約100円で往復できるわけです。片道2時間かけてのんびりとアユタヤへと旅するのも一興ですね。なお、エアコン席は冷房が効きすぎて非常に寒いので、上着を用意しておくことをオススメします。
また、タイ国鉄は遅れるのが日常茶飯事。30分の遅れは「当たり前」と心得ておくといいでしょう。
タイ国鉄
公式サイト(英語):http://www.railway.co.th/home/
見知らぬ人と、写真のような乗り合いのミニバスでアユタヤへ向かう旅もタイらしい交通手段の一つ。一度は利用してみませんか。
アユタヤへ向かうロットゥーは、戦勝記念塔から出ています。まず、BTSのビクトリーモニュメント駅を目指しましょう。この駅は、スカイウォークと呼ばれる歩道橋と直結していて、乗り場はスカイウォークを進んで、下に降りたところにあります。チケット売り場は以下の2箇所です。
駅の3、4番方面の出口を出て、戦勝記念塔の左側のスカイウォークを進みます。すぐに下に降りる階段があるので、そこを降りると、ロットゥーのチケット売り場が目の前に。そこで「AYUTTHAYA」と行き先を記したブースを探してください。80バーツ(約240円)でチケットを販売します。
もう一つのチケット売り場は、やはり駅の3、4番方面の出口を出て、今度は右側のスカイウォークを進みましょう。ぐんぐん歩いていくと、やがてファッションモールという大型のショッピングモールが見えてきます。そうしたら、左手奥の階段を降りましょう。スカイウォークの上からチケット売り場が見えるので、確認した上で下に降りると迷いません。チケット売り場の中から、1と同じように「AYUTTHAYA」と行き先を記したブースを探してください。こちらでは、60バーツ(約180円)でチケットを販売しています。
どちらもチケット売り場はややわかりづらいのですが、周囲の人に「AYUTTHAYA?」と聞けば、場所を親切に教えてくれます。
チケットを買うと、乗車場を教えてくれます。ロットゥーは乗り合いなので、人数がいっぱいにならないとバスは出ません。ただし、アユタヤ行きは頻繁に出ているので、10分も待てばほとんど出発になります。なお、ロットゥーはスピードを非常に出すので、車酔いしやすい方にはややつらいかもしれません。
アユタヤの降車場は国鉄の駅から離れた場所にあり、降車場に到着すると、たくさんのトゥクトゥクの運転手がやってきて客引き合戦が始まります。交渉して、遺跡を回ってもらうのもよし、国鉄の駅まで乗るのもよし。価格はすべて交渉次第。遺跡を回る場合は人数にもよりますが、だいたい1000バーツから1500バーツ(3000円〜4500円)程度でしょう。ふっかけてくるドライバーも多いので、粘り強く交渉してみてください。
アユタヤ行きのバスは、モーチットマイと呼ばれる北バスターミナルから出ています。ただし、この北バスターミナルは若干、土地勘のない旅行者には行きづらい場所にあります。最寄り駅は、BTSのモーチット駅かMRTのチャトチャック駅ですが、そこからタクシーか、バイクタクシーで移動する必要があります。値段は、タクシーでおおよそ80バーツ(240円)前後、バイクタクシーで40〜60バーツ(120円〜180円)です。
バスターミナルについたら「AYYUTHAYA」の表示の窓口を探しましょう。チケットは50バーツ(150円)。安いのですが、移動の交通費を考えると、鉄道やロットゥーの方が割安といえるでしょう。
快適さを重視するなら、バンコク市内から冷房のきいたタクシーを一日チャーターしてアユタヤへ向かい、遺跡を回る小旅行はいかがでしょう。
タクシーはどこでつかまえてもいいのですが、バンコク市内の繁華街で頼むとぼられる確率が高いので、できれば、ホテルのスタッフに相談して、タクシーを頼んでもらうのがいいでしょう。相場はだいたい1500〜2000バーツ(4500円〜6000円)前後です。
もう一つの快適な移動方法が、ツアーです。リバークルーズ付きのアユタヤツアーを利用すれば、ガイドの説明を受けながら効率的に遺跡を見て回ることができます。こうしたプランも選択肢の一つとして考えてみては?
アユタヤ駅に到着すると、駅の外ではたくさんのタクシーやトゥクトゥクが客を待ち構えています。それらをチャーターするのも一つの選択肢ではありますが、もっと手軽に自分のペースで回るなら、レンタル自転車をおすすめします。
ただし、アユタヤの世界遺産は、チャオプラヤー川の支流の一つ、パーサック川を渡った先。 駅周辺で自転車を借りると自転車を持って川を渡らなければなりません。
ボートに乗ってまず川を渡り、渡った後でレンタル自転車を借りるのがよいでしょう。
ボートの料金は1人5バーツ(約20円)。人数が揃うと出発し、あっという間に向こう岸に到着します。
船を降りると、レンタル自転車のお店が複数並んでいます。料金はどこも50バーツ(約170円)。パスポートを提示して手続きを済ませましょう。
どのお店も、アユタヤの地図を提供してくれます。地図を見て、行きたい場所を確認したら、さあ出発。ちなみにお店に聞けば、英語が通じるので見どころを示した行きやすいルートを教えてくれます(最初からルートを記した地図をくれるお店もあります)。
アユタヤにはワット(寺院)の数が約400あります。ワットの拝観料はそれぞれ50バーツ(約170円)。たくさん見に行けば見に行くほど費用がかかるので、ある程度、観たいワットを絞り込むことをオススメします。
たくさんのワットの中から、知名度、人気度、見応え、周りやすさの観点から、ここでは5つのワットをピックアップしました。アユタヤに初めて行った旅行者ならぜひとも見学しておきたいワットばかりです。
ワット・プラー・マハタート(Wat Phra Mahathat)は、菩提樹の根に包まれた仏様の顔で有名なワットです。アユタヤの中でももっとも有名なワットといってもいいでしょう。
アユタヤはビルマとの戦いによって滅ぼされ、その際に仏像の頭部がほぼ切り落とされました。しかし、アユタヤの人々が壁に立てかけておいた仏像の頭部が時を経て、木の根に包み込まれました。それが、この優しい威厳をたたえた仏様なのです。
Photo by : David Rubin
1424年に8代目の王様が、権力争いで死んでしまった二人の兄の火葬を行うために建立されたワット・ラーチャブーラナ(Wat Ratchabrana)。「ここを訪れた王は死ぬ」という伝説が流れたことから廃墟となった異色のワットですが、タイ最古といわれる壁画や巨大な仏塔が残されています。
1のワット・プラー・マハタート(Wat Phra Mahathat)のすぐ近くにあります。
アユタヤ王宮内にあった最も重要なワットであり、3人の王様をまつった仏塔がシンボルのワット・プラシーサンペット(Wat Pra Srisanpet)。東西に並び、静かに威厳を感じさせる3つの大仏塔は印象的です。
高さ17m。タイ最大の黄金のブロンズ製大仏像が安置されているワット、ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット(Viharn Phra Mongkon Bophit)。3のワット・プラシーサンペット(Wat Pra Srisanpet)のすぐ隣に位置しています。赤と白の外観が特徴で、お土産品の店もここにはたくさんあります。
アユタヤーでは一番大きく、横たわっている涅槃像で知られているワット、ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット(Wat Lokaya Sutha)。その大きさは、高さ5m、全長28m。広々とした草原に寝そべっている涅槃像は優しく、かつ迫力があります。
タイといえば「象」。ワット・プラシーサンペット(Wat Pra Srisanpet)の近くにはアユタヤ・エレファントキャンプがあります。象の背中に乗り、古都をめぐるのもおつなもの。いかにもタイらしいアトラクションを体験してみてはいかがでしょう。
象の背中に乗り、調教師に導かれながらお散歩するこのアトラクションの料金は、1人約20分で400バーツ(約1,400円)、約30分で500バーツ(約1,700円)。象に乗らず、1カゴ50バーツ(約170円)で象へのエサやりもできます。エサの中身はキュウリや芋。長い鼻を伸ばして器用にエサを食べる象の姿はやはり「可愛い」の一言です。
日帰りで気軽に行けるアユタヤは多彩な魅力の富んだ町。午前中にバンコクを出て、お昼にアユタヤに到着し、自転車でゆっくり回れば、充実した時間を過ごせます。ぜひ旅のプランに組み入れてみてください。
アユタヤの三大名物といえば、クイッティアウ・ルア、クン・メーナム・パオ、そしてロティサイマイです。アユタヤならではのグルメな味を紹介します!
※1タイバーツ=約3.3円(2016年2月現在)
記事公開日 2016/2/25
最終更新日 2016/10/21