安くて便利で美味しい!バンコクのフードコート徹底攻略法をお教えします
バンコクに来たら、ぜひとも利用したいのが、広大なスペースにさまざまな料理を揃えたブース(小さな店)が並んだフードコート。一つの店で済ませてもいいし、複数の店を利用してもOK。ただし、このフードコートを利用するにはちょっとした知識とコツが必要です。フードコートの種類別にわかりやすい利用方法と、オススメのフードコートをご紹介しましょう。
先払い?後払い? フードコートの種類を知ろう
フードコートには支払いの方法によって「クーポン事前購入型」と「食後精算型」の2つの種類に分類できます。
イメージとしては、「クーポン事前購入型」は一皿50バーツ前後(約170円)の手頃な料理を出す庶民的フードコートが多く、「食後精算型」は1皿150バーツ(約500円)ほどの高級なフードコートが多くなっています。
<クーポン事前購入型のフードコート例>
MBK(マーブンクロンセンター)やサイアムパラゴン、総合スーパーBigC内など
<食後精算型のフードコート例>
セントラルエンバシーやエムクオーティエ、サイアムセンターなど
クーポン事前購入型フードコート 攻略のコツは?
「クーポン事前購入型」とは、料理を頼む前に、専用のカウンターでクーポンを購入するタイプのフードコート。
クーポンとは、カードに金額をチャージするプリペイド型金券と考えてください。以前は、紙のチケットも見かけましたが、現在はほとんどがカード式になっています。
クーポン事前購入型フードコートの正しい利用方法
このタイプのフードコートでの利用手順は以下の通りです。
1. お金をチャージして、クーポンを購入する
2. お店で料理を注文し、受け取る
3. 食べる
4. 余った金額はリファンド(払い戻し)する
最初にまず、クーポンを販売している専用のカウンターに向かいましょう。いくらチャージするかは何をどれぐらい頼むかによって違ってきますが、1皿50バーツ前後(約170円)の料理が主体のフードコートであれば、一人あたり200バーツ(約660円)もあれば、料理2品にドリンクを頼んでお釣りが来るはず。一部、券売機でクーポンを購入するタイプのフードコートもありますが、手順としては同じです。
さて、クーポンを手に入れたら、お店を見渡し、お好きなところで料理を注文します。バンコク中心部の商業施設にあるフードコートであれば、メニューやサンプルを展示しているお店がほとんどなので、指差ししたり、あるいはメニュー番号を伝えればじゅうぶんに伝わります。
クーポンの残金はどうしたらいい?
食べ終わったら、残金はリファンドしましょう。クーポンはおおむね30日程度の使用期限が設けられているので、その日使わなかった金額を期間内に繰り越して利用することもできますが、旅行者の場合、そう何度も同じフードコートには行けないという方が多いので、使いきらなかった場合にはリファンドをしてください。
リファンドは、クーポンを販売しているカウンターか専用のリファンドカウンターで行いましょう。カードを出して「リファンド」と言えば、残金がすぐに戻ってきます。リファンドを見越して、最初に多めにクーポンを買っておけば、「クーポンが足りなくなるかも?」と心配せずに料理を注文できます。
食後精算型フードコート 攻略のコツは?
「食後精算型」とは、入り口でカードをもらい、そのカードを使って各店で料理を注文して、食べ終わった後に出口で精算をするタイプのフードコートです。
食後精算型フードコートの正しい利用方法
クーポン事前購入型と違って、少し高級感のあるフードコートが多いのが、この食後精算型。手順は以下の通りです。
1.入り口でスタッフから1人に1枚渡されるカードを受け取る
2.各店で料理を注文し、お店の人にカードを渡す
3.食べる
4. 料理を食べ終わったら、出口でカードを渡して精算する
お店を利用するときには必ず、入り口で受け取ったカードを持参します。料理を頼むと、お店の従業員はそのカードを端末にかけて、料理の金額が入力されるシステムです。フードコートの出口には精算コーナーが設けられているので、そこのスタッフにカードを渡してください。使用した金額がレジに表記され、精算の運びとなります。
どんなに頼んでも、クーポンの金額が不足する心配がないのがこの食後精算型。安心して使えますが、それだけに予算をオーバーする可能性もありますね。
人が集まる場所にはフードコートあり。 オススメのフードコートはここだ!
フードコートの利用方法を理解したら、実際に利用してみましょう。人が集まる場所にはフードコートあり、と言われるほど、バンコクにはたくさんのフードコートがありますが、その中から独断でオススメのフードコートを3つ選んでみました。
安い!美味い!快適! ターミナル21 PIER
BTSアソーク駅直結のショッピングモール内という抜群のロケーションにありながら、1皿40バーツ前後(約130円)という屋台並みの価格で利用できるのがターミナル21の5Fにある事前クーポン購入型フードコートPIER。サンフランシスコをイメージしたフロアで広がり、明るく見通しが良くて開放的。窓際に席を取れば、バンコクの町を展望しながら食事を楽しめます。「安くて美味しくて快適」の三拍子が揃ったフードコートとしては、ここが一番ではないでしょうか。
価格は本当に安く、ジョーク(おかゆ)は25バーツ(約83円)。クイッティアオ(タイの伝統的な麺料理)も35バーツ(約120円)で食べられます。おかずを取り揃えた店や焼き鳥店、デザートやドリンク専門店など約30軒もの店が並んでいるので、必ず好みの店が見つかるはず。
当然ながらいつも旅行者のみならずタイ人にも大人気。お昼時には席を見つけるのが難しいほど大混雑します。席取り合戦で疲弊したくない方は12時~14時の時間帯をはずして利用することをオススメします。
ターミナル21 PIER
タイプ:事前クーポン購入型
住所:88 Sukhumvit Soi 19 88 Sukhumvit Rd, North Klongtoei,Wattana,Bangkok
公式サイト(英語):http://www.terminal21.co.th/home/en
英語メニューあり。リッチな気分を味わえる セントラルエンバシー ETHAI
BTSプルンチット駅直結の高級ショッピングモール・セントラルエンバシー B1のフードコートEATHAIは、食後精算型のフードコート。英語のメニューやサンプルが充実しているので、旅行者にとっても利用しやすいフードコートといえるでしょう。
ETHAI一番の特徴は、麺やソムタム、デザートといった分類に加えて、南部料理、イサーン料理、北部料理など、タイの地方料理のブースも設けられていること。タイ料理に関する知識が広がるフードコートなのです。
例えば、南部料理のカオヤム(170バーツ=約560円)。ご飯にハーブを和えたサラダ風の一品ですが、見た目も食感も美しく、ヘルシーさにあふれた料理で、「辛くて酸っぱい」というタイ料理のイメージが一新されます。
価格は、おおむね1皿150バーツ(約500円)から200バーツ(約660円)と安くはありませんが、食器やテーブルなど細部にわたって洗練されています。全体に流れる上質な雰囲気の中での食事は、じゅうぶんに値段の価値あり。リッチな気分を味わいながら食事ができます。フードコート全体をくまなくチェックして、ぜひ未体験の味を堪能してください。
セントラルエンバシー EATHAI
タイプ:食後精算型
住所:Phloen Chit Road, Pathum Wan, Central Bangkok
公式サイト(英語):www.centralembassy.com
国際色豊かなメニューをリーズナブルに!プラティナムファッションモールA館6F
洋服、バッグ、靴、アクセサリーなどプチプライスのファション関連商品の店が集結した巨大ショッピングモール・プラティナムファッションモールA館6Fにあるフードコートも見逃せません。
こちらのフードコートの特徴はなんといっても、国際色豊かなこと。インド料理、ベトナム料理、中華料理、日本料理など、目移りすること必至です。しかも価格が安い。クーポン事前購入型で、ターミナル21のPIERとほぼ同程度の庶民的価格(1皿40バーツ前後=約130円)で食事ができます。
難点は最寄り駅からちょっと歩くことでしょうか。ARL(エアポートレールリンク)のラチャプラロップ駅から徒歩で10分ほど。BTS(高架鉄道)ならチットロム駅から徒歩20分ほど。バスを使うという方法もありますが、旅行者はタクシーで行くのが一番便利かもしれません。あれこれチープなお買い物も楽しめて、安価で食事ができるという点ではプラティナムファッションモールのフードコートが一番。ぜひ足を伸ばしてみてください。
最後に、席取りについて一言。料理を注文する前に席を抑えておきたいからといって、荷物を席に置きっぱなしという方もいますが、「安全」という観点からはオススメできません。複数で利用する場合には誰かが必ず席につく、一人で利用する場合には料理を頼んでから席を探しましょう。フードコートはお客さんが比較的早く回転するので、待っていれば必ず席は見つかります。
プラティナムファッションモールA館6F
タイプ:クーポン事前購入型
住所:222 Petchaburi Rd, Rachatewee, Bangkok
公式サイト(英語):http://www.platinumfashionmall.com
コツさえつかめばフードコートは旅行者の頼もしい見方。サイアムセンターやサイアムパラゴン、MBKのフードコートもそれぞれに個性があり、比較して食べてみるのも面白いのでは? バンコクを訪れた際には、ぜひフードコートを活用してください。そして、残金のリファンドをお忘れなく。
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※1タイバーツ=約3.3円 (2016年1月現在)
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