バンコクのタクシー、乗車のコツをお教えします!
人口900万人の大都市、バンコク。BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)、バスといった公共交通機関も発達していますが、タクシーを乗りこなすと行動範囲は広がり、バンコクの街をめぐる楽しさが一層増します。
便利で格安なバンコクのタクシー
バンコクのタクシーの初乗りは、走行距離1kmまでは35バーツ(約130円)。以降、1km〜10kmまでは1キロ当たりで5.5バーツ(約20円)、10km〜20kmは同6.5バーツ(約23円)、20km〜は同7.5バーツ(約26円)で加算されていきます(時速6km以下で走行している場合は1分につき2バーツ加算)。
2014年12月に若干値上げされましたが、それでも30分ほど乗っても100バーツ(約350円)程度。非常に格安な交通機関であることに変わりはありません。
シェアして乗れば、コストパフォーマンスはさらにアップ!BTSやMRTよりも安く動ける「足」を利用しない手はありません。
バンコクはタクシーの台数も多く、早朝から深夜まで、ピンクやオレンジ、グリーンなどカラフルな車体のタクシーが常時、街を走っています。この車体の色はタクシー会社によって異なり、イエローとグリーンのツートンカラーは個人タクシー。
どの色のタクシーを拾えばいいのか、観光客にとっては気になる点ですが、この色だから安全、この色は避けた方がいいという違いはほとんどありません。個々のドライバーによる違いであり、車体の色を気にする必要はない、というのがバンコク在住者の実感です。
ホテルからタクシーに乗るには
ホテルから目的地までタクシーに乗りたい。そんなときには、ホテルのスタッフに頼んでタクシーを止めてもらうのが確実です。スタッフに行き先を告げ、どれぐらいの料金なのか、おおよその目安を聞いておくといいでしょう。
ホテルの近くに常駐して、宿泊客を待ち構えているタクシーもありますが、そうしたタクシーとのトラブル(メーターを倒さない、料金をふっかけてくる、土産店に連れて行く)はよく聞かれます。できれば、スタッフを介して、通りを走っているタクシーを止めてもらう、あるいは、通りを走っているタクシーを利用することをお勧めします。
これはホテルから乗る場合だけでなく、主要な観光スポットからタクシーに乗る時も同様です。グランドパレス(王宮)やワットポー、ワット・アルンといった観光客が多いスポットには必ずタクシーが止まっていますが、いったん大通りに出てからタクシーを拾った方が無難でしょう。
タクシーの乗車時、乗車中、降車時にはここを確認!
タクシーを拾うとき、日本では手を上にあげますが、タイでは手を横に伸ばします。空車のタクシーは助手席に赤いランプ(空車を示す「ワーン」という文字が点灯)がついているので、これを目安にタクシーをとめます。
タクシーがとまったら、いきなり乗車せず、まず前のドアを自分で開けて、ドライバーに行き先を告げましょう。行き先を聞いたドライバーが乗車拒否をすることはタイでは珍しくありません。タイ人がタクシーを止めようとしても同じです。
というのも、ドライバー自身の都合や希望によって乗車の可否が決まるのがタイの流儀だからです。乗車拒否されても、次から次へとタクシーは来るので心配はいりません。行き先を伝えたら、いきなりドライバーが「◯◯バーツ」と言ってくる場合もありますが、この場合、多くは実際よりも高い金額のことが多いので、そうしたタクシーは利用せず、別のタクシーを拾いましょう。
また、ドライバーには地図よりも、目的地を言葉で伝えた方が確実に伝わります。地図を読み慣れていないタイ人が多く、タクシードライバーも例外ではないからです。ジムトンプソンの家(Jim Thompson House)など、有名な場所であれば英語でもほぼOK。そうでない場合には、タイ語でどういうのかを事前に調べておくといいでしょう。
タクシーに乗ったら、必ずメーターが動いているかどうかの確認を忘れずに。現在、バンコクのタクシーのほとんどはメーターを使用していますが、念には念を入れたいもの。メーターを倒してくれないドライバーには、「ミーター」(語尾を上げて発音)と何度かいえば、ドライバーには伝わります。
なお、タクシーのドライバーはお釣りを出すのをいやがることが多いので、1000バーツや500バーツ紙幣での支払いは避け、100バーツ紙幣や50バーツ、20バーツ紙幣を用意することをお勧めします。
こんなアプリも登場!
最近は、タクシーを予約したり、近くにいるタクシーを現在地に呼び寄せられる便利なタクシー配車アプリも登場しました。GRABTAXIです。予約も可能なので、早朝に空港や観光地に行きたい場合などは重宝します。
利用方法は簡単そのもの。スマホにダウンロードしたアプリを立ち上げ、英語の表示に従って、氏名、Eメールアドレス、携帯電話番号を入力して会員登録し、SMSで届くアクティベーションコードを入力すれば、すぐに利用可能です。
GPSで読み取った現在地に一番近いタクシーが表示され、目的地を入力すると、ドライバーが見つかります。ドライバーのナンバーと顔写真、おおよその料金も明示されるので安心です。なお、料金は運賃のほかにサービス利用料として25バーツがかかります。
ドライバーをセレクトすると、すぐにそのドライバーから現在地や予約の内容を確認する電話がかかってきます。この電話はタイ語でかかってきますが、ほとんどの場合、簡単な英語なら伝わります。「◯◯Hotel」「22:00」のようになど英語で伝えればOKです。詳しくは、オフィシャルサイトを参照してください。
グラブタクシー(Grab Taxi & My Teksi )
公式サイト(英語):http://grabtaxi.com/
こうした便利なアプリも選択肢の一つに入れながら、コツをつかんでバンコクのタクシーを活用しましょう。バンコクでの街歩きや観光地巡りがぐっと便利に快適になるはずです。
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Photo by 三田村蕗子
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