夜景の名所といえば、古くから香港の夜景が有名です。高層ビルが立ち並び、ネオンサインの光であふれる美しい夜景の代表として、世界中に知られる香港の夜景。しかし近年の台北も、香港に負けず劣らず夜景の美しい街として注目されるようになりました。

いまや台北も高層ビルが立ち並ぶ大都会となり、ネオンサインの輝く台北の夜景は観光名所のひとつとなりつつあります。

台北で夜景を眺められる場所といえば、数年前は台北駅そばの新光三越が入っている新光人壽保險摩天大樓の展望台が有名でした。しかし、展望室の閉鎖(現在は日本企業に貸し出し中)により、メインスポットは台北101に移ったといえます。

しかし、台北の美しい夜景が楽しめるのは台北101だけではありません。逆に台北101を背景にした夜景を楽しむのも一興というもの。今回は、台北夜景スポットの定番・台北101と隠れた夜景の穴場名所をご紹介します。

台湾夜景スポットの定番、台北101からの夜景を楽しむ

台北101からの夜景を楽しむ

89階の展望台から夜景を楽しむ

今や夜景観賞スポットの定番となった感のある台北101。しかし、実は台北101からの夜景を楽しむ方法は1つだけではありません。

22時までオープンしている89階の展望台も選択肢の一つ。2007年までは世界一高いビルだっただけあり、89階の展望室は439mという高さ。西側に広がる台北市街を眺めれば、台北101が摩天楼であることを十分に実感できることでしょう。

ただし注意点が一つ。入場は21:15分まで。しかし台北市内なら19~20時に夕食を取った後でも十分に間にあう時間ですので、お食事のあとに夜景を見るのも一つのプランと言えそうです。

91階のスカイデッキ(屋外展望台)から夜景を楽しむ

また、運がよければ91階のスカイデッキ(屋外展望台)に上がることもできます。窓のなどの視界を遮るものがない風景はまさに絶景。こちらは天候次第で開放非開放が決まります。当日5階の展望台入り口で状況を確認してみて下さい。ただ、屋外展望台の開放時間は18時まで。台湾の夏は日暮れが遅いので、夏場に屋外展望台から夜景を見るのは難しそうです。

<台北101 アクセス方法>
最寄り駅:MRT信義線台北101/世貿駅 出口4よりすぐ 展望台入り口は5階
展望台営業時間:09:00~22:00 (入場は21:15まで)
入場料:500元

台北101のレストランで食事をしながら夜景を楽しむ

台北101からの夜景を楽しむ

また、お金に余裕がある人にはもうひとつリッチな気分を味わえる方法があります。

その方法とは台北101の高層階にあるレストランを利用すること。85階にはレストランが2店舗入居していて、そのどちらかも素晴らしい眺めが楽しめます。ちょっと行き方が複雑で、まず2階の専用ゲートから60階までエレベーターで昇り、そこで85階に通じるエレベーターに乗り換える必要があります。なお、2階の専用ゲートを通るにはレストランの予約が必須ですので注意してください。

1つ目はイタリアンレストランの「隨意鳥地方 高空景觀餐廳」。コース料理のみの設定で、夜は少々お高いのが玉に瑕(きず)。お昼に利用すればややお安くなるとはいえ、やはり美しい夜景とおいしいお料理をセットで楽しんでみたいものですね。

2つ目は台湾料理の老舗で有名な欣葉の支店である「欣葉101食藝軒」。時間帯と席によって異なるミニマムチャージが設定されており、夜の窓際席は 2300元くらいからとなかなかのお値段。それでも窓際席の人気はかなり高いようですので、予約は早めにされることをおすすめします。おいしい老舗の台湾 料理と素晴らしい夜景とともに、ロマンチックなひと時をお過ごしください。

隨意鳥地方 高空景觀餐廳
住所:台北市信義路五段7號85FF
営業時間:11:30~14:30 17:30~22:30
ディナーコースは1680元/1人から (サービス料10%がかかります)
公式サイト(英語):http://www.dt101.com.tw/

欣葉101食藝軒
住所;台北市信義路5段7號85F-1
営業時間:11:30 – 15:00 17:30 – 22:00
ミニマムチャージ(夜):1800元/1人・窓際席は一人2300元(サービス料10%がかかります)
公式サイト:http://www.shinyeh.com.tw/

台北市西部から中心部を望む―美しい台北101の景観で人気の象山

象山
Photo by: Aikawa Ke

今、台北の夜景スポットとして一番注目を浴びているのが象山(Xiangshan)。象山は台北市中心部からさほど遠くなく、また足場のよい登山道によりだれでも気軽に登ることができるので、市民の間で人気があります。特に台北101が美しく見えるスポットとして有名で、たくさんの人がこの風景を眺めに訪れます。撮影を楽しみたい方は、頂上から永春高中方面に降りる途中にある超然亭がおすすめ。ここには「あずまや」があり、足元もコンクリートで平ら。三脚を使った撮影にも向いています。

台北市北部から都心を望む‐北投焚化廠

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Photo by: 飛鳥兒

北投區、基隆河のほとり。ここにごみ焼却場(北投焚化廠)があります。その焼却場の施設内にそびえる高さ120mの塔が、無料の展望台になっていることはあまり知られていません。展望室は地上116メートルの高さにあり、およそ40階建てに相当。円形の展望室は360度視界が開けていて、天気がよければ遠くに台北101が見えることも。展望室の上(120m)は錦華大飯店のグループ会社が経営する回転レストランになっており、絶景とともにお茶や食事を楽しめるようになっています。

交通の便がそれほどよくないのと、周囲に田畑の広がる風景が少々のどかさを感じさせるためか、あまり人気のあるスポットではありません。しかし、周囲に高層ビルや遮るものが一切ないので視界は抜群。夜景の穴場スポットの名にふさわしい場所のひとつです。

北投焚化廠
住所:台北市北投區洲美街271號

台北市内湖區の山中から望む夜景‐碧山巖開漳聖王廟

碧山巖開漳聖王廟
Photo by: MiNe

台北の北東部、内湖區の山中にある道教寺院の碧山巖開漳聖王廟(Bishan Road Bishan Temple)。こちらからも台北101を望むことができます。台湾で最大の開漳聖王廟といわれ、清代の康熙末(18世紀)には廟が開かれたと伝わる古刹(古いお寺)です。この廟の駐車場から坂を上ってすぐのところに展望台が整備されていて、台北市内を一望できます。展望エリアは比較的広く、足元もきちんと整備されているので、撮影にもおすすめ。夕刻になると多くのアマチュアカメラマンが、夜景を撮影するためにこの場所を訪れます。

ただ、こちらも交通の便が悪く、標高約300mの山中にあるので、徒歩で訪れるのはなかなか難しいところです。路線バスで行くことができますが、本数が少ないので要注意。複数で行動する場合はタクシーを使い、観光の間はタクシーに駐車場で待機してもらうほうがいいかもしれません。

なお、近隣の白石湖吊橋も観光スポットになっています。こちらもあわせてご覧になってみてはいかがでしょうか?

碧山巖開漳聖王廟(Bishan Road Bishan Temple)
住所:台北市内湖區碧山路24號

ちょっと足を延ばして新北市‐中和圓通禅寺

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Photo by: 閎中 鄭

台北市郊外にも夜景の名所があります。新北市中和區にある圓通禅寺。このお寺の裏山は知る人ぞ知るスポットのひとつです。ここは台北市内ではなく新北市なので、台北101は見えません。しかし台北盆地を一望できるこの場所からは、光あふれる美しい夜景を楽しむことができます。残念なのは、非常に交通不便な場所であること。またお寺に着いたあと、さらに裏山に登らなければならないのもネックでしょう。それだけに、ここはほぼ地元住民だけが訪れる穴場のひとつとなっています。

圓通禅寺
住所:新北市中和區圓通路367巷64號

少し足を延ばせば美しい夜景がすぐそこに

台北市中心部で手間をかけずに夜景を楽しむなら、やはり台北101に軍配が上がります。しかし、少し時間をかけて郊外にまで足を延ばせば、そこには珠玉の夜景が広がっており、きっと思い出に残ることでしょう。都会の喧騒から離れて、一日の終わりを台北の夜景とともに静かに楽しむ、そんな素敵なプランはいかがでしょうか。

なお、バスを使うのはちょっと不安……という方で、現地の携帯電話を使用できる場合は、「我愛巴士5284(台北市公車動態資訊)」というサイトにアクセスすれば、バスの運行状況をバス停ごとに調べることができます。また、悠遊カードというプリペイド式のカードを使えばバス料金の割引が受けられますので、活用してみてください。

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