台湾で天燈上げ!台北からローカル線に乗って十分のランタン飛ばしへ

台湾で天燈上げ!台北からローカル線に乗って十分のランタン飛ばしへ

台湾最大都市の台北市から列車に乗ってコトコトと向かう先は、天燈上げで知られる「十分」。旧正月の15日(元宵節)に開催されるお祭り「平渓天燈節」は特に有名で、夜空に向かって一斉に放たれるランタンはまさに圧巻。山里に広がる幻想的な世界は人々を魅了してやみません。

十分では「平渓天燈節」の日以外でも、高さ150センチほどのランタンを飛ばすことができます。あなたの願い事を託したランタンを放ちに十分へ出かけてみませんか?

レトロな町並みを走る平渓線に揺られて十分へ

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ほとんどの旅行客はツアーで参加する事が多く、宿泊しているホテルから混載車で向かうようですが、時間に余裕がある方は、台北駅から列車で訪れるのをおすすめします。東部幹線の三貂嶺(さんちょうれい)駅でローカル線の平渓線に乗り換えると、遠くに緑豊かな山々を眺めながら、レトロな町並みの間を縫うように列車がゆっくりと通り抜けていきます。出発から約1時間半で山あいにひっそりとたたずむ駅「十分」に到着です。 先頭車両からは、線路ぎりぎりに軒を連ねる商店やランタンを上げている観光客の姿が見え、大人の遠足気分がどんどん盛り上がっていきます。

台北駅から「十分」へは直通の列車がなく、乗り換えなどでかなり時間がかかるので、お急ぎの方はタクシーのチャーターがベターです。

恋愛は桃色、仕事は青色のランタンに願いを込めて!

十分で下車したら、さっそく天燈上げに挑戦してみましょう。
その昔、この辺りは辺鄙(へんぴ)な山地のため、盗賊が現れることがありました。そういった時、村人は山中にいったん避難し、盗賊が去って安全になると天燈を上げて「家に帰っても大丈夫」ということを伝えたと言われています。時代が変わって盗賊が出なくなってからも、天燈上げの風習は幸福祈願の象徴としてこの土地に残っているのです。

線路沿いにはランタンのお店が多数ありますが、相場はどこも同じなのでフレンドリーな店員がいるお店を選びましょう。ランタンは全9色で、色によって願い事が異なります。

赤:健康・安らかさを求める色
黄:金運アップの色
青:事業や仕事が順調に進むように祈る色
紫:学業成就・合格祈願の色
白:未来を成功に導く色
オレンジ:恋愛・婚姻を守る色
緑:自由の色
桃:縁結び・人気者になる色
桜:幸せを求める色
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単色のランタンに加えて、この9色から4つを組み合わせた4色タイプのランタンもあるので、願い事に合わせて選んでみましょう。ちなみに、お値段は単色が150元(2015年3月現在、574円)、4色が200元(765円)です。

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ランタンの色が決まったら、毛筆で願い事を自由に書いていきます。みなさん、青空のもと、線路沿いに立って願い事を豪快に墨で書いていく行程を楽しまれています。

記念撮影の後は線路の上から天燈上げ!

願い事を書き終わったら、天燈上げの舞台である線路上に移動します。「線路の上で?」とちょっと驚いてしまいますが、ここならではの光景。せっかくなので楽しみましょう!スタッフがランタンの中の燃料に火を付けると、紙風船のように膨らんでいき高さ150センチ、直径80センチほどの大きなランタンが登場。そして、上に昇ろうとする浮力にまかせて手を離すと、どんどん空へと昇っていきます。
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無数のランタンが上がる「平渓天燈節」は一見の価値があるお祭りなのです。台湾はもちろん世界から十数万人にものぼる人々が詰めかけるほどの人気ぶりで、自分でランタンを上げるためには行列に並んだり、事前に申し込みしたりとそれなりの覚悟が必要です。お祭り以外の日なら、予約なしでこのように気軽にランタンを上げられます。

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半日の観光コースにぴったりの台北発ローカル線で行く十分の天燈上げ。この土地の古人に思いをはせながら、ノスタルジックな旅に出かけてみませんか?

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