台南からバスで40分、レトロな街並み「新化老街」の楽しみ方

台南からバスで40分、レトロな街並み「新化老街」の楽しみ方

台湾南部の街、台南にある新化老街は、古き良き台湾を感じることができるオールドストリート。歴史に磨かれた建物を見物したり、ローカルグルメを堪能したり、新化老街の楽しみ方をご紹介します!

歩く前に知っておきたい! 新化老街の魅力

新化が位置するのは、台南市中心部からバスで40分ほどの郊外。古くはシラヤ民族が多く暮らす場所で、彼らの言葉で「山林の地」を意味する発音「大目降(ダームーシャン)」と呼ばれていました。街と街とを結ぶ通過地点としての役割を果たす街で、日本統治時代から往来する商人たちでにぎわいをみせていました。

メインストリートとなる新化老街には、年季の入ったバロック風の建物が軒を連ねています。当時、一人の資産家が豪華な装飾の邸宅を建てたのをきっかけに、次々とこのスタイルを模した建物が増えていったそう。縁起のいい花や植物が装飾されていたり、お店の屋号が見えたり、建物ひとつひとつに個性があるのがわかります。

新化老街

同じバロック風の建物でも、通りの西側の建物の方が築年数が古く、東側は後に政府の方針により建てられたもので、年季の入り方に差があるのも見てとれます。のんびり歩いていると、昔の日本にタイムスリップしたような気分を味わえますよ。

年貨大街

また、新化老街は、旧正月前に行われる「年貨大街」でも有名です。年貨大街は、お正月用のお飾りやお菓子、おせち料理の露店がずらりと通りに並ぶ恒例行事で、毎年たくさんの人々でにぎわいます。期間限定のお祭りという感じなので、冬に新化を訪れる際は、ぜひチェックしてみてください。

新化老街のおすすめスポット3軒

新化の中心部はコンパクトながら、メインストリートを中心に名物店や、素朴なお店が点在しています。せっかくなので、新化ならではのお店を探してみました。

住民に守られた役場レストラン「街役場古蹟餐坊」

街役場古蹟餐坊

正式名称は、「1934街役場古蹟餐坊」という名前のレストランで、その名が物語るように、もともとは街役場として1934年に建てられた建物です。壁や床など、至る所に当時主流であった建築技法が取り入れられています。

実はこの建物、レストランになるまでに大変な苦労がありました。90年代に入ってから、役場の役目を果たす「公所」は別の場所へ移転し、この場所には地下駐車場をつくることが決定しており、取り壊しの危機。しかし、この歴史ある建物をどうにか残そうと、住民たちが一丸となり、なんと建物を元の形状のまま300mほど離れた広場へと一旦移されたのです。駐車場の建設工事は2年ほどで完了し、建物は無事元の場所へ戻ってきました。この住民が総出となって協力した様子は、この建物の歴史として語り継がれています。

街役場古蹟餐坊

現在は懐かしさと新しさとが同居する、レストランとなりました。ランチやディナー、それにアフタヌーンティーを楽しむことができます。こちらは、ドリンクとチーズケーキのセット(任一飲品+乳酪蛋糕/185元)。組み合わせるドリンクは、130元以下でお好きなものを選べます。歴史を感じさせる広々とした空間で、優雅なティータイムを満喫できます。

※10%のサービス料がかかります。

街役場古蹟餐坊

街役場古蹟餐坊
住所:台南市新化區中正路500號
電話:06・590・5599
営業時間:11:00〜22:00、月曜休み
公式サイト:www.1934.com.tw

新化名物をお持ち帰り「瓜瓜園」

瓜瓜園

新化は、地瓜(ディーグァ)というサツマイモに似たイモの産地でもあります。ここの瓜瓜園には、その地瓜を使ったおやつがたくさんありますが、なかでもおすすめは、カリカリの地瓜チップ(地瓜脆片)。堅揚げにした地瓜に砂糖をまぶしたチップで、一旦食べ始めるとなかなかやめることのできない、危険なおやつです。ひと袋の分量が多く、80元(小)とリーズナブルなので、ついついたくさん買ってしまいがちですが、食べすぎにはご注意を!

瓜瓜園

瓜瓜園
住所:台南市新化區中山路242號
電話:06・590・0000
営業時間:9:00~21:00
公式サイト:http://www.kky.com.tw

タクシー運転手御用達「目鏡蝦仁飯」

ダシスープで炊いたご飯に、プリプリのエビをのせた蝦仁飯は、人気台南グルメのひとつ。市の中心部に、観光客に人気の蝦仁飯のお店がありますが、ここ目鏡蝦仁飯は、タクシーの運転手さんなど、ローカルが通う隠れた名店。バロック調の建物が並ぶメインストリートから、少し離れた場所にありますが、行ってみる価値あり! ご飯時ともなれば、たくさんのお客さんでにぎわいます。

目鏡蝦仁飯

名物の蝦仁飯のほか、お粥やそぼろごはんなどもあり、スープメニューも充実しています。こちらは、蝦と豚肉がのった蝦仁肉絲飯、60元(小)。小でもかなり食べごたえあり! トロトロの鴨のタマゴ(煎鴨蛋/20元)をトッピングするのがおすすめの食べ方。鴨のタマゴは、鶏のタマゴよりも濃厚で、蝦ごはんとマイルドに絡みます。売り切れ次第終了なので、訪れるなら少し早めに行くのがベターです。

目鏡蝦仁飯

蝦仁飯
住所:台南市新化區中正路569號
電話:06・598・1088
営業時間:7:00~14:00、16:00~19:30、日・月曜休み
公式サイト:www.facebook.com/eyeglasses88

台南中心部からバスで約40分! 新化老街へのアクセス方法

台鉄台南駅から新化へは、タクシーなら30分ほど。

バスでアクセスする場合は、駅前のロータリー北側のセブンイレブン前から、綠幹線という緑色のバスに乗ります。

乗車券は、乗車時にバスの中で購入します。料金は43元ですが、悠遊卡や一卡通などのICカードを使うと17元とかなりお得です。40分ほどで、新化バス停に到着します。

新化老街へのアクセス方法

緑幹線の終点は、マンゴーの生産地として有名な「玉井」です。最盛期の夏の市場には、いろいろな種類のマンゴーが並び、かき氷のお店もたくさんの観光客でにぎわいます。新化へのショートトリップに、玉井を組み合わせてみるのもおすすめですよ。

台南に来たからには、ぜひ新化へも足を伸ばしてみてくださいね。

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