投稿者 : 優子 岩田、投稿日 2018 年 7月11日

高雄に来たら立ち寄りたい! 古民家おしゃれカフェ3選  

台湾第2の都市として知られる「高雄」は、古き良き台湾と都会的な新しさとが同居する魅惑の街。そんな高雄の「新旧コラボ」を満喫するなら、おしゃれなリノベカフェがおすすめです。高雄らしいのんびりとした南国タイムが流れる、とっておきのリノベカフェ3軒をご紹介します。

台湾南部の都市「高雄」のカフェ事情

高雄」のカフェ事情

台湾南部の街「高雄」は日本統治時代、産業の分野でめざましい発展を遂げていった街。捷運(MRT)が十字に走る大きな都市で、ひと休みするためのカフェ探しには困りません。高雄駅や高雄空港のある、「愛河」の東側は新市街に分けられ、チェーン店など比較的新しいカフェが目立ちます。逆に「愛河」の西側と高雄港に面するあたりは、日本時代の街並みを今に残す旧市街と呼ばれるスポットで、古い建物が多くリノベカフェも多く点在しています。日差しが強烈な高雄でカフェは、避暑地としてもありがたい存在のカフェ。気軽に立ち寄ってお気に入りの1軒を探してみるのも楽しそうです。

知る人ぞ知る高雄ならではの個性派カフェ3選

今回ご紹介するカフェは、高雄に数あるカフェの中でも独特な個性を放つリノベカフェです。定番の有名店からニューカマーまで、高雄に来たからにはぜひ立ち寄りたいここならではの3軒を選んでみました。最後には、番外編として、台湾産コーヒーが買えるお店も紹介していますのでぜひご覧ください。

日本×台湾コラボカフェ「書店喫茶 一二三亭(ヒフミテイ)」

日本×台湾コラボカフェ「書店喫茶 一二三亭(ヒフミテイ)」

MRT西子灣駅周辺にある「一二三亭」は、高雄で知らない人はいないというほど有名なカフェ。このあたりは小さな鐵工場や木造家屋など、昔ながらの街並みが多く残るエリアで、「一二三亭」も1920年に建てられた筋金入りの古民家です。太平洋戦争の戦禍を免れた歴史的建造物としても価値のある建物で、当時は芸者さんがおもてなしをする高級料亭だったそう。コの字型をした建物の中央には、カタカナで「ヒフミ」と書かれた暖簾がさげられています。この暖簾をくぐり階段を上った先がカフェの入り口です。

書店喫茶 一二三亭(ヒフミテイ)

日本と台湾のテイストが入り混じる、落ち着いた雰囲気の店内。中央のテーブルに並ぶ本や雑貨は購入することができますが、本棚に並ぶ本は閲覧のみで購入することはできません。じっくり眺めてみると中には懐かしい日本語の小説や雑誌もあり、読み出したら時間が経つのを忘れてしまいそうです。

書店喫茶 一二三亭(ヒフミテイ)

メニューは、お茶やコーヒーなどのドリンクが中心で、麺やサンドイッチの軽食や、スイーツなどのサイドメニューも少しあります。日本語メニューもあり、食器も和テイスト。どことなく懐かしさを感じる静かな癒し空間です。

書店喫茶 一二三亭(ヒフミテイ)
住所:高雄市鼓山區鼓元街4號2樓
電話:(07)531-0330
メニュー:ハニーハムサンドイッチセット240元、チーズケーキ70元、コーヒー90元
時間:10:00~18:00
休業日:なし
ホームページ:https://www.facebook.com/cafehifumi/
アクセス:MRT西子湾駅2番出口から徒歩5分

リノベの王道カフェ「叁。食壹CANTEEN」

リノベの王道カフェ「叁。食壹CANTEEN」

「叁。食壹CANTEEN」も「一二三亭」と同じく、旧市街にある古民家のリノベカフェです。この建物はなんと築100年! もともとは病院だったという建物で、天井や床などいたる所に年月を経た重厚さを感じさせる雰囲気が残されています。店内には古き良き高雄の街を撮った写真が飾られ、モダンでおしゃれな家具と絶妙にマッチしているから不思議です。

「叁。食壹CANTEEN」

「叁。食壹CANTEEN」では朝ごはんから夜ごはんまで、いろいろなメニューが楽しめます。こちらは「無負擔雞腿排(チキンのローカロリーサラダ)/120元」。パニーニやサラダなどの洋食メニューだけでなく、牛肉煮込みや蕎麦などの台湾ごはんや和定食なども楽しめるのが特徴的です。メニューはそれぞれ提供時間が決まっていて、17時以降は好きなおかずを5種選ぶことができる、セルフサービスメニューもあります。

「叁。食壹CANTEEN」

昔と今、そして台湾と日本のコラボを楽しみたいという方に、おすすめのカフェです。

叁。食壹CANTEEN
高雄市鼓山區麗雄街13號
電話:(07)531-5431
メニュー:BREAKFAST COMBO 178元、BRAISED RICE 130元~、COFFEE 90元
時間:9:00~21:00(月曜16:00~)
休業日:水曜
ホームページ:https://www.facebook.com/3.11canteen/
アクセス:MRT西子灣駅1番出口から徒歩3分

レトロなで懐かしい気持ちになる喫茶「萬.吧 ONE.Bar」

レトロなで懐かしい気持ちになる喫茶「萬.吧 ONE.Bar」

「萬.吧 ONE.Bar」は、高雄の原宿と言われる「新堀江商圏」のほど近くにある隠れ家カフェ。とっても狭いお店の入り口は、注意していないと通り過ぎてしまいそうなほど。まだオープンして2か月ほどという新しいカフェですが、建物には年季が入っています。

「萬.吧 ONE.Bar」

店内はレトロな雰囲気で、昭和の喫茶店っぽい懐かしさを感じます! オーナーさんがこよなく愛する懐かしの大瀧詠一メロディーに包まれ、一気にタイムスリップしたような気分に。建物の中は、畳やディスコ風などそれぞれ違った雰囲気の部屋に細かく分かれています。店員さんひとりひとりもレトロな装いで、とても親切です。

「萬.吧 ONE.Bar」

ドリンクとスイーツメニューが中心で、ごはんメニューも少しだけあります。レトロポップな雰囲気には、甘いドリンクとスイーツがお似合い。ということで、こちらは「皇家鮮奶茶(ロイヤルミルクティー)」/150元と「黑櫻桃巧克力捲(ブラックチェリーチョコのロールケーキ)/100元」。のんびりとした午後のひとときを楽しめます。南国の夜を楽しみたい方には、夜8時にオープンする3階のバーもおすすめですよ。

萬.吧 ONE.Bar
住所:高雄市苓雅區青年一路261巷1號
電話:(07)331-3322
メニュー:紅燒牛月南310元、原味乳酪條100元、美式咖啡120元
時間:11:00~20:00
休業日:不定休
ホームページ:https://www.facebook.com/ONEBARRR/
アクセス:中央公園駅2番出口から徒歩8分

番外編:おみやげに台湾産コーヒーはいかが?

台湾では、日本統治時代に入ってから台湾の中南部でコーヒー豆の栽培が盛んに行われるようなりました。そして約20年ほど前から始まったコーヒーブームにより、台湾の人々にとってコーヒーはお茶と同じくらいポピュラーな飲み物となっています。

コーヒーベルト(コーヒー栽培の適地であるエリア)にかかる台湾へ来たからには、ぜひともメイドイン台湾のコーヒー豆を手に入れたいところ。高雄にあるコーヒー豆の専門店では、貴重な台湾産コーヒー豆を取り扱うお店もあります。私が立ち寄ったのは、レトロな外観がかわいい「宇宙咖啡食品行」。

宇宙咖啡食品行

台湾でコーヒーの産地といえば、「阿里山」や雲林の「古坑」、それに台南の「東山」などが有名ですが、高雄ならではのおみやげをお探しなら、日本ではまだあまり知られていない「徳文」コーヒーはいかがでしょうか。「徳文」は、屏東県の徳文村という集落で生産される、台湾コーヒーのルーツとも言われるレアな品種です。アラビカ種に属し、ほんのりとした甘さと酸味が楽しめます。

宇宙咖啡食品行

高雄の思い出と一緒に台湾コーヒーをお土産に。ご自宅でくつろぎのひとときを。

宇宙咖啡公司
住所:高雄市新興區復興一路105號1樓
電話:(07)236-5607
時間:9:00~21:00
休業日:日曜
ホームページ:http://www.yujou.com.tw/about-us.html
アクセス:MRT信義國小駅3番出口から徒歩5分

大都市ながら、南部特有のゆる~い雰囲気もあわせ持つ「高雄」。ぜひ、ここならではのカフェでのんびりとした「高雄タイム」を楽しんでくださいね。

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