グルメと歴史散策を満喫!台北近郊の老街のおすすめ3選

グルメと歴史散策を満喫!台北近郊の老街のおすすめ3選

台湾の歴史ある観光地には「老街(ラオジエ)」と呼ばれるストリートがあります。古い街並みを残す通りのことを指し、立ち並ぶ伝統建築やその土地に根付く古くから愛されるローカルグルメが人気を集めています。

今回は台北から気軽に行けるおすすめの老街3カ所をご紹介します。

台湾の老街とは?

台湾の老街

台湾各地の街には「老街(ラオジエ)」と呼ばれる場所があります。様々な謂れがありますが、約100年以上の歴史を持つ古い街並みを指したり、港や廟、駅など人々の生活の中心となる場所の付近に栄えた古くから続く通りなどを老街と呼んでいます。

老街には歴史ある重要建築が軒を連ね、長い月日の間、地元の人々に愛されてきた美食があります。現在、行楽地として台湾の人だけでなく、外国人観光客にも台湾の文化を伝える観光スポットとして人気があります。

台北から日帰りで行けるおすすめの老街3選

淡水老街(ダンシュエラオジエ)

淡水老街(ダンシュエラオジエ)

MRT淡水駅から続く淡水河沿いの歩道や、一本中に入った中正路沿い一帯は「淡水老街(ダンシュエラオジエ)」と呼ばれ、お土産店やカフェ、屋台などが集まるエリアです。淡水は「台湾のベニス」とも称されるほど水辺の景色が美しく、特に休日の午後には地元の人や観光客で賑わう台北近郊の人気スポットの一つです。

淡水老街の見どころ淡水古蹟巡り

淡水老街の周辺には「古蹟(グージー)」と呼ばれる文化財として保存されている建物がたくさんあります。台湾の水辺の重要な拠点として中国大陸などとの貿易の窓口となっていた淡水は、17世紀にスペイン、オランダの侵略を受け、19世紀には日本統治時代になるなどの歴史背景を持ち、現在もその当時に築かれた歴史的な建物が多く残されています。

淡水古蹟巡り

一級古蹟に指定されているスペイン人によって建てられた「紅毛城(ホンマオチェン)」や、紅毛城の隣にある赤レンガ造りが美しい旧イギリス領事館の「英國領事館(イングオリンスーグァン)」、新北市によって古蹟指定されている「淡水禮拜堂(ダンシュエタンリーバイタン)」や「滬尾偕醫館(フーウェイジエイーグァン)」などを回ることが出来ます。淡水老街散策の際には、少し足を伸ばして異国情緒溢れる淡水の歴史建築を鑑賞するのもおすすめです。

淡水老街のおすすめグルメ

阿給(アゲイ)

阿給(アゲイ)

水老街を訪れたら必ず食べたい「阿給(アゲイ)」は、油揚げの中に煮込んだ春雨を詰めた淡水の名物料理です。噛むと油揚げの中からジュワっと出汁が出て、中からつるつるとした春雨が溢れ出します。上には甘いとろみソースがかかり、他では味わえない独特な味わいを生み出しています。

阿給(アゲイ)

阿給(アゲイ)という名前は日本語の「揚げ」から来ており、日本で油揚げの中に具材を詰める食べ方からアイデアを得たと言われています。

鐵蛋(ティエダン)

鐵蛋(ティエダン)

もう一つの淡水名物と言えば「鐵蛋(ティエダン)」です。鉄のように固い卵ということで鐵蛋(鉄卵)と名付けられたと言われ、漢方などを混ぜ合わせたオリジナル醤油ダレで卵を煮込み、乾燥させた後、さらに煮込むという工程を何度も繰り返し作ります。噛みごたえのある卵は醤油味がしっかり滲みて、噛めば噛むほど深い味わいが出てきます。ウズラの卵の一口サイズのものもあり、おやつやおつまみにピッタリです。

鐵蛋(ティエダン)

淡水老街は、台北の中心部からMRTに乗って30分ほどで到着し、気軽に行けるのも人気のポイントです。天気の良い日にはふらりと淡水老街を訪れてみるのもいいですね。

淡水老街(ダンシュエラオジエ)
MRT淡水駅より続く中正路、重建街、清水街エリア一帯

深坑老街(センカンラオジエ)

深坑老街(センカンラオジエ)

台北の木柵エリアから路線バスに乗り約20分の場所にある「深坑老街(センカンラオジエ)」は豆腐の街として知られます。凄腕の豆腐職人が深坑でお店を構え、その製造方法を学んだ店が集まり、豆腐の有名店が軒を連ねる豆腐の街になったと言われています。赤レンガの建物の街並みはとても風情があり、台湾の情緒を存分に味わえる雰囲気も魅力的です。

深坑老街の見どころ深坑百年老樹(センカンバイニェンラオシュー)

台北からほど近い場所にありながら四方を山に囲まれた深坑は、標高300m~500mほどの場所に位置し、青々とした山の景色を見ることが出来ます。日本統治時代に台北近郊の中心地の一つとして定められた深坑には戸籍事務所が設けられ、多くの人が訪れる賑やかな場所となり、これが深坑老街の始まりでもあると言われています。

深坑百年老樹(センカンバイニェンラオシュー)

また深坑老街の目印とも言われる入口の大木は「深坑百年老樹(センカンバイニェンラオシュー)」と呼ばれ、100年以上もの間この場所で深坑老街の移り変わりを見守っています。木の回りに設けられたベンチはいつも地元の人の憩いの場として賑わっています。

深坑老街のおすすめグルメ

臭豆腐(チョードーフ)

臭豆腐(チョードーフ)

書いて字のごとくその強烈な臭いが特徴の「臭豆腐(チョードーフ)」は台湾人のソウルフードの一つとも言える食べ物です。豆腐を植物性の発酵液につけて作ったもので、独特の香りの中に旨みが閉じ込められて、臭いに慣れてしまえばハマる人も続出という台湾グルメです。豆腐が有名な深坑老街には臭豆腐の専門店も多くあります。

一般的に揚げたもの、焼いたもの、煮たものの順で食べやすいと言われており、初めて臭豆腐を食べる時には揚げたものからトライするのがおすすめです。独特の発酵臭がありますが、台湾の人は日本の納豆の臭いの方が苦手という意見も多いです。

臭豆腐(チョードーフ)

深坑のおいしい豆腐で作った臭豆腐は格別で、深坑老街のおいしい臭豆腐を食べに台湾各地から多くの人が訪れます。

豆腐スイーツ

豆腐スイーツ

豆腐が有名な深坑老街では豆腐をアレンジしたスイーツも人気です。最近では「豆腐冰淇淋(ドーフビンチーリン/豆腐アイスクリーム)」や豆腐チーズケーキなど種類も豊富です。濃厚でおいしい豆乳を使用しているのが特徴で、大豆の優しい甘みを存分に楽しむことが出来るスイーツが揃います。

深坑老街

天燈上げで人気の平溪(ピンシー)や十分(シーフェン)と台北市内のちょうど中間あたりに位置する深坑老街。平溪エリアの観光と共に深坑老街に立ち寄っておいしい豆腐料理を味わってみるのはいかがですか?

深坑老街(センカンラオジエ)
新北市深坑区深坑街
MRT木柵駅などから路線バス利用で約20分

三峡老街(サンシャーラオジエ)

三峡老街(サンシャーラオジエ)

MRT板橋駅から路線バスに乗って40分ほどの場所にある「三峽老街(サンシャーラオジエ)」は、台湾でも随一の美しい老街として知られ、赤レンガを使用したバロック様式の長屋住宅が並びます。川に囲まれたこの辺りは、お茶や染め物、樟脳などの出荷場所として商業が栄え、かつては富裕層が居住するエリアでした。そのため建物は豪華な装飾が施され、今でも修復を重ね綺麗に保存されています。歴史建築に興味があるという人にぜひおすすめのスポットです。

三峽老街の見どころ三峽清水祖師廟(サンシャーチンシュエズーシーミャオ)

三峽清水祖師廟(サンシャーチンシュエズーシーミャオ)

美しい老街以外にも三峽で有名なのは、「東方芸術の殿堂」とも言われる「三峽清水祖師廟(サンシャーチンシュエズーシーミャオ)」です。1769年に創建され、健康安全や万事を見守ってくれるという清水祖師を祭っています。地震や戦争の影響で3度の再建が行われましたが、三度目の再建に携わった有名な芸術家李梅樹氏の巧みな技術により、繊細な彫刻、色鮮やかな装飾などどれをとっても中華最高峰の寺廟と言われています。

三峽老街のおすすめグルメ

牛角麵包 (ニョウジャオミェンバオ)

牛角麵包 (ニョウジャオミェンバオ)

三峡老街を訪れたら必ず食べたいのは「牛角麵包」(ニョウジャオミェンバオ)という台湾風クロワッサンです。

三峡老街「牛角麵包」

牛の角のような形のパンで、外はサクっと固めに焼かれクッキーのような食感が特徴です。三峡老街のあちこちに牛角麵包のお店があり、食べ比べをしてお気に入りの味を探してみるのも面白いです。

牛角冰淇淋(ニョウジャオビンチーリン)

また牛角麺包をアレンジしたスイーツ「牛角冰淇淋(ニョウジャオビンチーリン)」もぜひ味わってみてください。牛角麺包をコーンに見立てたソフトクリームで、空洞を作った形で焼き上げた牛角麺包の中にソフトクリームを盛りつけています。さっくりとしたパン生地とソフトクリームがよく合い、三峡老街の人気グルメの一つになっています。

世界的にも有名な芸術性を誇る「三峽清水祖師廟」もある三峡老街は台湾旅行の際にぜひ訪れてみたい場所の一つです。焼き物で有名な街「鶯歌(インガー)」も徒歩で移動できる距離にあり、三峽と一緒に訪れてみるのがおすすめです。

三峡老街(サンシャーラオジエ)
新北市三峡区民権街
MRT板橋駅より路線バス利用で約40分

歴史ある老街は台湾の文化を深く感じられる場所の一つです。建築物鑑賞や、おいしい台湾グルメと、見どころもたくさんあります。台湾旅行の際にはぜひ各地の老街散策をしてもっとディープな台湾を味わってみませんか?

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