待ちに待った開通!桃園空港と市内がこれ一本で移動可能!桃園メトロに乗ってみよう
ついに2017年2月に台湾桃園国際空港と台北市内を結ぶ地下鉄「桃園メトロ(桃園大眾捷運/Taoyuan Metro/桃園MRT)」が開通!これにより、台湾旅がより快適になりそうです。今回は気になる桃園メトロの乗車方法や主要駅をご紹介します。
桃園メトロとは?
台湾最大の玄関口とも言える「桃園國際機場(桃園国際空港)」は台北市内から、車で1時間ほどの場所にあります。今まで桃園国際空港と台北市内の移動には、空港リムジンバスを利用したり、新幹線と路線バスを乗り継いだり、チャーター車やタクシーでの移動が必要でした。
台湾のグローバル化計画の一つとして、1990年代後半から、桃園国際空港と台北市内を結ぶ空港線メトロの計画が立てられ当初の計画より数年遅れましたが、2017年2月に開通しました。
台北の中心駅となる「台北車站(台北駅)」と「桃園國際機場(桃園国際空港)」、また「高鐡桃園站(新幹線桃園駅)」などを結んでいます。
桃園空港から台北駅までの乗車方法
桃園メトロは、15分に一本の間隔で、午前6時台から夜は23時台まで運行しています。台北中心部の台北駅と桃園国際空港を約40分で移動可能。台湾に到着したら、桃園メトロを利用して台北の街まで移動してみましょう。
桃園国際空港、第一ターミナルの桃園メトロ乗り場は地下2階です。フードコートなどと同じフロアにあります。(第二ターミナルも同じ)。
到着ロビーから「桃園機場捷運」の表示の通りエスカレーターを下っていくと乗り場に到着です。
桃園国際空港―台北駅の乗車料金は、大人1人片道160元で、一番近い区間なら30元(約110円)~乗車可能です。
チケットは、駅で購入できるトークン(ICチップ入りの回収型チケット)の他にも、悠遊卡(EASY CARD)や、一通卡(I-PASS)などの既存の台湾の交通ICカードを使用することができます。
直達車と普通車
桃園メトロには、2種類の列車があります。目的地に合わせて、間違えないように乗車しましょう。
・車体に紫色のラインの「直達車(Express)」
台北駅と桃園国際空港の区間を約40分で結び、主要駅のみしか止まらない快速です。
・車体に青いラインの「普通車(Commuter)」
台北駅と中壢方面までを結ぶ各駅停車の普通列車です。台北のベッドタウン、五股や林口などにも止まり、地元の人の通勤や移動手段としても重宝されています。新幹線桃園駅など、桃園国際空港よりさらに中歴方面(台北とは逆方向)に行く場合は、普通車のみが運行しています。
座席は向かい合わせになっています。
どちらの車両にもスーツケースなどが置けるラゲージスペースもあり、車内のモニターでは、桃園国際空港発着便のスケジュールを確認することも出来ます。
桃園メトロの運行は午前6時台から夜は23時台まで。その他の時間は、24時間運行している高速バス「國光客運」や、タクシーを利用しましょう。
桃園メトロの主要駅
台北駅から中歴エリアまでを結ぶ桃園メトロ。桃園国際空港駅の他にも観光で押さえておきたい主要駅を紹介します。
台北車站(台北駅)
竹や流水をあしらった駅構内のデザインはモダンで、明るく利用しやすい雰囲気です。
利用する際、台北駅の列車は直達車、普通車の乗り場が分かれているのでご注意を。
MRT北門駅と台北駅の中間にありどちらの駅とも地下でつながっているので、双駅からの乗り換えが可能です。
台北駅では、提携航空会社のみですが、フライトチェックインが可能な「市區預辦登機(In Town Check In Service)」もあります。
当日の朝6時~夜21時30分まで、離陸時刻の3時間前までに手続きれば、台北駅にスーツケースなどの荷物を預け、身軽に空港へ向かうことができるというサービスです。(こちらのサービスは12歳以下のお子様、団体、ペットや大きな特別荷物を預け入れる場合には利用できません。)
三重駅(サァンチォン)
普通車のみの停車駅ですが、台北メトロのオレンジラインの三重駅と直通で地下鉄からの乗り換えも可能です。オレンジライン沿線に宿泊している場合は三重駅から桃園メトロに乗車するのもオススメです。
長庚醫院駅(チァンガァンイーユァン)
台北近郊でも最大級の総合病院「長庚醫院(長庚総合病院)」の最寄り駅で、今まで台北中心部からバスでしか行けなかったので、地元の人たちはとても便利になったと喜んでいます。最寄りには大きな観光スポットは無いですが、直達車と普通車のどちらも停車する駅。普通車からこの駅で直達車への乗り換えが可能です。
林口駅(リィンコォゥ)
日本の「三井アウトレットパーク」が初めて台湾に出店した「三井アウトレットパーク林口」の最寄り駅で、駅から徒歩10分ほどでアウトレットパークに行くことができます。
駅から無料シャトルバスサービスも運行されています。
高速鉄道桃園駅 (高鐵桃園站ガァォティエタァォユァン)
高鉄(台湾新幹線)との乗り換えステーション。台湾到着後、直接高雄や台中へ向かう場合はここから新幹線への乗り換えが便利。新幹線駅と反対側の駅すぐ横には「桃園グロリアアウトレット」があり、ショッピングも楽しめます。
桃園体育園区駅(タァォユァン ティーユー ユァンチィー)
台湾の人気野球チーム「Lamigoモンキーズ」のホームグラウンド「桃園国際野球場」の最寄り駅で、徒歩3分ほどで球場に行くことができます。
台湾で野球観戦をしてみたいという方は要チェックです。
2018年に中歴駅までの線路も完成予定の桃園メトロ。今までバスへの乗り換えが心配だった桃園国際空港から台北市内への移動がぐんと便利になりました。桃園メトロは渋滞も無いので、交通渋滞で時間を取られることもありません。
桃園メトロを活用して、台湾旅行をもっと楽しみましょう!
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