ロープウェイに乗って猫空へ。茶畑を見ながら五感でたしなむ台湾茶

アジアらしい台北市内の喧噪に疲れたら、自然豊かな郊外の人気観光スポット「猫空(マオコン)」でゆったりと台湾茶をたしなんでみませんか?ロープウェイに乗ってたどり着いた山上には清々しい茶畑が広がり、茶芸館では茶畑を眺めながら中国茶器で丁寧にいれた台湾茶が楽しめます。

猫空への道中もまた楽し。ロープウェイで空中遊泳♪

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photo by jojo nicdao

猫空への行き方はバスやタクシーなどいくつか方法がありますが、時間に余裕がある方におすすめしたいのがロープウェイ。始発の動物園駅で乗り、動物園内駅、指南宮駅を経て終点の猫空駅で下車します。山々をつなぐ全長4.03キロメートルの長いロープウェイは、まるで山の上を空中遊泳しているよう。天気に恵まれれば市街地が一望でき、台湾のシンボル「101タワー」も眺望できます。

約20分掛けて標高約300メートルまで登ったら、台湾茶の「鉄観音茶」と「包種茶」の名産地である猫空に到着です。辺りの山肌には茶畑が点在し、マイナスイオンたっぷりの清々しい風景が広がります。

大パノラマの茶畑が望める茶芸館がイチ押し!

この辺りには60軒以上もの茶芸館があるそうで、貓空駅前にも案内看板がずらり。ささっと近いところに入ってしまいそうになるけれど、そこはぐっと我慢! 茶芸館は台北市内にも多数ありますが、ここ猫空の醍醐味は自然豊かな環境で台湾茶を楽しめること。はるばる郊外までやって来たのですから、市内とはひと味違ったロケーションの茶芸館をゆっくりと目指しましょう。

老舗茶芸館「邀月(ヤオユエ)茶坊」は、提灯がぶら下がった趣のある門をくぐると緑豊かな小道が続きます。マイナスイオンたっぷりで、入店前から期待が膨らみます。標高差のある広大な敷地に、竹林に囲まれたエリアや清流沿いのエリア、室内エリアなどが多彩な趣で用意してありますが、開放感のあるオープンテラスがおすすめです。席からは一面の茶畑が見渡せ、鳥のさえずりが遠くから聞こえてきます。座席の周りにもお茶の木が植えてあって、五感でお茶を楽しむことができる絶好のロケーションです。日差しが気になる時はパラソルもあるので安心です。

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photo by eazy traveler

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photo by  Prince Roy

猫空名産の「鉄観音茶」と「包種茶」をチョイス

くつろげる場所が決まったら、さっそく台湾茶の注文です。中国茶から派生した台湾茶には大きく分けて5種類ほどありますが、猫空の名産「文山包種茶」と「木柵鉄観音茶」をぜひいただきましょう。

「文山包種茶」は発酵度が15%と低く、緑茶に近い味わい。清々しく高貴なランの花の香りが特徴です。発酵度40%の「木柵鉄観音茶」は深く芳醇な味で、熟れた果実の香りが人気。同じ種類のお茶でも品質などによって数種類あるので、予算と味の好みで選びましょう。

そして、観光客にはあまり知られていませんが、台湾の大半の茶芸館は茶葉の持ち込みが可。お茶へのこだわりがある方はご自分で選んだお茶を持参するのもすてきですね。

丁寧にいれた“工夫茶”で静寂の時間に身を任せよう

茶芸館では中国茶器を使って丁寧にいれた“工夫茶”を体験できます。

香りを楽しむための器「聞香杯」や、お茶を飲む器「茶杯」など、正式な道具はなんと10種類以上にも。これらのこまごまとした道具がテーブルにセットされるので、お店の方にお願いしていれ方を教えてもらいましょう。お茶の種類によってお湯の温度や蒸らす時間が異なります。お茶本来の味わいや香りを十分に引き出すため、ここはしっかりと身ぶり手ぶりで聞くのを忘れずに。

茶葉代とは別に、茶水代(時間帯によって異なる)を払えば、あとはセルフサービスでお湯を足して何度でも何時間でもくつろぐことができます。ちなみに地元の方はおしゃべりしながら半日くらい茶芸館で過ごされます。残った茶葉は持ち帰ることができるので、旅の後も余韻に浸れますよ。

台湾流茶道は手順がいろいろとあって複雑に感じるかもしれませんが、お茶に五感を傾けて集中する静寂の時間もまたいいものです。朝市やナイトマーケットで台湾の活気を味わった後は、猫空でゆったりと流れる台湾の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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