投稿者 : 貫史 松澤、投稿日 2016 年 6月24日

絶景の宝庫!海と山に囲まれた台湾・花蓮で大自然の美しさに触れる旅

台湾といえば、小籠包や果物、夜市のB級グルメ!このようなイメージをお持ちの方は多いのではないか思います。しかし、実は台湾は四方を海に囲まれた島国というだけではなく、3000m級の山々が連なる大自然の宝庫でもあります。今回は、台湾好きの筆者がおススメする台湾の絶景スポットをご紹介します。

一度は見ておきたい花蓮の絶景ポイント

数ある台湾の絶景ポイントのなかでも、名所が集中的に集まっているところといえば東海岸の花蓮が筆頭に挙げられるのではないでしょうか?海と山に囲まれた花蓮には数多くの素晴らしい眺望を楽しめるポイントが点在し、ほかでは見られない景観が広がっています。

七星潭(チーシンタン)

七星潭(チーシンタン)

花蓮空港近くに美しい海岸があります。その名を七星潭(チーシンタン/しちせいたん)。「潭」の文字が示すように、もともとは大小さまざまな湖沼があったことに由来する地名です。

七星潭海岸
Photo by:松澤貫史

湖沼は埋め立てられてしまったため、七星潭はこの美しい海岸を指し示す名前として残りました。延々と続く長大な海岸は、白っぽい大理石混じりの石ころの海岸と海の青さのコントラストが美しく、訪れる人の目を飽きさせません。また、海岸は真東に面しているため、朝ともなると日の出を眺めようとする人たちがたくさん訪れることで有名です。

七星潭海岸
Photo by:Randy Yang

海は海岸から10メートルほどの距離で水深20メートル以上にもなるということですので、残念ながら遊泳は不可となっています。

山肌が海岸線に一気に落ち込む、清水断崖(清水斷崖/シンシュイドゥァンヤー)

清水断崖
Photo by:松澤貫史

1953年に中華民国政府が選定した台湾八景のひとつがこの清水断崖。急峻に切り立った標高1000mの崖にへばりつくように蘇花公路(台9線)が走ります。この蘇花公路のうち、断崖絶壁を走る全長約12㎞の区間を通称「清水断崖」と呼びます。車でこの断崖を通過すれば、眼下には広大な太平洋が開け、その雄大な景色に圧倒されることでしょう。崇徳トンネル(崇德隧道)出口北側の崇徳休憩所(崇德休憩據點)や、さらにその北にある、匯徳トンネル(匯德隧道)北側出口付近にある匯徳遊憩区(匯德遊憩區)からの景観が有名です。特に匯徳遊憩区には、蘇花公路の旧道を改修して遊歩道として開放しており、旧道の曲がりくねった様子や、断崖絶壁が海に落ち込む豪快な景観を心ゆくまで堪能することができます。

大海原の向こうに見える朝焼けが人気・台11線

大海原の向こうに見える朝焼けが人気・台11線
Photo by:gretchen!

花蓮市街花蓮溪の河口から台東まで続く国道、台11線。近年この道路は風光明媚な観光スポットとして台湾で人気が高まっています。この台11線、まさに海に沿って走る道路なので、その車窓から見える海辺の雄大な景観が人気なのです。特に花蓮渓河口に位置する洄瀾湾(フゥイランワン)と呼ばれる地域は、新しい観光スポットとして近年注目を集めています。花蓮渓河口と海を隔てる砂州が延々と続く光景はほかに見ることのできない独特のもので、まさに絶景!また、洄瀾湾は風景が美しいだけでなく、周辺に家族で楽しめる牧場や農場もあり、子ども連れの観光客に人気が出てきています。

台11線日の出
Photo by:Joe Lo

台11線で評判なのが水平線のかなたから昇る日の出(ご来光)で、美しい朝焼けを楽しむことができる民宿やペンションが台11線周辺の浜辺に集結しています。その美しさに魅入られて、この日の出を見るためだけにこのあたりに宿泊する人もいるのだとか。
加えて、台11線沿いにはたくさんの観光スポットがあり、花蓮では珍しい砂浜のある牛山呼庭(ニィゥシャンフーティン)、台東県との境界近くには、波の浸食によってできた甌穴(おうけつ)・海食崖・海食溝などの奇岩で有名な石梯坪(シーティピン)など、見どころがたくさん。おしゃれなカフェやレストランなどもあり、ドライブにうってつけな道路となっています。こんなところにも台11線が人気を博する理由があります。

台11線沿い
Photo by:Joe Lo

花蓮への行き方、現地手配等

花蓮へは台北からだと台鉄普悠瑪(プユマ)号および太魯閣(タロコ)号で約2時間、自強号で約3時間、または台北松山空港より飛行機で約40分で到着します。普悠瑪号・太魯閣号は現地でチケットの入手が難しいので事前に予約しましょう。(通常15日前から台湾鉄路局のオンラインで予約受付。普悠瑪号・太魯閣号は全席指定で、立席券は発券されませんのでご注意ください。)

台湾国内線は出発前に事前予約ができればベスト(エクスペディアではこちらから予約可能)ですが、台北のホテルでも予約代行サービスを受けられる場合があります。ホテルのフロントに予約代行可能か問い合わせてみましょう。予約が完了すると予約コードをもらえますので、それを持って搭乗当日に空港のカウンターで支払いを済ませてください。夕方の便は混雑しますので、早めの予約をお奨めします。

花蓮観光は1日あれば十分ですが、市内や夜市の観光を楽しみたい方は一泊されるとよいでしょう。ホテルや民宿では宿泊者や日帰り旅行者に対して一日観光を提供しているところもありますから、そのような現地ツアーを利用するのもひとつの手です。また、タクシーや運転手付きの車を手配すれば、行動の自由度も増します。日本語や英語対応の運転手がいる会社もあります。そういった会社を利用すれば、運転手が観光ガイドをしてくれますから、より楽しい旅行になることでしょう。

たくさんの魅力を備えた街、花蓮

たくさんの魅力を備えた街、花蓮
Photo by:i♥crown

花蓮は明治・大正期に多くの日本人が入植しました。そのため、日本統治時代の遺構が今もたくさん残っています。そのような場所を訪ねる旅、というのも面白いのではないでしょうか?そのほかにも、イルカウォッチングやダイナミックな景観で有名な太魯閣渓谷など、花蓮の大自然を楽しむ旅も魅力的です。
また、ちょっとおしゃれなヨーロッパ風民宿やコテージがあちこちにあるのも花蓮ならでは。そのような宿に泊まって、花蓮ならではの文化やダイナミックな絶景を満喫するのも素敵かもしれません。

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Cover photo by:交通部観光局