シンガポールで優雅に楽しむ!おすすめお手頃ハイティー

シンガポールで優雅に楽しむ!おすすめお手頃ハイティー

シンガポールでの楽しみは何よりもまず、「食」! ホーカーセンターの熱気と喧騒の中ローカルフードを楽しむのもいいですが、滞在中に一度は行きたいのが、ゆったりと楽しむおしゃれなハイティー(アフタヌーンティー)。正統派からローカル色の強いもの、そして個性派までいろいろなタイプのものがありますが、ここでは、ひとり40ドル以内(税抜)で大満足の3店を厳選してみました。

アートギャラリーで楽しむプラナカン・ハイティー

2015年11月にオープンしたばかりのナショナル・ギャラリー。歴史的建造物を最新の技術で改装した建物だけでも見応えがあり、さらに東南アジアのモダンアート作品を展示し、子供向けギャラリーも充実。今ではすっかりシンガポールの新名所となっています。

そしてアートだけではなく、グルメの面でも新名所に。プラナカン料理の店、ナショナル・キッチン・バイ・ヴァイオレット・ウーンがそのひとつ。

自身「ニョニャ(プラナカンの女性)」であるヴァイオレット・ウーンさんは、プラナカン料理本を出版するほかメディアで活躍してきた有名シェフ。市街から離れた住宅地ブキ・ティマにある本店は以前から知る人ぞ知るレストランでしたが、アクセス至便なシティエリアの、しかもナショナル・ギャラリー内に新店舗ができたということで、多くの注目を集めています。

まずご覧いただきたいのがこの内装。カラフルなプラナカン・タイルなど伝統のデザインを保ちつつモダンなテイストも取り入れた贅沢な空間です。

ナショナル・キッチン・バイ・ヴァイオレット・ウーン

この新店舗限定で2016年6月から始まったハイティー。ベースのコンセプトはヴァイオレットさん自身の思い出~少女の頃に母親や友達と囲んだアフタヌーンティー。そしてスパイシーな大人の味の数々もあわせ、プラナカン料理入門にぴったりなセットとなっています。

ナショナル・キッチン・バイ・ヴァイオレット・ウーン

3段トレイ下段から見ていきましょう。

下段の2品は両方ともスパイシーです。ビーフ・サンバルのパオ(PULLED BEEF SAMBAL PAO)、干しエビと鶏挽肉のサンドイッチ(PRAWN AND CHICKEN BOSTARDO SANDWICH)。

中段にはクロスティーニ2種。そのトッピングは、ひとつは魚のすり身をスパイスとココナツミルクで混ぜて蒸した「オタ」(OTAK)。もうひとつはプラナカン料理の代表的な素材「ブア・ケルアック(BUAH KELUAK、ブラック・ナッツとも呼ばれる)」のペーストで、チリ・レモングラス・キャンドルナッツが入って複雑な味わい。

そしてレンゲにちょこんと乗っているのはターメリックで黄色く炊き上げた糯米にスパイス入りココナツフレークをトッピングしたもの(NASI KUNING SERUNDING) 。

スパイシーなものは以上。かわいいカップ状のものがありますが(KUEH PIE TEE)、このカップは「トップハット」とも呼ばれ、米粉などでできた生地を揚げたものです。中には筍と蕪のジュリエンヌの甘煮が入っています。

上段はスイーツ。

ひな祭りの菱餅のようなタピオカのスチームケーキKUEH LAPIS SAGO、グリーンの生地で甘いココナツフレークを包んだKUEH DAH DAH(グリーンはパンダンリーフの色)。スライスしたバウムクーヘンのようなKUEH LAPIS LEGIT、ショットグラスに入っているタピオカのベイクドケーキはココナツミルクそしてグラ・メラカのシロップとともにどうぞ(KUEH BENG KAH)。網のようなパンケーキはROTI JALA、バナナ風味グラ・メラカシロップがかかっています。

最後に、写真分かりづらくてすみません、パパイヤのコンポートをのせたレモンタルトもあります。小さなピッチャーに入っているのはグラ・メラカのシロップですので、さらに甘さが欲しい場合はお使い下さい。

飲み物はお茶、またはシンガポールのローカル・コーヒー「コピ」を。お茶は数種揃っていますがフレーバーはそのときどきで変わり、現在はスーパー・グリーン・ティー(緑茶)、ホワイトスター・ティー(生姜と朝鮮人参のフレーバー)、キャラメル・ゲンマイ・ティー(玄米茶)の3種を用意してあるとのこと。コピは店名イニシャルをつけてKopi VOと呼ばれ、いわゆるコピ同様ミルクとコンデンスミルク入りの甘いものです。このほかKopi VO C(ミルク入り), Kopi VO C Peng(同アイス), Kopi VO O(砂糖入り), Kopi VO O Peng(同アイス) そしてKopi VO Shake(コピのシェイク)が選べます。

ナショナル・キッチン・バイ・ヴァイオレット・ウーン

基本のセットを終えて、なおプラナカンな味を追求したいときは、ドライ・ラクサを追加注文しましょう(※)。シンガポールのローカルフードとして有名なラクサは、エビ、ココナツミルク、そしてチリ、レモングラス、ガランガル(ブルージンジャー)など複雑なスパイスとハーブの味わいが特徴の麺料理。スープタイプのものが一般的ですが、これは文字通り汁なしのドライバージョン。他の店では味わえないヴァイオレット・ウーンのオリジナル・メニューです。ぜひ!

ナショナル・キッチン・バイ・ヴァイオレット・ウーン(National Kitchen by Violet Oon)
公式サイト(英語):http://violetoon.com/national-kitchen-by-violet-oon-national-gallery-singapore/
住所:1 St. Andrew’s Road #02–01, National Gallery Singapore (City Hall Wing), Singapore 178957
電話:+65 9834 9935
Singapore High Tea  14:30-17:00(L.O. 16:30)
料金 2人以上でオーダー 1人$28 ※ドライ・ラクサ 2人以上でオーダー 1人$7

ホテルレストランで楽しむお得感いっぱいのハイティー

次にご紹介するのはホテルのレストランで楽しめる、スタンダードなハイティー。

MRTクラークキー駅からシンガポール・リバーを背にニュー・ブリッジ・ロードを徒歩数分。もうすぐチャイナタウンというところに立つ5ツ星ホテルのパークロイヤル・オン・ピッカリング。外壁に緑鮮やかな植物の生えた斬新なデザインの建物はこのエリアのランドマークでもあります。

パークロイヤル・オン・ピッカリング
Photo by Darren Soh

1階にあるライム・レストランもまたグリーンカラーをアクセントにした内装で、大きなガラスから外光の入る心地良い空間です。

ライム・レストラン

Tiers of Joyという名のハイティーは1セットで2人分。

コーヒーはスプレッソ、ラテ・マキアート、カプチーノなど、そしてメニューには記載がありませんがデカフェ(カフェインレス・コーヒー)も注文できます。お茶はシンガポール・ブランドのグリフォン(Gryphon)のものを揃えており、ラベンダー入りアールグレイ、ローズ入りジャスミンティー、ジンジャーリリー・ホワイトティー、ミントティーなど10種(カフェインレス2種を含む)。

ライム・レストラン

レーズンスコーンは、もちろんジャムとクロテッドクリームつき。

そして3段トレイの下段にはフィンガーサンドイッチ各種。

中段のお菓子もラブリー! フルーツ系が充実していますね。実はシンガポールのカフェやケーキ屋さんでの主流はチョコケーキやチーズケーキなどこってり系。さっぱりフルーツ系のお菓子が恋しいとき、ハイティーはありがたい存在です。

上段のマカロンですが、取材時はラズベリー、チョコレート、グリーンティー、パッションフルーツの4種でした。これは1フレーバー1個なので、ふたりとも全部食べたいと譲らない場合はナイフをもらって半分にして下さい。

マカロンのフレーバーほかスイーツやフィンガーサンドの内容は今後若干変わることもあるとのことですが、いかがでしょう、このお得感。因みに筆者も一緒に行った友達も全部は食べきれず、ペーパーバッグをもらってスコーンを各自持ち帰りました。お得なこのセット、2016年10月末までの限定です。

お茶もコーヒーもおかわり自由。2杯目以降は違う種類を選ぶこともできます。希望すればコーヒーからお茶へ、お茶からコーヒーへの変更も可。このグリフォンの素敵なティーバッグはフェアプライスなどスーパーマーケットで手に入ります。ここで気になるフレーバーをいくつかテイスティングして、お土産リサーチするのはいかがでしょう?

特別な日には、奮発してプロセッコもしくはロゼワインで乾杯もおすすめです(※)。

ライム・レストラン(Lime Restaurant at PARKROYAL at Pickering)
公式サイト(英語):https://www.parkroyalhotels.com/en/hotels-resorts/singapore/pickering/stay/offers/tiers-of-joy.html
住所:3 Upper Pickering Street, Singapore 058289
電話:+65 6809 8899
Tiers of Joy  15:00-18:00 (L.O.17:45、18:30からはビュッフェディナー開始)
料金 1セット(2人分) $38  ※2杯で$12の追加料金

ちょっと気分を変えてチャイニーズ・ハイティー

最後に、少し趣向を変えてチャイニーズ・スタイルの甘くないハイティーはいかがでしょう?

ブギス・エリアのパークロイヤル・オン・ビーチロードにある四川豆花飯荘(Si Chuan Dou Hua Restaurant)は、シンガポールにおける四川料理の草分け的存在。シェフは日本語通訳付の料理教室で在星日本人奥様たちにもおなじみです。

四川豆花飯荘

 

この四川豆花飯荘のティールーム、天府茶室(Tian Fu Tea Room)でのインペリアル・ハイティーがおすすめです。中国茶マスターが料理に合わせて厳選したお茶をいただきながら優雅なひとときを楽しめます。通常は点心中心のコースですが、2016年10月までは「川菜(四川料理)」フェアを開催、四川料理の逸品を少しずつ何種類も楽しめる贅沢な内容となっています。

天府茶室

このフェアはレストランとのコラボレーション企画。四川料理といえば麻婆豆腐といった辛い料理のイメージがあり、四川料理が持つ多彩な料理の数々がまったく知られていません。その事実に心を痛めた成都出身のシェフが、材料も料理法もバリエーション豊かな真の四川料理を広く知ってもらおうと始めた企画です。

インペリアル・ハイティー

 

最初のお茶は「祁門紅茶」。安徽省祁門で生産される世界三大紅茶のひとつだそうです。ときには蘭にも例えられる甘い香りが特徴で、味はしっかり。

このお茶でいただく品々もそれぞれにしっかりした味わいです。スパイシーなものが3品ありますが辛味がそれぞれに違います。鶏肉の花椒風味、茄子のニンニク唐辛子風味、そして青豆はひとくち食べてツーンとくるこの感じ、まさかわさび?と思いましたが、中華の辛子で和えてあるとのこと。しかし限りなくわさびに近い味でした。一匹お茶目なタコがいますが、これはなかなか複雑で噛むごとに違った味が感じられました。

インペリアル・ハイティー

続いて出てきたお茶は「黒茶」。ダークな色を想像しましたが、意外にも薄め。香りは甘いながらもややスモーキー、渋みがなくふっくらとした味わい。でも飲んだ後はさっぱり。四川省のお隣雲南省の「下关砣茶」というお茶でした。料理の方は、食感でいえばパリパリとモチモチが2品ずつ。それぞれ挽肉やアワビが包まれています。

インペリアル・ハイティー

そして鶏肉と椎茸の麺。このスープの優しいことといったら。この後に及んでなお「四川=辛い」イメージを払拭できていなかった筆者は我が身を大いに恥じ、心していただきました。

インペリアル・ハイティー
インペリアル・ハイティー

 

デザートは甘さ控えめでかなりヘルシーです。シンプルな雑穀ミニケーキと温かくてふんわりやわらかい豆花にクコの実を散らした、シンプルで和める一品。

因みにお茶はマスターに相談の上、変更も可能。そしてハイティーでなくてもお茶だけでも6ドル〜注文できるとのことです。

Tian Fu Tea Room (天府茶室) by Si Chuan Dou Hua Restaurant (四川豆花荘) at PARKROYAL on Beach Road
住所 7500 Beach Road, Singapore 199591
電話: +65 6505 5722
Imperial High Tea  14:30-18:00(L.O. 17:30)
料金 1人$32 (10月末までの四川バージョン 以降は$30で点心中心の内容)
※同系列のPARKROYAL on Kitchener Road、TOP of UOB Plazaの2店舗では、現在も続けて点心ハイティーを提供中

お手頃価格のハイティーいろいろ、ぜひお試し下さいね!

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※情報は2016年8月現在。料金はすべて税抜き価格を掲載
Cover Photo by Singapore Tourism Board