韓国の人気TV番組で紹介されたお店が、本当においしいのか行ってみた!~フライドチキン店編?
韓国で人気の「モッコリXファイル」は、巷の食堂事情や食にまつわる生産・流通を秘密裏に取材し告発する社会派TVプログラムです。
衛生事情や生産状況などかなりひどい環境の食堂の悪行が白日の下にさらされるため、このプログラムを見ると「もう外食できない……」と思ってしまうほど、ドン引きしてしまいます。
しかし番組の最後に「チャッカンカゲ(親切な店)」が紹介されるのがポイント。「とんでもない飲食店ばかりじゃなくて、こんなに頑張っている店もありますよ」という救いがあり、地獄を見せられた後の天国のようなチャッカンカゲに強烈に行きたくなる……ので、さっそく行ってきました!
伝説のフライドチキン店「CHICKEN THE KITCHEN」
弘大にある「CHICKEN THE KITCHEN」は、番組で2回も抜き打ち検査をされたにも関わらず見事合格をした伝説のフライドチキン店です。
韓国の国民食といっても過言ではないフライドチキンは、外食産業の中で最も熾烈な争いが繰り広げられるジャンルのひとつで、店舗の数もかなりの多さ。だからこそ良い店に巡りあうのは少なかったりもします。
そんな生き残りが厳しいチキン業界で「CHICKEN THE KITCHEN」はどうやって親切なお店に選ばれたのでしょうか?その理由を5つにまとめてみました。
美味しい理由1 油を毎日交換している
フライドチキンの命ともいえる油は毎日交換しています。抜き打ちテストでは油の酸性濃度を測る試験紙を浸しましたが、新鮮だという判定が出ました。ちなみに他店の酸性濃度は最悪。何日も交換していなく、見た目にもドロドロの油を使っているところもありました。
美味しい理由2 冷凍していない国産鶏を使用
フライドチキンは安く手軽に食べられるのが魅力なので、安価な冷凍鶏を使用しているお店もあります。しかも新鮮な鶏を使用しているといいながら、実は冷凍鶏を使っていたなんてお店もあり、どこまで信じていいのかわかりません。こちらのお店は流通もはっきりしている国産鶏を使用しています。
ちなみに冷凍とそうでない鶏の見極め方は骨を観察すること。冷凍鶏の骨は黒ずんでいます。これは参鶏湯やタッカンマリにも共通していえるので、食べる時の目安として覚えておいてください。
美味しい理由3 付け合せの大根酢漬けも手作り
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フライドチキンには必ず大根の酢漬けがついてきます。
良くないお店は中国産&添加物たんまりの大根が出てきますが、こちらでは生レモン果汁を加えたオリジナル大根酢漬けが食べられます。酸味が効いた大根はチキンの油っぽさを帳消しにしてくれるナイスな付け合せ。
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美味しい理由4 中毒性のあるオリジナルソースも魅力
[one_half]個人的に一番気に入ったのは手作りソース!
大根酢漬けの汁をベースにオレガノやバジル、ローズマリーなどのハーブを加えた基本のソースほか、刻んだピクルス入りのマスタードソース、ニンニクと唐辛子を炒めた油を使ったピリ辛ヤンニョムソースなど3つの味が楽しめます。 [/one_half]
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美味しい理由5 厨房の衛生管理が徹底している
番組の前半に出てくる他店では、油ギトギト、材料は汚い床に直置き、従業員の衛生観念は最悪と、視聴するに絶えない裏側が告発されました。これはあくまでも一部のフライドチキン店だけと信じたいですが、客側から見えない部分なのでどうしても穿って見てしまいます。
しかしこちらは清潔なキッチンと衛生管理が徹底され、安心して食事ができる環境が整っています。
いざ実食。果たしてお味のほうは?
フライドチキンがテーブルに運ばれてくる瞬間から感動。揚げ物のこうばしい香りがふわっと漂い食べる前から胸がトキメキます。注文したのはオリジナルチキンとヤンニョムチキンが一緒に楽しめるハーフ&ハーフ。
まずはシンプルなオリジナルからいただきます。衣はサクサクでかなりのクリスピー感。お肉はとってもジューシーで、噛むと肉汁がじわっと染み出します。下味がついているのでそのままでもいけますが、やはりハーブソースをつけて食べるのが一番! ハーブが肉の味をさらに引き立てます。
お次はヤンニョムです。甘辛いヤンニョムソースは、既存の水飴で味付けしたべったりした甘さは全く無く、わりとライトにいただけるのが好感触。結構辛いのでビールも進みます。
トッピングにはクラッシュピーナツと揚げたトッポッキをオン。追加でオニオンフライを注文するのが人気のスタイルなのだとか。途中、大根酢漬けでお口直しを。油っぽさが帳消しになり、どんどんチキンが入るから不思議です。
何度でも通いたくなるお店
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実は私、個人的にはフライドチキンが好きではありませんでした。大きな理由は油っぽいのに、肉がパサパサしていて、添加物の味が強くジャンキーすぎるから。でも「CHICKEN THE KITCHEN」のフライドチキンは良い意味でそのイメージを裏切ってくれました。
社長のイ・ヨンフンさんはまだ30代前半と若手ですが、“チキンオタク”の異名をとるほどフライドチキンの研究に没頭する毎日。今後は日本やドイツなど海外進出も考えているそう。
チキン嫌いの私がすっかりハマってしまった「CHICKEN THE KITCHEN」。このフライドチキンは多くの方に食べていただきたいです!
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チキン・ザ・キッチン CHICKEN THE KITCHEN 치킨인더키친
住所:麻浦区臥牛山路29キル4−42
電話:070-7526-2487
営業時間:16時〜24時(L.O.23時)
休日:なし
アクセス:地下鉄2号線、空港鉄道弘大入口駅8番出口から徒歩7分
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Writer’sレコメンド
ヨンフンさんに教えてもらったチキンのおいしい食べ方のひとつに「季節の良い日はテイクアウトして漢江でチメッ(チキンとビール)を楽しむ」というのがありました。これを極めればあなたも立派な韓国ツウ!
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