バリ島の数あるお土産の中でも高い人気を誇るガムランボール。

鈴状のアクセサリーで「シャララーン」という涼しげな音色と細やかな美しい装飾が特長です。一度手に取って試してみると印象に残るのか、再度ショップに戻って購入することも珍しくないとか。そんな魅力的なガムランボールについて、基本デザインからおすすめショップやお手入れ方法まで紹介します。

ガムランボールって何?どんな効果があるの?

バリ島伝統の銀細工と真鍮ボールがコラボ。サイズとクオリティが音色を左右

ガムランボールって何?

ガムランボールとはバリ島伝統工芸品の1つに挙げられる銀細工(シルバー925)と、音を奏でる真鍮製(黄銅)のボールがコラボした変わり種の鈴です。鈴といえば「リンリン」や「カランコロン」と鳴る音を想像しますよね?こちらは「シャララーン…」と余韻を残して優しく響きます。

真鍮製のボールの内側には櫛状の切れ込みがあり、そこに小さな玉が4~8個入っていて、切れ込みと玉がぶつかることで音が鳴ります。歪みや凹凸があると心地よいハーモニーは出ません。また真鍮の質や厚み、玉数によっても音色が変わります。大きいサイズほど厚みがあって玉数も多くなるため、より振動が強くなり、美しい音色が出るわけです。逆にピアスにするなら小さめのほうがささやかで良さそうです。

お守りアイテムとしても有名

西欧では「ハーモニーボール」「ドリームボール」と呼ばれ、開運グッズのひとつです。モチーフやパワーストーンにもそれぞれに意味があると言われています。諸説ありますが、代表的なものを説明させていただきます。

お守りアイテムとしても有名

<モチーフの花言葉例>
プルメリア:気品、恵まれた人、内気な乙女
マンゴスチン:魅力、チャーミング

叶うかどうかは運次第?!

<パワーストーンの意味例>
ローズクォーツ:恋愛成就の石。女性の魅力をアップさせる
アメジスト:守護の石。精神を安定させ、霊性を高める
アマゾナイト:希望の石。思考力を高めて、可能性を広げる

ガムランボールのタイプは2種類

キーホルダーや携帯ストラップ、ペンダントヘッドにピアスなど用途に合わせたさまざまなサイズと、シンプルでプレーンな柄から精巧で華やかなデザインまで豊富なバリエーションがあります。いろいろ目移りしてしまうものの、おおまかに「バスケットタイプ」と「ジャワンタイプ」の2種類に分けられます。

デザイン重視なら「バスケットタイプ」

バスケットタイプ

シルバー製のカゴの中に真鍮のボールが入った「バスケットタイプ」。

それぞれ別々に制作するため、シルバーに細かい装飾を施したり、パワーストーンをあし らうことができます。留め具を外してお手入れできるのも嬉しいところ。お店によって中のボールの色を選べます。音はどちらかといえばやや高めです。

音色重視なら「ジャワンタイプ」

音色重視なら「ジャワンタイプ」

真鍮のボールに直接シルバーの粒をひとつひとつデザインした「ジャワンタイプ」。

ジャワンとは小さな粒のこと。流線のワイヤーはカワッといいます。一体化しているため取り外したり中を開けることはできません。別枠がない分、ボール本来の美しい音色が出やすいと言われています。バスケットタイプに比べるとやや低音です。

バスケット?ジャワン?どっちのタイプ?

バリ島内のシルバーショップには、日本のネットショップなどであまり見かけない個性的なデザインも揃っています。さて次の2つは「バスケット」「ジャワン」どちらのタイプでしょう?

バスケット?ジャワン?どっちのタイプ?

クールなドラゴンのモチーフは男性も身につけられそう。

これは頭と足と尾でボールを支える「バスケットタイプ」です。尾をずらすとボールが取り外せます。

可愛いイルカのモチーフはボールと合体した「ジャワンタイプ」

可愛いイルカのモチーフはボールと合体した「ジャワンタイプ」。ボールは取り外せません。

なんだか楽しく乗っているように見えますね。海をこよなく愛す方々に人気が出そうです。

ガムランボール購入時にチェックしたい3つのこと

良質な素材を選ぼう

シルバーは混ぜ物が多いと値段は安くなりますが、黄ばむだけでなく金属アレルギーを引き起こしやすくなります。特にピアスやブレスレットなど直接肌に触れるものは注意が必要です。とはいえパッと見でどれが良質なのか判断しにくいのが難点。肌が弱い方は下記にあげるショップでスタッフと相談しながら決めると良いでしょう。

鳴らして好きな音色を選ぼう

音色には個体差があります。同じショップの同じ商品でもまずは試して、ご自身のピンとくるものを見つけてください。いくつか鳴らしてみると好みがわかってきます。

装飾に潰れや歪みがないものを選ぼう

たとえばジャワンタイプは小さな粒をつけたあとバーナーであぶって溶接します。このとき雑に扱うと3つぐらいの粒が一体化してしまいます。粒が美しく並んでいるものは中身も気を遣って作られている証拠。

バスケットタイプは留め具や装飾が取れていないか、緩い部分がないか、触ってチェックしましょう。

バリで買うならここ!おすすめショップ4選

バリ島内のお土産屋さん、市場、スーパーの一角でも売られているガムランボール。いろいろ回ってお気に入りを探すのがベストですが、デザインやクオリティ、値段もまちまちで、見れば見るほど迷ってしまう…。そこで厳選4ショップを紹介します。

ガムランボールの有名店「アスタリスク」(ウブド)

ガムランボールといえばその名が挙がるほど有名店な「Asterisk(アスタリスク)」。

アスタリスク(ウブド)

渡航のたびに足を運ぶリピーターも多いのだとか。ウブド地区のハノマン通り沿いにあり、小さいながらも凝縮された品揃えです。

ディスプレイも美しく、ウッディ―な器やホワイトストーンの上に鎮座しています。

オーナーは日本人

店内はホワイトウォッシュ×ナチュラルカラーで統一。半ガラス張りなので開放感があって入りやすいです。日本人オーナーのユウコさんによる、パワーストーンの日本語説明文も置いてあります。小さなガムランボールならRp180,000(約1,500円)ほどで購入可能です。

Asterisk(アスタリスク)
営業時間:9:00~19:00 /店休日:サカ暦新年ニュピのみ
価格:定価制。ガムランボール(小)はRp180,000(約1,500円)~

住所:Jl. Hanoman No.22 Ubud Bali Google Map
行き方:ウブド地区のハノマン通り沿い。ラヤウブド通りからデウィシタ通りのT字路を越えたすぐ左側。

公式サイト:http://asterisk-shop.com/

Asterisk(アスタリスク)

「アスタリスク」の姉妹店、マニ(ウブド)

「Mani(マニ)」はウブド地区のモンキーフォレスト通り沿いに、2014年3月にオープンした先ほどご紹介したアスタリスクの姉妹店。

マニ(ウブド)

大小さまざまなガムランボールが並び、目移りしてしまうほど。マンゴスチンをモチーフにした特大ガムランボールは鈴のレベルを超える幻想的で美しい音色を奏でてくれます。ぜひ手に取って試してみてください。

マニとはサンスクリット語で「宝石・真珠」の意味

マニとはサンスクリット語で「宝石・真珠」の意味。間口は広くありませんが、店内は奥行きがあります。アスタリスクより広く、エアコンが適度に効いているため、ゆっくり選びたい方にもおすすめです。

Mani(マニ)
営業時間:9:00~21:00
店休日:サカ暦新年ニュピのみ
価格:定価制。アスタリスクと同じ。マンゴスチンモチーフの特大サイズはRp498,000(約4.300円)

住所:Jl. Monkey Forest Ubud Bali Google Map
行き方:ウブド地区のモンキーフォレスト通り沿い。サッカー場から南へ50mほど進んだ左側。ピテカントロプス隣。

Mani(マニ)

オリジナルのガムランボールが作れる、「シルバー工房ハユミ」(サヌール)

サヌール地区のメインストリート・タンブリンガン通り沿いに2011年にオープンしたシルバーショップ「Silver Factory Hayumi(シルバー工房ハユミ)」。

シルバー工房ハユミ(サヌール)

日本人オーナーのヒロエさんは10年以上前からチュルク村の工房で自ら制作に携わっていたシルバーのエキスパート。旦那様のコマンさんは繊細なデザインを作りだす指先の持ち主です。微細な粒が並ぶホワイトシリーズでここまで精巧なものを作れる職人さんはバリ島内でもほんの一握りだとか。

世界に1つだけのガムランボール

シンドゥ市場の入口すぐ、サヌールビーチからも徒歩圏内なので、散策の途中にぶらりと立ち寄れるのも嬉しいですね。

店頭では工房の特性を生かしてシルバー教室を行っています。世界に1つだけのガムランボールやリングなんて素敵!シルバー教室は3時間Rp360,000(約3,100円)+材料費、以降1時間ごとにRp120,000(約1,050円)です。

工房の特性を生かしたシルバー教室

工房の特性を生かしたシルバー教室

また、他店で買ったものもリペアしてくれるそうです。修理日数がかかるので、事前に相談してみてください。

Silver Factory Hayumi(シルバー工房ハユミ)
営業時間:9:00~21:00
店休日:サカ暦新年ニュピ(繁忙期以外はヒンドゥー祝日も)
価格:定価制。ガムランボール(小)はRp125,000(約1,100円)~

住所:住所:Jl. Danau Tamblingan No.2 Sanur Denpasar Google Map
行き方:サヌール地区のタンブリンガン通り沿い。シンドゥ市場の入口近く。

公式サイト:http://hayumi.com/

Silver Factory Hayumi(シルバー工房ハユミ)

卸業者も買い付けにやってくる!「ナルヤナ」(チュルク)

チュルクは精緻な銀細工の村として知られています。よく観光ツアーに組み込まれていますし、スペインやアメリカなどから買付にくる卸業者も多いとか。どこのお店も値札がついているものの、複数購入で値引きしてくれます。

定番はもちろんユーモラスなデザインが豊富

「NARYANA WEDA CITA(ナルヤナ ウェダ チタ)」は定番ものに加えて、ドラゴンやイルカ、神様ガネーシャのモチーフなど、他店ではあまり見かけないユーモラスなデザインがバラエティ豊かに揃っています。

ナルヤナ(チュルク)

店内はとても広々としています。ガムランボールをはじめ、リングやブレスレット、置物、祭事用の銀タライ(!)まで銀製品がずらり。同じデザインをたくさん買いたいときは2階のストック兼商談ルームへ。買付向けですが、一般の方も入れます。壁一面、シルバー製品で圧倒されます。

2階のストック兼商談ルーム

80人以上の職人さんに発注しているとのことで、よく見ると出来に差があります。しっかりチェックしてくださいね。

NARYANA WEDA CITA(ナルヤナ ウェダ チタ)
営業時間:8:30~17:00
店休日:サカ暦新年ニュピのみ
価格:半定価制。ドラゴンはRp450,000(約3,900円)

住所:Jl. Raya Celeluk Sukawati Bali Google Map
行き方:チュルク地区のラヤチュルク通り沿い。ガネーシャ病院から東へ1㎞ほど進んだ左側。

NARYANA WEDA CITA(ナルヤナ ウェダ チタ)

日頃のお手入れも忘れずに

ガムランボールは落下や強い衝撃に弱く、変形したり玉が挟まると美しい音色が出なくなってしまいます。挟まった場合は手のひらに包んで強く振ると取れることもあります。またシルバー製品は時間とともに硫化するため、どんなに良質なものでも黒ずみは避けられません。

対策としては、

  1. まめにシルバー磨き布で拭く(100円ショップでも売っています)
  2. 使わないときはラップや密封袋に入れて保管する
  3. シルバークリーナーで洗浄したあと保存液につける(アクセサリーショップに売っています)
  4. アルミホイル+塩+熱湯に10分程度つける

などがあります。
4.は家庭にあるもので簡単かつキレイに汚れを落とせますが、パワーストーン付だと熱に弱い石もあるので注意が必要です。いつも丁寧に扱うことで、より愛着が増していきそうですね。

ガムランボールの歴史を紐解いてみよう

バリ島では高僧が扱うヒーリングベルから派生

バリ島では高僧が扱うヒーリングベルから派生

その名前から祭事で使う伝統楽器ガムランと同列で語られることが多いですが、楽器はおもに青銅製。ガムランボールは真鍮と銀製なのでやや異なります。宗教関連用品が並ぶギャニャール県クルンクンにて、神事に高僧が扱うゲンタ(ヒーリングベル)を作る職人さんが、同じ真鍮を用いて作ったのがはじまりだそうです。

さらにさかのぼると古代ケルト族がデザインしたハーモニーボールを、西欧人がバリ島に持ち込んだのが起源ではないかと言われています。

日本人によって流行

日本人によって流行

当初は瞑想道具で手のひらサイズの大きなボールがメインでしたが、十数年前にウブドの「Asterisk(アスタリスク)」の日本人オーナー・ユウコさんがアクセサリーとして気軽に楽しめるようサイズやデザインに改良を加えて、バリ島内の観光地を中心に一気に広まりました。銀細工で有名なチュルク村周辺に製作を依頼したことで、より美しく凝ったデザインが可能になったそうです。

なかなか奥が深いガムランボール。本場バリ島へ足を運んで、ぜひお気に入りの1品を見つけてくださいね♪

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※1円=約115ルピア(2016年3月現在)