投稿者 : ともみ フレシュラス、投稿日 2015 年 3月6日

本場の飲茶を思いきり楽しむ!香港、飲茶の食べ歩き旅

香港といえば、飲茶の本場。香港人にとって飲茶は、日常的に食べられる庶民的フードです。数えきれない種類の点心があり、日本人にとっては分かりづらく、どれを注文するか迷うものです。そこで、飲茶レストランでのルールや点心の選び方を紹介します。人気店から地元香港人に愛されるローカル店まで、飲茶食べ歩きに香港へ訪れてみてはいかがですか?

そもそも飲茶とは?

飲茶とは、その名の通り中国茶を飲みながら点心を食べるという食文化です。通常は朝から15時くらいまでで、基本的には夜に食べるものではありません。お店にもよりますが、14時過ぎに行くと、種類によっては点心が売り切れてしまっています。地元香港人は大人数でお茶を飲みながらゆっくりと飲茶を楽しむため、特にランチタイムは混雑しており、なかなか席が空かないこともよくあります。人気店に行く場合は、平日の比較的早い時間に行くことをおすすめします。

お店の選び方

やはり、昔ながらのワゴン式の飲茶を楽しみたい! そんな方におすすめは、金鐘(アドミラルティ)にある「名都酒楼(メトロポール:4/F, United Centre, 95 Queensway, Central)」。観光客にも人気のお店で、とにかく店内が広くて有名です。1000人以上入れると言われる店内をまわっているワゴン式の点心の数には圧倒されます。ワゴンを止めて点心を選ぶのですが、メニュー票に個数を書いてオーダーすることもできるので、初心者にも安心です。とにかく座席数が多いので騒がしいですが、それも飲茶の醍醐味と思って楽しみましょう。また、中環 (セントラル)にある有名店、「大會堂美心皇宮(シティホール・マキシムズパレス:2/F, Low Block, City Hall, Central)」もワゴン式の飲茶を楽しめます。

ローカルに人気の店は、旺角(モンコック)にある「添好運點心專門店(ティムホワン:Shop 8, Taui Yuen Mansion Phase 2, 2-20 Kwong Wa Street, Mong Kok)」。地元香港人に愛される名店で、古びたビルの1階にあり、庶民的な店構えです。初心者には入りにくいと感じますが、なんとこの店はミシュラン1ツ星。さらに驚きなのは、値段の安さです。日本円で1000円もあればお腹がいっぱい。そのため、地元香港人がオープン前から並んでおり、常に満員です。並んででも食べる価値ありの飲茶の名店です。最近はIFCモールに支店がオープンしていますが、ローカルな気分を味わうには、旺角(モンコック)の本店がおすすめです。

飲茶のルールってなに?

そもそも飲茶のレストランには、店内をまわってくるワゴンから選ぶ「ワゴン式」とテーブルにあるメニュー票に自分で個数を記入する「オーダー式」の2種類があります。最近ではオーダー式の店がほとんどですが、昔ながらのワゴン式の店もまだありますので、好みで選ぶとよいでしょう。

お店が決まったら、いざ入店。席に着いたら、まず、お茶を選びます。通常は、香片茶(ヒョンピンチャ)と呼ばれるジャスミン茶、寿眉茶(サウメイチャ)と呼ばれるさっぱりとした白茶、水仙茶(ソイシンチャ)と呼ばれるウーロン茶、普洱茶(ポーレイチャ)と呼ばれるプーアル茶から選びます。お茶のメニュー表がない店がほとんどなので、自分で伝えましょう。ここで注意したいのは、お茶はポットで提供されるため、個人ではなくテーブルで1種類のお茶を選ぶということです。また、お茶が無くなった場合は、ウエイターに声をかけるとお湯を足してくれます。

お茶が出された際に、一緒にボウルが出される店の場合は、そのボウルで食器を洗います。「洗杯(さいぷい)」といって、殺菌効果があると言われているお茶で、食器をゆすいでから使う文化です。そんなに神経質になる必要はありませんが、お箸やレンゲ、小皿をゆすいで使います。

オーダー式の店の場合は、テーブルにあるメニュー票に自分で個数を記入します。香港は広東語と英語の両方が使われているので、英語メニューが必要な場合は聞いてみましょう。

日本人に食べやすい点心は?

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Tim Ho Wan dim sum restaurant By: Chika Watanabe

次は日本人に食べやすい点心の種類を紹介します。地元香港人にも大人気の「叉焼包(チャーシューパオ)」は甘めのチャーシューが入った肉まんです。饅頭の皮がふわふわで日本人にも人気があります。また、海老の蒸し餃子「蝦餃(ハーガウ)」も同様に人気の高い点心です。その他では、米粉の生地を蒸したものに牛肉などを巻いた「腸粉(チョンファン)」、日本でもおなじみの「焼売(シュウマイ)」、たっぷりの野菜や鶏肉、ハムや卵が包み込まれた饅頭「鶏球大包(ガイカオダイパウ)」、はすの葉に巻かれたおこわ「糯米鶏(ローマイガイ)」、日本人には「大根もち」と呼ばれる「蘿蔔糕(ローバッコ)」などが食べやすく、おすすめの点心です。

飲茶はその店独特の雰囲気を楽しむのも醍醐味です。高級飲茶を楽しみたい人には、高級ホテル内にある飲茶レストランもおすすめですが、庶民的な飲茶の雰囲気を思いきり楽しみたい人は、やはりローカルの店をはしごして「飲茶食べ歩き」を楽しんでください。

 

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