香港は日本から直行便で約4時間という、気軽に行ける都市。その楽しみといえば、美しい夜景や混沌とした街並み、かわいい雑貨、そして忘れてはいけないのがグルメでしょう。世界各国の食が味わえる美食の街で、特に充実しているのは広東料理を中心とした中国料理です。今回は香港に行ったら絶対に味わいたい中国料理を紹介します。

脆皮炸子鶏(鶏のロースト)

脆皮炸子鶏(鶏のロースト)

香港のメイン料理のひとつが脆皮炸子鶏。香港ではクリスピーチキンとも呼びますが、これぞ広東料理!という、素材の味をダイレクトに楽しめるメニューです。作り方は店によって異なりますが、基本は味付けした鶏肉を低温の油で揚げ、火が通ったら取り出して皮に油を回しかけるというもの。文字で書くと簡単ですが、なかなかに手間ひまがかかった料理です。パリパリと崩れる鶏皮は口の中で溶けるように旨味へと変化。低温で揚げた肉からはじわっと肉汁が染み出します。鶏肉は丸ごと一羽使うのが一般的ですが、2分の1や4分の1からオーダーできる店もありますので、1人旅でもご安心ください♪

焼肉(豚のロースト)

焼肉(豚のロースト)

肉のロースト(焼味)は広東料理に欠かせない料理。上で紹介した鶏のほかに、豚やガチョウのローストも人気です。なかでもローストポークは高級店から屋台まで、どこでもよく食べられる国民食。皮つきの豚バラを遠火でじっくり焼くことで、皮はサクサク、中はトロッとほぐれる絶妙なハーモニーが生まれます。肉汁がこぼれ出すローストポークは、ご飯との相性も抜群。ということで、ご飯にローストポークをのせた焼肉飯も間違いない鉄板メニュー。ロースト専門店もあるので、一度は味わっていただきたい料理です。

飲茶(ヤムチャ)

飲茶(ヤムチャ)

朝から晩まで、地元客でにぎわっているのが飲茶。飲茶とは読んで字のごとく、お茶を飲みながら餃子や小龍包などの点心をつまむ広東地方のカルチャーです。餃子や小龍包以外にも焼売や春巻、肉まんなどが定番メニュー。具材は肉だけでなく、エビやカニ、野菜などさまざまな種類が用意され、100種類以上の点心が揃う店も。

豚の骨つきバラ肉を豆鼓で甘辛くにつけた鼓汁排骨、八角が香る焼豚入りの叉焼包、エビを米粉の生地で包んだ鮮蝦腸粉あたりは、広東料理の多様性・力強さを感じられるのでぜひ試して欲しいメニューです。

雲呑麺(ワンタン麺)

雲呑麺(ワンタン麺)

香港の麺料理は、麺と具材の組み合わせが「無限」と表現したくなるほど多彩。スープ麺だけでなく、炒麺や和え麺など汁なし系も充実しているので、とにかくバリエーション豊富です。そのなかで、不動の人気を誇るのが雲呑麺。醤油ベースのスープに、コシのある細麺を合わせ、プリップリのエビワンタンをのせるのが香港スタイルです。

スープのダシは店によって異なりますが、鶏ガラスープが基本。豚骨や魚介からとる店もあるので、好みの店を探してみるのも楽しいですよ。

蝦子撈麺(エビの卵のせ麺)

蝦子撈麺(エビの卵のせ麺)
Ph bryan…/flickr

同じ麺でもこちらは汁なし系の代表選手。エビの卵をのせた麺料理です。日本のお寿司屋さんではカニの卵トビッコは食べますが、エビの卵は見かけませんよね。でも香港やお隣のマカオでは、この蝦子撈麺が下町の定番グルメになっているんです。

レシピは醤油ベースのタレで味付けした麺に、乾燥させたエビの卵をたっぷりかけるだけ。麺にエビの卵が絡まるように、豪快に和えていただきます。プチプチとはじける卵は、ほのかに潮の香りを放ち、食感とともに新鮮な体験。口の中の水分をもっていかれるので、スープと一緒に食べるのがおすすめです。

皮蛋痩肉粥(ピータンと豚肉のお粥)

皮蛋痩肉粥(ピータンと豚肉のお粥)

麺と並ぶ香港の庶民食がお粥です。日本でお粥というと病院食のイメージですが、香港(というか中国)のお粥は、鶏や干し貝柱、魚などのスープでじっくり煮込むため旨味たっぷり。そこにさまざまな具材をのせて食べるので、ヘルシーながら満足度も高いんです。

皮蛋痩肉粥は香港の定番粥のひとつ。具材はピータンと細切りの豚肉です。濃厚なピータンとあっさりとした粥の相性は抜群。揚げパンの油條と一緒に食べるとこってり感が増して「お粥だけじゃヘルシー過ぎる」という人も満足できます。

火鍋(中国風鍋)

火鍋(中国風鍋)
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日本でも人気の火鍋は、仕切りのある鍋で白湯と麻辣の2種類のスープを楽しむスタイルが一般的。香港でも鶏や麻辣スープは定番ですが、魚介や豚骨、牛骨のスープも用意され、好みのスープを選ぶところからスタートします。アワビやイセエビなど高級食材のスープや、トマトの酸味を楽しむスープ、牛の内臓系スープなど、店ごとの個性も豊かです。

具材は肉や魚介を中心に野菜やキノコなど何でもあり。肉団子やエビ団子も試してみて。タレはニンニクやトウガラシ、エビのペーストなどで自分好みに調味するのが香港流。締めの麺またはご飯も忘れずに!

煲仔飯(土鍋ご飯)

煲仔飯(土鍋ご飯)

香港の街を歩いていると、店頭に土鍋が逆さになって並べられているのを見かけることがあります。これは煲仔飯という炊き込みご飯を作るための土鍋。香港の庶民派グルメとして知られる煲仔飯は、寒くなると食べたくなる冬の風物詩です。作り方は簡単で、ご飯に肉や魚、野菜、モツなどの具材をのせて炊くだけ。醤油ダレで食べるのですが、店によって味付けが異なり奥が深い!おこげまでしっかり楽しんじゃいましょう。

生米から炊くのでオーダーしてから出てくるまで20~30分はかかります。まずは一品料理を楽しんで、シメの一品に煲仔飯というのが定番。冬の名物ではありますが、専門店ならいつでも味わえます。

白灼蝦(茹でエビ)

白灼蝦(茹でエビ)
ryan_fung/Flickr

香港には海鮮料理の専門店がたくさんあり、イセエビやアワビ、カニなどの高級食材もよく使われます。でも、それらの憧れメニューをおさえて紹介したいのがこちら。新鮮な活エビを茹でる、もしくは蒸してそのままいただくシンプルな料理です。ポイントは鮮度のよさ。トウガラシとネギを入れた醤油ダレで食べるのですが、甘いエビが醤油のコクとトウガラシの辛味で締まって手が止まらない!何尾でも食べられてしまいそうですが、前菜なので食べ過ぎるとメインまでに満腹になってしまうのでご注意を。

蠔油油菜(青菜のオイスターソースがけ)

蠔油油菜(青菜のオイスターソースがけ)

屋台でも高級レストランでも、料理の付け合わせにするのが油菜。これは青菜の総称です。香港の濃厚な味付けの料理には、シンプルな油菜がとっても合うんです。といっても、蠔油(オイスターソース)をかけるので、旨味はしっかり。それだけでもご飯がすすむおいしさです。油菜にはさまざまな種類があり、例えば菜の花のような見た目の菜心(サイシン)、ブロッコリーを細くしたような芥藍(カイラン)、シャキシャキとした歯ごたえの通菜(クウシンサイ)、日本でもよく食べられる小棠菜(チンゲンサイ)など。麺にも粥にも肉にも魚にも合うので、とりあえず油菜はオーダーして損はありません!

中国料理の多様性は皆さんもご存知のとおり。ここで紹介している10品以外にもおいしい料理はいっぱいあります。スイーツも充実しているので、香港グルメ旅、何度でも楽しめそうです。

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