ガイドブックに載らないカンボジアの楽しみ方

ガイドブックに載らないカンボジアの楽しみ方

カンボジアという国をどのくらいご存知でしょうか? 現在は観光大国で年間約20万人もの日本人が観光目的で訪れています。そんなカンボジアの観光地に関してすでに多くの情報がガイドブックやインターネットで出回っていますが、私は「カンボジアという国はローカルにこそ楽しさが潜んでいる」と考えています。今回は “ガイドブックに載らないようなディープな旅”という視点で、カンボジアを徹底的に楽しむための秘訣をお教えします。

カンボジアはアンコールワットだけで終わったらもったいない!

アンコールワット

カンボジアの特徴は、とにかく老若男女問わず皆人懐っこいことであり、あの笑顔を忘れられず再訪すると言う人も多いです。目が合うと誰もが笑顔を振りまいてくれる上、大人達は皆「仕事はあとまわし」と言ったスタイルで、とにかくスローライフを楽しんでいるようにも見えます。年中温暖な天候にスローライフと聞いただけでワクワクしてしまうフレーズですが、カンボジアで出会った旅行者のほとんどが「アンコールワットだけを見に来た」と言います。歴史的にも、建造物としても非常に価値あるものなので、行くことは否定しませんが、せっかくカンボジアまで来てアンコールワットのみで終わってしまうのは、もったいないと思うわけです。

カンボジアへはバンコクから電車で行くべし

電車

飛行機の場合カンボジアへの直行便は1日1本しかなく、金額も高いためあまりおすすめしません。ほとんどの方が、バンコク、香港、クアラルンプールなどで乗り換えて入国します。またカンボジアを旅する人の多くは、タイやラオスとセットで周るため陸路で入国する方も多いです。

そんな中私の1番のオススメの行き方はバンコクから国鉄に乗って行く方法です。私は電車に非常詳しいわけではないですが、この鉄道が非常に好きで、もう4回ほど乗車しています。乗っている人は現地の人ばかりで空いているので、かなりゆったりと座れます。そして何より、田舎道の景色が最高なんです。

基本的に全てのドアと窓が全開なので、広々とした座席で横になり、木々香る風を感じながら、あたり一面に広がる田舎の長閑な風景を楽しめるなんて贅沢だと思いませんか? しかもこの電車48バーツ(約 150円)と破格。歩いて国境を渡るのはいい思い出になる上、タイ側の国境はアジアでも最大級のマーケット「ロンクルアマーケット」があるので、買い物も楽しむことができます。国境を超えたら、ほぼ全ての人がシェムリアップを目指すので、いち早く同志を見つけてタクシーをシェア。そのまま話が弾んでシェムリアップのパブストリートで一杯なんてのも自由な旅の良いところ。

行き方
フアラーンポーン駅からアヤンナプラテート駅まで国鉄で48バーツ 所要時間6時間

シェムリアップに着いたらまずはトンレサップ湖でのんびりすべし

シェムリアップ

シェムリアップに着いたら真っ先にアンコールワットに行くのではなく、昼過ぎはとにかく暑いので、電車での長旅の疲れを癒しに、個人的にもシェムリアップで一番好きな場所である「トンレサップ湖」に行くことをおすすめします。

トンレサップ湖

ここは観光地としても人気で、数多くのツアーがシェムリアップから出ています。

が、私のおすすめはトゥクトゥクを借り切って個人で行く方法です。トンレサップのツアーはバスで湖までいき、船に乗り、決まった場所に連れて行かれ、決まった時間に帰ると言ったものが多いです。しかし、トゥクトゥクを借りれば交渉次第でツアーより安く、圧倒的自由に旅することができます。観光地といえど琵琶湖の10倍とも言われるトンレサップは広く、ツアーで立ち寄らない場所は観光客は皆無で、非常に温かいおもてなしをうけます。船のお兄さんにちょっと船に乗せて欲しいとお願いすれば適当に乗せてくれます。(上の写真から適当さが通じるかと思います。)

ビリヤード

トゥクトゥクのお兄さんにどこかツアーでは絶対に行かないような村に連れて行ってとお願いすると、小さな村に連れて行ってくれ、地元の子供達とビリヤードをやったり、

晩酌

子供たちと楽しく遊んでいると、それを見ていたおじさんに呼ばれ晩酌に混ぜてもらったり、家でお茶を入れてもらったりと本当に至れり尽くせり。帰り際に夕陽が美しく見えるところに連れて行ってもらえば最高な1日になること間違いなし。


ありがとう、トゥクトゥクのお兄さん!

トンレサップ湖
行き方: シェムリアップからトゥクトゥクで30分 金額 $10(この日は予想以上に連れ回してしまったので、ビールを数杯ご馳走しました)

カンボジアでリゾートを味わうならシアヌークビルへ

シアヌークビル

実はあまり知られていないのですが、カンボジアにはシアヌークビルという素晴らしいビーチリゾートがあります。私は基本的に整備されすぎたTHE リゾートはあまり好まないのですが、ここはほど良いリゾート感が非常に私の好みです。観光客がほどほどに楽しめる空間がありつつも、美しい自然が残されているため長期滞在しても飽きることはなさそうです。

シアヌークビル

シアヌークビルの楽しみ方は、海の見えるバーのテラス席に座って、カンボジアの生ビールをクイッとやるのが最高です。カンボジアはどういう訳か、缶ビールより生ビールの方が安いです。その相場はなんと50セントから。味は非常にさっぱりしていて常夏の海にバッチリです。また、数多くの日本人に出会うシェムリアップと異なり、1週間の滞在期間中に出会った日本人は一人もいませんでした。そういう意味でも手軽に海外リゾートを味わうことができます。

カンボジア随一の秘境、ロンサレム島

ロンサレム島

シアヌークビルから高速船で45分ロンサレム島というカンボジア随一の秘境があります。この島こそ私が最もおすすめしたいカンボジアの旅先です。シアヌークビルの海も非常に綺麗でしたがここの海は段違いです。言葉で説明するよりもまずは写真で感じ取ってください。

真っ白なブランコは反則

このロケーションに真っ白なブランコは反則です。観光地だったらインスタ女子が群がりそうですが、ここは小さな秘境ロンサレム島。ブランコはいつも空いています。

親子

このあまりの美しさは1歳の赤ちゃんですら分かるようです。「イタリアの海に連れて行った時よりずっと笑顔が多い」とお父さんは言います。

プール

こんな綺麗な海が目の前にあるのに敢えてプールに入る贅沢、たまりません。

海で休憩

海での遊びに疲れたら冷たいビールを飲んで一休み。ここは天国なのでは?

こんなに素晴らしい島に観光客がほとんどいないのも、ロン島という世界的に人気な離島が近くにあり、シアヌークビルから船に乗る人はほとんどがロン島に行くことが理由にあります。よってロンサレム島では綺麗なビーチを独り占めすることができるのです。とは言えこれだけ綺麗なビーチがあるため今後ホテルが増え、観光客が押し寄せるのも時間の問題かもしれません。ぜひともその前に行っておきたいところです。

「観光地にとらわれすぎない」ということ

カンボジアの子供たち

基本的に旅先を選ぶ際は、国から選ぶのではなく、「モンサンミッシェルが見たいからフランスへ」「サクラダファミリアが見たいからスペインへ」「アンコールワットが見たいからカンボジアへ」などと言ったように行きたい観光地がありその国に行く方がほとんどかと思います。しかし、観光地に行っただけでその国を理解し、心から楽しむことは難しいです。観光地には多くの旅行者がおり、観光招致がいきすぎて本来の文化からそれた方向に進む場所も見られます。これらは全てその国の正しい姿ではなく、観光客が増えたことで生まれた副産物なのです。現地の人がどんな性格でどんな生活をしているのか。その答えは非観光地にあります。観光地と非観光地をバランスよく旅し、その国を理解することで、より楽しむことが出来るのではないかと私は考えます。

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