羽田空港国際線、深夜早朝出発便の待ち時間を快適に過ごすコツ。空港での長時間滞在もこわくない!

羽田空港国際線、深夜早朝出発便の待ち時間を快適に過ごすコツ。空港での長時間滞在もこわくない!

リーナブルに気軽に旅に行きたい派の救世主、LCC。とくに羽田便の誕生は、会社帰りにさくっと羽田空港へ行き、有休取らずに週末トリップ! なんてことも可能にしてくれました。ただLCCの出発時間が深夜早朝に集中しているので、空港まで公共交通を利用する場合、空港滞在時間が長くなってしまうのがネック……。果たして深夜早朝出発便を使うと、待ち時間が長すぎて疲労度マックスになるのか? いや意外と楽なのか? それは体力(年齢)の問題なのか。深夜に女子一人でも大丈夫? などの疑問とともに、羽田空港国際線旅客ターミナルで深夜早朝出発便を利用するときの快適な過ごし方を探ります。

羽田空港深夜早朝発便とは

羽田空港には国内線第一旅客ターミナルと第二旅客ターミナル、そして国際線旅客ターミナルの3つがあります。今回ご紹介する国際線旅客ターミナルは24時間オープン。警備員、警察官も常時巡回しており、非常に治安のよいターミナルといっていいでしょう。羽田空港国際線旅客ターミナルに着く電車の終電は0:20前後で、ここから搭乗までを空港内でどう過ごすか、これが今回のテーマです。
ここで深夜便と呼んでいるのは、おおむね1:00~3:00発の便。始発では間に合わない可能性のある5:00~7:00発便を早朝便とふんわり分けて認識しています。ちなみに国内線ターミナルは24時間オープンではありません。

コツ1 深夜便の場合はすぐに出国後エリアに行こう

航空会社にもよりますが、LCCの場合チェックインカウンターが開くのは概ね出発の2~3時間前。深夜便であれば羽田空港に到着する時点でカウンターが開いていることがほとんどでしょう。とにかく速やかに手続きを済ませ、保安検査、出国手続きへと進むのが吉。仮眠やくつろぐという意味においては、とにかくベンチが多い出国後エリア内がベストです。
深夜でガラ空きの出国後エリアでは、好きなところでゆったりと休めます。最近は仕切りで囲われたリクライニングチェアも登場。アームレストに充電ポートもついており、仮眠ついでに充電もできて至れり尽くせりです。

ベンチが多い出国後エリア内

ショッピングや食事が気になる人も心配なし。出国後エリア内に24時間オープンの免税店や飲食店があります。買い忘れた現地の人へのおみやげもここで買えますし、もちろん食事もできて断然時間をつぶせます。

出国後エリア内に24時間オープンの免税店や飲食店が

LCCは機内で食事やドリンクのサービスがないので、ここで何かお腹に入れておきたいですよね。出国後エリア内には、寿司店やうどん店、人気のつけ麺店やカクテルが飲めるバーなど、色々なジャンルのお店が揃っています。

カクテルが飲めるバー

都内店舗では行列必至のつけ麺店ですが、深夜便利用の時間帯ならノー行列ですぐ食べられます。

都内店舗では行列必至のつけ麺店ですが、深夜便利用の時間帯ならノー行列ですぐ食べられます

出国後エリアで24時間オープンしている店舗

■3F 109~111番ゲート(3階)
TIAT DUTY FREE SHOP CENTRAL(免税店)、TIAT DUTY FREE SHOP CENTRAL(食品店)
■3F 112~114番ゲート(3階)
TRUE SOUP(スープ、軽食)、バーレイジ(バー)、六厘舎(ラーメン)、夢吟坊(うどん)、甚六 Anti(お好み焼き・たこ焼き)、魚がし日本一(寿司)、MEAT STARS 29(洋食)、天ぷらさき亭(和食)
※一部店舗では時間帯により提供メニューが限られることがあります。

コツ2 先手必勝! 一般エリアでのベンチ探しは意外と大変

早朝便の場合は、チェックインカウンターが開くまで一般エリアで待つことになります。さてどこで時間を過ごしましょう? 24時間営業のレストランで時間をつぶすか、手頃な場所で仮眠or休息をとるか。
地上階エントランスプラザにターミナル内唯一の24時間コンビニ「Air Lawson」があり、その前にあるベンチなら、ベンチで過ごしつつ気軽に買い物にも行けて便利です。ただ人気ポジションだけに埋まるのも早いのでご注意を。

Air Lawson

あくまでも休息ということで考えると、大事なのは風が入らない場所。エスカレーターに近いところは、風も入ってくるうえ、機械が発するアナウンスが頻繁に流れるので若干うるさい。人通りの少なさならば窓に近いベンチがよいのですが、窓を通して冷気をばんばん浴びるので、体が冷え込みます(夏は逆に暑し!)。
3階の出発ロビーにあるベンチは人通りが多く騒がしい反面、警察官の巡回が多いことや近くに案内デスクがあり、気分的に何となく安心できるというメリットもあるので、そのへんはお好みです。

3階の出発ロビーにあるベンチ

展望デッキのある5階は、22~23時に店舗が閉店し、その後はフロア全体の照明が落とされます。このフロアのソファーは静かに休めそうですが、考えることは皆同じなのか深夜は先客がいることがほとんど。

展望デッキのある5階

4階飲食店エリアの「江戸小路」で閉店した店の前にあるベンチに横になるという手もありますが、数が少ないのですぐ埋まってしまいます。終電時点でご覧の通り。またクッションのないベンチ状の椅子なので、あまりリラックスできないんです。一般エリアでのベンチ探しは意外と苦戦するでしょう……。

4階飲食店エリアの「江戸小路」

また、現在の羽田空港一般エリア内では、クッションのあるベンチはほとんどにアームレストがついています。ベッドのように横になって眠ることができないため、熟睡はできないでしょう。でもそれでいいのです。本来であれば他の人が座れる分の席まで使って寝るのはマナー的にもよろしくないですしね。

コツ3 一般エリアの飲食店で時間をつぶす

ほどよきベンチの空きが見つからないならば、飲食店に入って時間をつぶすほうに切り替えましょう。出発ロビー案内デスクを背にして正面のエスカレーターを上ると飲食店が並ぶ4F江戸小路。ここには24時間オープンの居酒屋があります。

24時間オープンの居酒屋

出発ロビーを見渡せる場所にあり、意外な開放感もあってなかなか快適です。くれぐれも飲みすぎて乗り遅れないよう注意を!

くれぐれも飲みすぎて乗り遅れないよう注意

エスカレーターを降りてすぐに左方向に進んでいくと、本物のヒノキでできた「はねだ日本橋」があります。豪華なこの橋を渡ったところに、牛丼の吉野家やMOSカフェ、羽田食堂など24時間オープンの店が並んでいて、羽田深夜組がここに集っています。限定メニュー好きなら吉野家の「牛重」を。和牛を使った千円超えするこの高級メニューを食べられるのは、全国でも3店舗だけなんだそう。

吉野家

その隣にある羽田食堂はきちんと店舗スペースになっていて落ち着けるうえ、100席と広いので、いつ行っても座れます。

羽田食堂

【一般エリアで24時間オープンしている店舗】

■4F江戸小路
MOSカフェ(カフェ)、せたが屋(ラーメン)、カフェ カーディナル(カフェ)、茶寮 伊藤園(カフェ)、吉野家(牛丼・軽食)、和カフェテリア Dining 24 羽田食堂(軽食)、日本の味 Suginoko すぎのこ(和食)、ありそ鮨し(回転寿司)、銀座 おぐ羅(おでん・だし茶漬け)
■2F到着エリア/ロビー
タリーズコーヒー(カフェ)
■1F エントランスプラザ
Air LAWSON(コンビニ)

コツ4 増設中の充電スポットでこまめな充電を

旅先ってあっという間にモバイル機器の充電が切れませんか? 道を探したり、お店の検索をしたり、いつも以上にグーグル先生の助けを借りているはず。最近は座席にUSBポートのついた機体が増えていますが、残念ながらLCCにはそうした設備はほぼありません。大事なときにバッテリーが! という事態に陥らないためにも、空港にいるうちに充電スポットを見つけたらこまめに充電しておきましょう。
羽田空港内はここ数年で充電できるスポットが増えてきていて、とても使いやすくなりました。
機内エンターテインメントは自前調達が基本のLCC。無料Wi-Fiが使え、充電もできる空港での待ち時間を利用して、動画や読み物をダウンロードしておくのも手です。

充電できるスポット

一般エリアの3階出発ロビーにあるカウンタータイプの充電スポットは、深夜はほぼ満席状態なので、他の階を探しましょう。2階到着ロビーも数が少なく夜間になると混みあいます。比較的確保しやすいのは、飲食店内にあるUSBポートのついている席です。

3階出発ロビーにあるカウンタータイプの充電スポット

充電も出国後エリアがやっぱりおすすめ。カウンタータイプに加え、ベンチの横に電源コンセントとUSB差込口のついた、ポール型充電コンセントが設置されており、数もかなり増えているので便数が集中する時間帯以外は空きを見つけるのに苦労はないかと思われます。

ベンチの横に電源コンセントとUSB差込口のついた、ポール型充電コンセント

コツ5 ストレッチが旅を楽にする

待ち時間、そして搭乗中はどうしても座りっぱなしになり、血行が悪くなりがちです。長時間同じ姿勢でいると、腰や首などへの負担も大きくなります。LCCはシートピッチが狭い機体も多いので、とくに気をつけたいところ。簡単なストレッチで体をほぐしましょう。空港にいる間から1時間おきくらいに実践してみてください。飛行機を降りた時の体の疲れが格段に違いますよ。

ストレッチが旅を楽にする

【おすすめストレッチ】

■椅子に浅く座った状態で
・両手を両肩にのせ、そのまま腕と肩を大きく回す。前回し、後ろ回し両方行う。
・片足を前に出し、かかとを上げたまま、つま先を曲げ伸ばしする。左右両方行う。
・グーを作るようなイメージで足指を丸め、指の付け根のあたりを床につけて、すねから足の甲までを伸ばす。左右両方行う。
・右手で左ももをつかみ、そのまま左方向に上半身をひねる。逆方向も行う。
■立った状態で
・両手を後ろで組み、腕を伸ばしたまま前にかがむ。同じく腕を伸ばしたまま起き上がる。
・指先を下に向けた状態で骨盤に手をあて、腰を後ろに気持ちがいいと思えるところまで反らす。
・足を前後に開き、後ろに引いた脚の付け根をぐーっと伸ばす。

※妊娠中の方、持病のある方は医師に相談のうえ、行ってください。

コツ6 空港ステイ~搭乗中にあると便利なものは?

交通系ICカード:これから海外に出かけるのにかさばる小銭を持っていきたくないですよね。交通費や空港内での買い物はPASMOやSuicaなどの電子マネーを利用すると便利です。前日に多めにチャージしておき、財布にはお札だけにすると軽量化がはかれます。

空港ステイ~搭乗中にあると便利なものは?

大きなストールor布:軽いはおりものとして、仮眠のときのひざ掛けとして、丸めて枕がわりにも。旅先で肌を隠す必要があるときや、ゲストハウスを利用するならばちょっとした目隠しにも使えて、袋としても使える。変幻自在の布は荷物の中に一枚入れておくと便利です。

スリッパ、着圧ソックス:冬場の旅行だと暖かい靴を履いて出かけることが多いのですが、履きっぱなしは蒸れて匂いのもととなったり、足のむくみの原因となったりします。空港や機内ではスリッパにはき替えるか、着圧ソックスをはいて、足を楽にしてあげましょう。

番外編 深夜早朝の到着便、始発まではお茶して待つ

LCCは到着便も深夜早朝が多めなので、始発までの時間を空港で過ごすことになるパターンも。出国便と違い出国後エリアは利用できないので、一般エリアで24時間オープンしている店舗を利用するか、仮眠するかになります。個人的意見ではありますが、始発待ちではカフェ利用がいちばんおすすめです。

始発待ちではカフェ利用がいちばんおすすめ

というのは、帰国後というのは自分の感覚以上に体が疲れていて、ここで中途半端に寝てしまうと、寝過ごす羽目になったり、筋肉痛がひどくなったりと後々きついから。あと少しだけがんばりましょう。

いかがでしたでしょうか? 空港オーバーナイトに抵抗のある方も、羽田なら設備も整っており、予想以上に待ち時間を過ごしやすいはずです。ぜひ深夜早朝便をうまく利用して、週末LCC旅にも気軽にチャレンジしてみてください。
※文中に登場する施設、サービスの内容及び価格は、2019年8月時点のものです。変更される可能性もありますのであらかじめご了承ください。

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