機内食目当てでエアライン選んでみる!? グルメなエアラインランキング
飛行機に乗る楽しみの一つが機内食。エアラインの個性やその国の食文化をしっかりと反映した機内食が増えています。そんな機内食をランキングする動きも活発化しています。はたしてどのエアラインの機内食が高く評価されているのでしょう。個人的なベスト3も合わせてご紹介しましょう。
進化する機内食
画一的で美味しくない–– かつてはそんなイメージが強かった機内食も、エアラインの競争が激しくなるにつれ、徐々に変わりつつあります。他のエアラインとの差別化の一環として機内食に力を入れるエアラインが増えているのです。
例えば、機内にシェフを搭乗させ、「フライングシェフ」として機内食を提供しているターキッシュエアラインズやオーストリア航空などがその代表格。
ビジネスクラス以上限定ではありますが、トルコのターキッシュエアラインズでは、メニューを開発している機内食ケータリング会社の大手・DO&CO社(ドコ社)のシェフが機内で乗客一人ひとりに料理の盛り付け、サーブしています。トルコ世界といえば三大料理の一つ。フライングシェフのサービスで機内食の味はさらに美味しくなりそうです。
台湾の小籠包の名店・鼎泰豊の小籠包をビジネスクラス以上で提供しているのは、台湾のエバー航空。空の上で食べる肉汁たっぷりの小籠包の味は格別です。
ビビンパで人気なのが大韓航空の機内食。チューブ入りのコチュジャンとごま油が添えられたビビンパは、自分で混ぜて好みの味に仕上げるシステム。エコノミークラスでも提供されます。自分で作る楽しさも満喫しながら韓国の国民食・ビビンパをいただけますよ。
マッサマンカレーやグリーンカレーを提供しているのはタイ航空。機内食の時点で気分はもう「タイ」。これぞ機内食の醍醐味ではないでしょうか。
このようにご当地のグルメや食文化を機内食に盛り込むのは航空業界のトレンドとなっています。今後も、機内食の進化から目を離せません。
空旅の大御所が選ぶ機内食が美味しいエアライン
航空業界の大手リサーチ機関スカイトラックスでは、エアラインや空港に関する各種ランキングを発表しています。
機内食のランキングもその一つ。2016年の「ベストエコノミークラスエアラインケータリング」 のランキングを見てみましょう。
1.タイ航空
2.ターキッシュエアラインズ
3.アシアナ航空
4.カタール航空
5.JAL
6.シンガポール航空
7.オーストリア航空
8.キャセイパシフィック
9.ルフトハンザ
10.エバー航空
いかがでしょう。アジアのエアラインが7社ランクインしています。機内食の評価では、アジアのエアラインが優勢なのです。
同じスカイラックスのランキングで、プレミアムエコノミークラスの結果は以下の通り。
1.シンガポール航空
2.カンタス航空
3.ニュージーランド航空
4.ルフトハンザ
5.ヴァージン・オーストラリア
6.JAL
7.エールフランス
8.エバー航空
9.アエロフロート
10.ANA
ビジネスクラスはどうでしょうか。同じくスカイラックスの調査です。
1.ターキッシュエアラインズ
2.カタール航空
3.エティハド航空
4.オーストリア航空
5.ガルーダインドネシア
7.JAL
8.海南航空
9.ANA
10.ヴァージン・オーストラリア
すべてにランキングしているのはドイツのルフトハンザ。何事にもおいてソツがないドイツのエアラインらしい結果ではないでしょうか。
2015年版ですが、アメリカの人気旅行雑誌Travel&Leisure誌も機内食のランキングとして「ザ・ベスト・インターナショナル・エアラインズforフード」を発表しています。結果は以下の通り。
1.シンガポール航空
2.エミレーツ
3.ターキッシュエアラインズ
4.キャセイパシフィック
5.ANA
6.大韓航空
7.タイ航空
8.ニュージーランド航空
9.ヴァージンアトランティック
10.カンタス航空
以上の調査結果を見てみると、ターキッシュエアラインズの評価が非常に高いのがわかります。さすが「世界三大料理の国」のエアライン、といえるかもしれません。
個人的ベスト1 ターキッシュエアラインズで異国の味に舌鼓を打つ!
私の個人的ランキングでも高評価なのがターキッシュエアラインズ。ビジネスクラスはもちろんのこと、エコノミークラスでもトルコ料理の個性を活かした美味しい機内食を堪能できました。
写真は成田ーイスタンブールのフライトで提供されたエコノミークラスの機内食。内容は、キュウリとヨーグルト、鶏むね肉のグリルとペンネトマトソース、ズッキーニのソテーにデザートのプリンです。キュウリをヨーグルトとハーブで和えた一品はいかにもトルコ料理。プリンもほどよい食感と甘さの本格派。満足できる内容でした。
ビジネスクラスでは、ひき肉のケバブやラムチョップもよく提供されています。民族色豊かな機内食が多いターキッシュエアラインズ。評価が高いのも納得です。
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個人的ベスト2 ニュージーランド航空のフレンドリーなサービスが機内食の味を引き立てる!
ユニークなセーフティビデオが話題のニュージーランド航空。国民性を反映して、フレンドリーなサービスで人気のエアラインです。
ニュージーランド航空の場合、とりたてて個性的な料理はないのですが、一つひとつが丁寧に調理されている印象です。メインの肉や魚料理も彩りの野菜のソテーは、食感も味付けもほどよく美味しく調理され、また温かなサービスも味を引き立てる効果がありました。
朝食に出されたシリアルと新鮮なフルーツやクロワッサン、ハーブ入りオムレツも上品な味。それでいてボリュームたっぷりなので、食欲旺盛な人に満足できる内容だと思います。
特にパンが美味しいのがニュージーランド航空の魅力。プレミアムエコノミークラスでは6
種類ほどのパンの中からチョイスできます。パン派の人にはうれしいエアラインです。
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個人的ベスト3 予想以上に美味しい! マレーシア航空の機内食
各種ランキングには登場しませんが、オーストラリアの旅行雑誌「ラグジュアリー・マガジン」で機内食が美味しいエアラインの1位に選ばれたことがあるのがマレーシア航空。
「機内食が美味しい」というイメージがないだけに実際に搭乗してみると、こちらの期待を大きく上回る味と内容に驚かれる人も多いのでは?
マレーシア航空の機内食でおすすめなのは、ビジネスクラスで提供されるサテー。鶏肉や羊肉を串に刺して焼き、辛いピーナツソースをかけて食べる料理です。
マレーシア航空ではこのサテーを好みの分量だけ注文することができます。ちょっと大げさですが、焼き立てのサテーを目当てにマレーシア航空に乗るという乗客もいるほど。まさに空の上の名物料理です。
エコノミークラスの機内食でもナシゴレンなどのマレーシアの味を楽しめます。マレーシア人の国民食ともいえるナシレマ(ココナッツミルクで炊いたご飯にサンバルソースやピーナッツ、揚げたカタクチイワシなどを添えた料理)も朝食としてよく提供されますよ。
ボリュームたっぷりなのもマレーシア航空の機内食の特徴の一つ。大食漢の人にも満足できる内容です。
なおマレーシアはイスラムの国ですが、マレーシア航空では注文すればビールやワインなどアルコールも出ます。
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フライト時間が短くても長くても、機内食が近づくとなんとなくウキウキしますよね。そんな期待感に応えてくれる機内食を提供してくれるエアラインを選んで、空の旅をより美味しく楽しく演出してみませんか。
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初めまして。酒と旅行がメインのブログを書いているcongiro(コンヒーロ)と申します。 普段から日本各地を旅しては、地元の方々が飲んでいる日常系の日本酒を好んで買って楽しんでいます。 特に好きなのは、その土地の日常酒を、その土地の方たちがいる酒場で飲むことですね。「誰かの日常は、私の非日常」。それを念頭に、いつも楽しく旅をしています。...
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