投稿者 : 直子 澄田、投稿日 2016 年 10月18日

女性同士の旅は恋人との旅行よりも要注意。うっかり親友を失わないために気をつけたいこと

気の合う女友達との旅行は楽しいもの。でも気の合う相手だからこそ、うっかり気を抜いた瞬間の些細な行動や言動から大げんかに発展……ということも。もはやわかり合えないと諦めている異性の恋人に対しては許せることでも、同性だと許せないこともしばしば。今回はせっかくの楽しい女友達との旅行を台無しにしないために気をつけたいことを考えてみました。

時間のルーズさにはみんないらいら!

この原稿を書くにあたって女性にアンケートをとった結果、一番多かったのが「相手の遅刻」でした。
これは旅に限らず日常生活でもよくあるケンカの原因ですが、時間に厳格な“きっちりさん”にとって相手が時間に遅れることは、時間にルーズな“のんびりさん”が想像する10倍以上のストレスです。
飛行機や電車の出発時間、アクティビティの予約やアトラクションの開始時間など「時間厳守」事項が連続する旅行において、きっちりさんとのんびりさんのコンビの場合のお互いのストレスは相当なもの。やっかいなことに、多くのきっちりさんが求めるのは、のんびりさんにとっては完璧な状態である「時間に間に合う」ということではなく、さらに高次元の「時間に余裕をもって行動する」ことなのです。

一方で、遅刻がデフォルトであるのんびりさんにとって、旅行中は相手に迷惑をかけまいと最大限の努力をしている真っ最中。例えぎりぎりであろうと時間に間に合っていること自体が奇跡なのに、どんなに努力しようと、いつも時間ぎりぎりになることにきっちりさんは少しずつ不機嫌になっていきます。ついにのんびりさんの気力が尽き果てちょっと遅刻した結果、烈火のごとく怒られる、ということに。

時間のルーズさ

これはもう「時間に対する考え方の差」としか言いようがありません。飛行機に乗り遅れたなどの致命的な結果にならないようチケットは別々に持つなどの対策をとるとともに、そもそもそんなに予定を詰め込まない、そしてもし予定が狂ってもその間ほかの楽しみが見つけられるように、きっちりさんは、日頃からあらゆる方面への好奇心と洞察力を養っておくと良いでしょう。本を持参する、スマホゲームをするなどでもOK。衝動的に怒りをSNSにぶつけるのだけはやめましょう。のんびりさんはちょっとでも遅刻をしたら謝るようにしましょうね。

「特に希望がない」はNG!

次に多かったのが「旅の手配やお店選びなど、すべて任せきりにしちゃって怒らせちゃった」という意見。
旅においてはどうしてもどちらかに下調べやプランニング、予約、旅行中のアテンドという業務が偏重してしまいます。プランニングは、得意不得意があるので、得意な方がやるのは当然のこと。また、全員が口を出し始めると収拾が付かないので、誰かがまとめ役になるのは良いことです。ですが“お任せさん”があまりにも「お任せ」すぎるのも時として問題となります。“引率さん”はサービス精神が強く、みんなの喜ぶ顔が見たいので張り切ってお世話をするのですが、しばしばその思いが強すぎて旅の途中で疲労がピークに達し、急に心折れてしまうことも。「夕食どうする?」という話になったとき、お任せさんがものように「お任せ〜♪」と言った途端、突然引率さんの逆鱗に触れることも。ついさっきまで「ね?このホテルすごくいいでしょ〜♪Expediaで予約するとウェルカムドリンクと、スパチケットがついてとってもお得だったんだよっ」と上機嫌だったくせに、いきなり「いっつも人任せにしないでよ!」と怒り出して面食らうことがあります。

「特に希望がない」はNG!

旅はみんなで作るもの。お任せさんだって、時にはやや突っ走り気味な引率さんに不満もあるでしょう。しかし、予約や引率はそれなりにエネルギーを費やすものだということを理解し、本当にどうでも良くても「一緒に考えている」風な感じをだしましょう。そして常に感謝の言葉を忘れずに。これで旅は終始にこやかです。

メイクや着替え、お風呂に時間をかけすぎ!

これも多かったです。メイクや着替えに時間をかけすぎ問題。これはもう、もらったコメントをそのまま掲載することにします。

・ 化粧台を一人で占領。使った後は大量の髪の毛が落ちてて不快だった。
・ 朝食に行こうと思って待ってたのに、なかなか起きず、やっと起きたかと思ったら、鼻歌歌いながらシャワー。シャワー終わって40分たっても携帯見ながらまだ化粧中だったので先に朝食に行った。起きるの待たずに行けばよかった。それから朝食はいっつも別行動。
・ メイク時間が本当に長い!毎朝会社に行く前もこんなにかけてるんだったらすごい。というか、そんなにかかるならもう少し早く起きて準備すればいいと思った。
・ お風呂が長い。先に入ったならせめて30分くらいで出てほしい。

メイクや着替え、お風呂に時間をかけすぎ!

ということです。どんな女性でもぎくっとすることがひとつくらいあるのではないでしょうか。女性にとって身繕いは大切ですが、節度を持って行動しましょう。

というか携帯見すぎじゃない?旅を楽しもうよ

ずーっと携帯をいじっていて不愉快だった、という意見もありました。
「彼氏への逐一報告メールがうざい」、「SNSアップ用の写真をことあるごとに撮らされ、気に入るショットが撮れるまでなんども要求されて疲れた」というコメントも。

というか携帯見すぎじゃない?旅を楽しもうよ

SNSがらみで言うと、Facebookに無断でタグづけられてアップされるのは迷惑だ、という意見もありました。どんなに親しくてもSNSにアップする際は、一言確認をとってからアップしましょう。

少数意見ですがこんなことにも注意!

ほかにもこんなことでケンカになった、不愉快になったという事例をご紹介します。

お土産買いすぎ。そして買い取らされた

旅でお土産を買うのは楽しみのひとつですが、ずーっと買いものをされるのもちょっと迷惑。さらに「ちょっと買いすぎちゃった、これ、○○ちゃんのお土産にしない?」と半分お金を出させられたという人も。これはちょっと行き過ぎですが、買い物の時間が長過ぎるという意見はちらほらありました。女性だからってみんな買い物が好きだと思ったら大間違い。買い物好きな人はほどほどを心がけましょう。

傷心旅行に利用された

友達と旅行に行ったら彼氏と別れた直後だったらしく、ずっと泣き言を聞かされたという人も。もちろん、友達だから失恋の話は聞くし相談にも乗りはしますが、終始それだとだんだんいらいらしてしまうもの。傷心旅行に行きたいならば、はじめから正直に「傷心旅行につきあって」と言いましょう。そういう話が大好物な友人もいるはず。それぞれのニーズにあった旅をするというのも大切です。

 

と、いろいろ書いてみましたが、気をつけなければならないのは、どれも常識的なことばかりですね! 仲良くなるとついつい甘えがでてしまうもの。密着度の高い旅だからこそ、いつも以上に気を配り、せっかくの友情を壊さないよう、楽しく旅をしましょう!

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