子連れ海外旅行するなら知っておきたい!役立つ飛行機利用術&裏ワザ
子供と一緒に海外旅行へ行くにあたって、いちばん心配なのが機内での時間。子供が退屈しないか、騒がないかと、親としてはいろいろ気をもみますよね。
そこで、ここでは航空会社各社が提供しているサービスを紹介しながら、便利な裏ワザを伝授していきましょう。
予約から始まる快適な飛行機の旅テクニック
グアムにハワイ、シンガポール、台湾…旅先はいろいろありますが、子供と一緒でも一緒でなくても、海外旅行に行くにあたってまずすることは「予約」。最近はエクスペディアを利用して、個人手配でホテルや飛行機を予約する人も増えていますね。
大人だけの旅行であれば、予約をすればひと安心。あとは出発まで旅先の下調べをしたり、荷物のパッキングなど旅の準備に取り掛かります。でも子連れ海外旅行であれば、ここでもうひと手間。航空会社やホテルが提供する便利な子供向けサービスを申し込んでおきましょう。
そこで、まずは航空会社各社が用意する子供向けサービスについて紹介しましょう。
ベビーミール&キッズミール
航空会社各社では、2歳未満の乳児向けのベビーミールと2~12歳向けのキッズミールを用意しています。ベビーミールは瓶詰の離乳食などが中心。キッズミールはハンバーグやフライドポテトなど子供が好きそうなメニューがそろっています。いずれも予約時、あるいは予約後に航空会社に直接申し込まなくてはなりません。オンラインでリクエストできるケースがほとんどですが、航空会社に直接電話してもOKです。
ここで裏ワザですが、特に欧米路線ですと揚げ物中心のキッズメニューが多く、子供が食傷気味になることも。そんな場合は、大人のメニューにするのも手。ベジタリアンメニューをリクエストするというママの声も聞いたことがあります。
座席の指定
最近はほとんどの航空会社で、予約時から出発の数日前までオンラインで座席の指定ができるようになっています。小さい子供と一緒なら、当然並びの席がほしいですよね。座席指定をしないでいると、当日空港で空いている席をあてがわれるので、家族バラバラの席になってしまうこともあります(実は私、経験者です…)。
おすすめのシートは、トイレに行くのに便利な通路側を確保できるような並び席。家族の人数や機体のシートアレンジにもよりますが、横並びの席を占有できると他人へ迷惑をかけないかしら…というストレスが軽減します。
ギャレーなどの壁を前にした席やドアに近いいちばん前の席は足元が広くて人気があります。でも、機体にもよりますが原則アームレストを上げられないのが難点。子供がゴロンと横になりにくいシートです。
座席の指定の裏ワザですが、子供がらみの機内でのトラブルのひとつに、子供が前の席を蹴ってしまうことがあります。活発なお子さんと一緒の旅行でしたら、例えばママと子供は後ろの席、パパは子供の前の席…と前後でシートを指定するのも手です。
バシネット(ベビーベッド)
ほとんどの航空会社では前面が壁になった席の壁部分にバシネットと呼ばれる赤ちゃん用のベッドを取り付けるサービスがあります。航空会社によって利用対象はわずかに異なりますが、おおむね2歳未満で10kg未満の幼児が対象です。
このサービスを利用するには必ず予約が必要で、電話でのみ受け付けていることも少なくありません。またバシネットを取り付けられる席は限られているので、利用したい場合は早めに予約しましょう。
荷物の宅配サービス
荷物を自宅から空港に送付する宅配サービスを利用するママ・パパも多いことでしょう。さらに進んで日本航空やANAなどでは、自宅から海外の到着空港まで届けてくれる“手ぶらサービス”があります。
利用できない国内空港やアメリカ・グアム路線など利用できない路線もありますが、荷物が多く、あちこちと動き回る子供を連れた旅行には利用価値があります。ぜひチェックしてみてください。
予約の必要のない子供向けサービス
航空会社各社では、ほかにも予約の必要ない子供向けサービスもたくさん用意しています。シールや折り紙を配ったり、子供用トラベルパックを用意していたりとその内容はさまざま。日系の航空会社では絵本の貸し出しも。数やサイズに限りがありますが、おむつを用意している航空会社もあります。まずはCAさんに聞いてみるといいでしょう。
ほかには座席に個人用TVモニターがあり、機内エンターテインメントとして子供向けのアニメや映画、ゲーム、音楽が楽しめる路線も少なくありません。また、どの航空会社でも機内に数カ所におむつ交換台を用意したトイレがあります。
ちょっとした裏ワザですが、個人用TVモニターを利用する際、機内で配られるイヤホンが子供にあわないことが少なくありません。もし使い慣れたものがあればそれを、あるいは子供用のイヤホンも売っているのでそれを購入して持っていくといいですよ。ただし機種によってはアダプターが必要な場合もあるので、不安でしたら事前に航空会社にプラグタイプを問い合わせた方がいいかもしれません。
子連れにおすすめの航空会社は?
料金の問題もありますが、旅先まで複数の航空会社が飛んでいる場合、どの航空会社を選ぶといいでしょうか?
まず子供と親の負担を考えたら、絶対に直行便を利用するのがいちばんです。そして出発時間、到着時間も要チェック。子供が寝ている間に現地に到着するので、もしあれば夜発のナイトフライトを選ぶママ・パパが多いようです。ただしグアム、サイパンなどフライトタイムが短いエリアですと、熟睡中の子供たちを起こさなくてはならず、ちょっと憂鬱。フライトタイムを考えて選ぶといいでしょう。
そして不慣れな子連れ旅行では、言葉の心配がない日系の航空会社はおすすめです。きめ細かいサービスが期待できるほか、機内エンターテインメントも日本語で、さらに子供たちに人気のアニメも用意されているので助かります。
裏ワザというほどではありませんが、子供料金もマイレージを貯められますので、利用航空会社にマイレージプログラムがあれば、子供の名前で加入しておきましょう(後日でもOK)。特に日本航空やANAが展開しているマイレージプログラムは日常生活でも貯められる場面が多いので便利です。提携航空会社でのフライトも貯められますので、次の旅ではマイレージプログラムによって航空会社を選ぶのもひとつの手ですね。
ファミリー旅行の強い味方!LCCもひと工夫で快適に!
リーズナブルな料金設定のローコストキャリア(LCC)は、ファミリー旅行の強い味方です。でも子連れ目線で考えると、LCCならではの注意点がいくつかあります。
まず、LCCには幼児・小児料金の設定がないのが基本です。それでもフルサービスキャリアよりはリーズナブルなケースがほとんどですが、念のため総額が本当に安いかチェックだけはしておきましょう。
そしてLCCは座席指定できないのがベーシックスタイル。子供と離れ離れの席になったら困りますので、プラス料金を支払ってでも座席指定することをおすすめします。LCCは機内預け荷物の重量に厳しいことでも知られていますが、「座席指定+機内預け荷物20kg+機内食」などといった形で、パッケージでサービスを“購入”できるケースが多いようです。具体的な内容は航空会社によって異なりますので、各社のホームページなどでサービス内容やパッケージ内容をよく確認することをおすすめします。
さらに機内エンターテインメントはほとんどの場合、有料です。iPadなどのタブレットやDVDプレーヤーなどを持ち込むママ・パパの姿をよく目にします。でも長いフライトでは飽きることもありますので、そんなときは機内で支払って利用するのも手です。子供たちの雰囲気で柔軟に対応する気持ちが大切です。
LCCの多くはチェックインカウンターが混雑したり、搭乗の際にボーディングブリッジがなくバスで移動したり、さらに空港施設が遠くかなり歩かされたりと多少の苦労を伴います。子連れ旅行をするママ・パパは常に時間に余裕を見て動いていると思いますが、いつも以上にゆとりをもったスケジュールを心がけましょう。
さて、準備はできましたか? 子供たちと一緒に快適な空の旅を楽しんでください!
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