投稿者 : 光 荒沢、投稿日 2016 年 3月4日

野生のイルカと一緒に泳ぎたい! 夢のドルフィンスイムができる世界の海

地球70%の海を自由に泳ぎ回るイルカたち。イルカにはどこか癒しのパワーがあるようで、その快活で自由な姿にあこがれる人も少なくありません。

そこでイルカと泳げる海を中心に、イルカと触れ合える世界のスポットを紹介していきます。日常生活に行き詰っている人や春に向けて転機を迎えている人は、イルカとの出会いや触れ合いを通して、新しい何かを発見できるかもしれません。

カリブ海・バハマ:ドルフィンサイト

抜群の透明度!野生のイルカと一緒にカリブ海を泳いでみよう!

野生のイルカと泳ぐ!というと、多くの人がイメージするのがカリブ海・バハマ。透明度がよいうえに、海の底が白砂で水中風景も明るく、気持ちよくドルフィンスイムを楽しめるのが最大の魅力。写真映えするので、皆さんもいろいろなところでドルフィンサイトのイルカたちを目にしているはずです。

抜群の透明度の海でイルカと戯れる バハマ「ドルフィンサイト」
Photo by Tamotsu Ogawa

ドルフィンスイムができるのは、バハマの中でもグランドバハマ島の北部に広がる「リトルバハマバンク」と呼ばれる浅い海。フロリダにあるウエストパームビーチという街からクルーズ船に乗って1週間ほどの日程で出かけます。クルーズ中はイルカに会えない日もありますが、イルカに出会えたらすぐにビキニ1枚で海に飛び込めます。

ここのイルカは非常にフレンドリーで、人間を恐れません。まるで「一緒に泳ごうよ」と誘っているような身振りで人に近づいてきます。運がよければ小さな赤ちゃんイルカにも会えるかも。

野生のイルカと泳げる!バハマ「ドルフィンサイト」
Photo by Bahamas Ministry of Tourism

一方で、1週間のクルーズが心配な人やスケジュールがあわない人は、バハマのビミニ島もおすすめです。ここでは毎日午前と午後に日帰りドルフィンスイムツアーが開催されています。ドルフィンサイトに負けず劣らず、フレンドリーなイルカたちが迎えてくれます。

【バハマのイルカMemo】

  • ベストシーズン:5~10月
  • 会えるイルカ:タイセイヨウマダライルカ
  • スタイル:野生のイルカとスイム

ミクロネシア・パラオ:ドルフィンズ・パシフィック

憧れのドルフィントレーナーになれるかも!

日本から直行便で気軽に行けるパラオは、世界遺産に登録された豊かな海が広がるトロピカルな楽園です。ここにはドルフィンズ・パシフィックと呼ばれる、イルカを通してイルカの生態や自然環境を学べる施設があり、さまざまなスタイルでイルカと触れ合うことができます。

憧れのドルフィントレーナーになれる!パラオ「ドルフィンズ・パシフィック」
Photo by Palau Visitors Authority

プログラムはいくつかありますが、どんなプログラムでも最初に受けなくてはいけないのが「クロース・エンカウンター」。イルカの基本的な知識を学び、桟橋の上からイルカにタッチします。小さな子供でも参加でき、これだけでも十分楽しめます。

憧れのドルフィントレーナーになれる!パラオ「ドルフィンズ・パシフィック」
Photo by Palau Visitors Authority

さらに一緒に泳ぐ「ドルフィン・シンフォニー」やダイビング器材を身に着けてゆっくり水中でイルカとランデブーできる「ドルフィン・ダイビング」や「体験ダイビング」もおすすめです。イルカのトレーナーの仕事を1日かけて体験できる「ワンデー・トレーナー」なんていうユニークなプログラムもあります。

エンカウンターは濡れてもいい恰好で、ほかも水着にタオルさえあれば参加できます(スノーケルやフィンはレンタル可能)。その手軽さも魅力のひとつです。

ドルフィンズ・パシフィック(Dolphins Pacific)
公式サイト:http://www.dolphinspacific.com/jp/

【パラオのイルカMemo】

  • ベストシーズン:通年
  • 会えるイルカ:ハンドウイルカ
  • スタイル:飼育下のイルカとスイム、ダイブ、タッチング、トレーニングetc

伊豆諸島・御蔵島

東京に暮らす野生のイルカに会いに行こう!

東京都御蔵島。東京の南約200kmにある御蔵島は、伊豆諸島に属する小さな島で、東京から一番手軽に野生のイルカに会える島として知られています。アクセスは東海汽船が毎日運航しており、夜22:30に東京・竹芝桟橋を出て三宅島を経由して翌朝6:00には到着というスケジュール。週末を利用してたっぷりイルカ三昧を楽しめます。

伊豆諸島・御蔵島

御蔵島では、通常、漁船に乗って約2時間のドルフィンウォッチング&スイムのツアーに出かけます。船頭さんの合図で海に飛び込み、自由にスイムを楽しめますが、決して追いかけたりしてはいけません。イルカから近づいてくるのを待ちましょう。栄養が豊富な海はイルカの子育てに最適なようで、好奇心旺盛な子イルカの姿が多いのも特徴です。

持ち物は、水着&タオルに加え、マスク・スノーケル・フィンは自前を用意していったほうがよさそうです。さらに真夏でもクラゲ対策としてウエットスーツやラッシュガードがあるといいですよ。春先や秋は船の上で寒さを感じるので防寒具もお忘れなく。

【御蔵島のイルカMemo】

  • ベストシーズン:4月下旬~10月
  • 会えるイルカ:ミナミハンドウイルカ
  • スタイル:野生のイルカとスイム

マリアナ諸島・グアム

ファミリーでドルフィンウォッチングを楽しもう!

イルカと泳ぐ勇気と自信はないけど、ひと目見てみたい…という人も少なくありません。日本国内にもドルフィンウォッチングが楽しめる場所がありますが、遭遇率の高さと旅行のついでに楽しめるという気楽さでいえば、グアムはおすすめです。

太平洋マリアナ諸島・グアム
Photo by Guam Visitors Bureau

グアムで見られるイルカは、元気なハシナガイルカ。高速で走るボートに併走し、水面上へ回転ジャンプしたりと、アクロバティックな動きで歓声を呼びます。ウォッチングツアーを開催する会社はいくつかあり、いずれも1日数回4~5時間のツアーを用意しているので、旅行のスケジュールに合わせてツアーを選べるのが魅力です。95%以上というイルカとの高い遭遇率も魅力です。ツアーは1年を通して開催されていますが、海が安定している11~5月がベストシーズンです。

グアムでのウォッチングツアーに参加するなら、多少濡れてもいい服装であればOK。子供からシニアまで気軽に参加できるのが魅力です。ウォッチングにスノーケリングや海上トランポリン&滑り台などを組み合わせたプランも人気があります。

【グアムのイルカMemo】

  • ベストシーズン:通年
  • 会えるイルカ:ハシナガイルカ
  • スタイル:野生のイルカをウォッチング

インド洋・西オーストラリア:モンキーマイア

野生のイルカに餌をあげてみよう!

西オーストラリアのモンキーマイアは、野生のイルカがやってくるビーチがあることで世界的に知られています。モンキーマイアは、州都パースの北約830kmの世界遺産シャークベイに位置し、1960年頃からほぼ毎日イルカがビーチにやってくるようになったとか。

オーストラリア「モンキーマイア」

1日何回もビーチに姿を現し、人々に笑顔をもたらしてくれます。レンジャーが常駐しているので、イルカに触らないなどルールを守って。ラッキーならば餌やりを体験できます。ただしこれはレンジャーの指名した1~2名だけの名誉です(子供が選ばれることが多いとか)。

パースからのツアーもありますが、近くにある唯一のホテル、「モンキーマイア・ドルフィン・リゾート」に宿泊して、イルカとイルカが住む環境をゆったりと楽しむのもおすすめです。

長い時間をかけて築き上げたイルカと人間の素敵な関係を感じられる、世界でも貴重な場所です。

【オーストラリアのイルカMemo】

  • ベストシーズン:通年
  • 会えるイルカ:ハンドウイルカ
  • スタイル:野生のイルカをウォッチング、餌やり

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Cover Photo by Tamotsu Ogawa / Dolphin Site, Bahamas