投稿者 : トラベル ライター、投稿日 2019 年 3月19日

推し活動の合間に! オシャレ&カルチャー好きな女子におすすめしたい東京のリフレッシュスポット

春休み。旅行や遠出が楽しめるシーズンです。

しかし、休みもお金もたっぷり使うことを想定して予定を立てられる人ばかりではないでしょう。特にオタク……推しを中心に生活を組み立て、休みもお金も“推しごと”につぎこむ暮らしをしている人であれば、なおさらです。

そんな「推しに全部捧げています!」な人であっても、「ちょっとリフレッシュしたい」という気持ちはあるはず。そこで、1泊2日の遠征や卒業旅行などで東京を訪れる予定がある人に向けて、東京在住のアラサーオタク女子ライター・ひらりさが「リフレッシュプラン」を考えてみました。

コンサートや劇場へ行くまでのスキマ時間に寄るも良し。推し活動を終えた後に立ち寄るも良し。「ライブ遠征ついでに心身を整えたいな〜」「東京でサクッと行ける場所をもっと知りたい!」という方におすすめしたい、6つのスポットを紹介していきます。

【1日目】新宿で癒され、六本木ではじけよう

時間もお金も節約できるリーズナブルな交通手段として、オタク女子に愛用されている夜行バス。新宿には大規模な高速バスターミナル「バスタ新宿」があることから、東京巡りはこの街から始まる、という方も多いかと思います。

TSUTAYA BOOK APARTMENT(新宿)

TSUTAYA BOOK APARTMENT(新宿)

夜行バスや格安航空(LCC)で東京へ来た人からは、よく「あまりにも早朝に着くので、世の中が動き出す時間まで、どこで過ごせばいいか分からない」という悩みを聞きます。

そんな夜行バス・LCC民だけでなく、ちょっと時間をつぶしつつコンテンツにも触れたいという人におすすめしたいのが、JR新宿駅東口から徒歩1分という最高の立地にある「TSUTAYA BOOK APARTMENT(ツタヤブックアパートメント)」

1時間500円から利用できる24時間営業のラウンジスペースで、なんと3フロアのうち1フロアが女性専用フロア。「マンガ喫茶は朝から開いているけど、男性が多いので落ち着けない……」という人に優しい安心設計です。

パウダールーム

Wi-Fiやコンセントが無料で利用できるだけでなく、パウダールーム・シャワールーム(有料)・個室ブース(要予約・有料)といった、身支度を整えたい女子のためのサービスも盛りだくさん。移動で疲れた心身をしっかりリセットし、これからの予定に備えることができます。シャワールームが無料で利用できる6時間パックや12時間パックも用意されているので、「追加でチケットが取れたから、まだまだ東京に滞在するぞ」という方にも便利です。

女性専用フロア

名前の通り、当然「BOOK」もたっぷり。さらに女性専用フロアでは「くつろぎ」をコンセプトに、各種雑誌から、ビューティー関連の書籍、トラベル系の情報本まで、バラエティーに富んだラインアップの本をその場で読めちゃうんです(購入もOK)。

畳エリア

靴を脱いでリラックスしながら、畳エリアや巨大ビーズクッションの上で読書する体験自体が、めちゃくちゃスペシャル!

男女共用フロアは大自然
男女共用フロアは大自然でのグランピングがモチーフ

ふかふかのビーズクッション「Yogibo」
ふかふかのビーズクッション「Yogibo」もこのエリアにあり

夢中になり過ぎて、現場の予定に遅れないように気をつけてくださいね。

TSUTAYA BOOK APARTMENT
住所:東京都新宿区新宿3-26-14 新宿ミニムビルⅠ 4〜6階 新宿ミニムビルⅡ 5〜6階
TEL:03-5315-4077
営業時間:24時間 無休
公式サイト:https://tsutaya.tsite.jp/feature/store/tba_shinjuku/

伊勢丹新宿店 ビューティアポセカリー(新宿)

伊勢丹新宿店 ビューティアポセカリー(新宿)

コスメ好きにとって“聖地”といっても過言ではない、伊勢丹新宿店。海外からの観光客もひっきりなしに訪れる1階の化粧品フロアは有名かと思いますが、ナチュラル志向の方にプッシュしたいのは、本館地下2階にある「ビューティアポセカリー」です

“アポセカリー”とは「薬局」を表す古語だそう。その名の通り、健康食品をはじめ、ナチュラルなコスメやヘアケア製品などがずらっと並んでいます。漢方やサプリメント、フレグランスなどもあり、どれも世界各国から集めた選りすぐりなんだとか。

自分を装うアイテムを買うのも楽しいですが、自分をいたわってあげられるアイテムというのも、なかなかの“底なし”ジャンル。私もその存在に気付いて以降、ことあるごとに足を運んでいます。

内面からの美と健康を啓蒙する書籍のコーナーも
ビューティアポセカリーのコンセプトは「今もこれからも美しく健康でありたい」。フロアでは、内面からの美と健康を啓蒙する書籍のコーナーも展開されている

ホテルですぐに使える「davines(ダヴィネス)」のヘアマスクを買うも良し、旅の記念に「uka(ウカ)」のネイルケアアイテムを買うも良し。香水やアロマ系の商品も多数置いてあるためか、フロア全体に優しくて良い香りがふんわりと漂っており、歩き回るだけで気持ちが穏やかになる、とっておきのスポットです。

伊勢丹新宿店 ビューティアポセカリー
住所:東京都新宿区新宿3-14-1 本館地下2階
TEL:03-3352-1111(伊勢丹新宿店)
営業時間:午前10時30分〜午後8時 不定休
公式サイト:https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/shops/beauty/apothecary.html

バーレスク東京(六本木)

バーレスク東京(六本木)

推しのコンサートやお芝居を見た後、テンションが高まり過ぎて「もう1軒!」「このままオールしちゃいたい」と思う日もあるでしょう。まっすぐ宿に帰りたくない、そんな方のためのナイトスポットとしてご紹介したいのが「バーレスク東京」です。

バーレスク東京 ショー
ショーの内容は常に変わっていくので、何度来ても楽しめます

六本木駅からほど近くにあるバーレスク東京は、新感覚エンターテイメントが売りのショーパブ。色とりどりの衣装に身を包んだ美しくてかっこいい女性ダンサーたちによる、華々しい踊りやパフォーマンスを心ゆくまで堪能できます。

「女性が行ってもいいお店なの……?」と思った方はご心配なく。ショーにはセクシーな演出も盛り込まれておりますが、お店としては老若男女ウェルカム。お得な「女子会プラン」(第一部限定)もあり、女性の団体客も珍しくありません。演目によっては、お客さんがステージに上がって一緒に踊れる時間もあります。

ダンサーさんに「RION」のプレゼント

ダンサーさんには、バーレスク内の独自通貨「RION」(10枚1,000円)もプレゼントできます。これが超楽しい!

見た目も性格も得意分野も多種多様なダンサーさんが所属している、バーレスク東京。アイドルグループのように「推し」が見つけられるのもいいところです。終演後に感想をTwitterに投稿すると、ダンサーさんからそのツイートを「いいね」されちゃうかもしれません!

バーレスク東京
住所:東京都港区六本木3-8-15 六本木日拓ビル 地下2階
TEL:03-6447-2037
営業時間:午後6時半~深夜1時 不定休
公式サイト:https://burlesque-tokyo.com/

【2日目】乙女の街・池袋でときめきまくろう!

池袋は、マンガ・アニメ好きな女子の間で有名な「乙女ロード」や、コスメ好きに人気の百貨店が立ち並ぶ街。ここは、それぞれの“オタク女子”にとっての聖地なのかもしれません。そんなオタク活動の合間に訪れてほしい、ときめくスポットがこちらです!

執事喫茶Swallowtail(池袋)

執事喫茶Swallowtail(池袋)

さまざまなエンターテインメントやお店が集中している分、人が多過ぎて疲れてしまうときもある東京。おなかが空いてどこかに入ろうとして、ものすごい行列に出くわすことも多々あります。「食事のときくらいはゆっくりしたい」「でも非日常感も味わいたい……」という方におすすめしたいのが、池袋にある「執事喫茶Swallowtail(スワロウテイル)」です

「お帰りなさいませ」

「お帰りなさいませ」と迎えてくれるのは、折り目正しく洗練されたふるまいと身だしなみの執事たち。お客様は「お嬢様」「旦那様」として屋敷内のティーサロンでティータイムを堪能できます。

フットマン(使用人)の給仕

“お屋敷”という言葉にふさわしい贅沢なインテリアに囲まれて、フットマン(使用人)の給仕を受けつつ、アフタヌーンティーやデザートセットをいただけるようになっているのです。うーん、至福……。

膨大な数のスワロフスキークリスタルで構成されたシャンデリア
膨大な数のスワロフスキークリスタルで構成されたシャンデリアが、フロアを彩る

そして、スワロウテイルには、徹底した教育制度と、本場イギリスの執事制度にのっとった役割システムがあるそう。それぞれの経験や技能を生かした執事たちが、80分ゆったりとサービスを提供してくれます。

取材でもてなしてくださったのは、セカンドスチュワードの伊織さんと、ハウススチュワードの椎名さん。

(左から)伊織さん、椎名さん
(左から)伊織さん、椎名さん

お屋敷では、あくまでお嬢様たちが主役。お話に集中できるように、ノイズにならない給仕を心掛けています」(伊織さん)

お屋敷全体に気を配るのがハウススチュワードの役割。全てのお嬢様が平等にお楽しみいただけるように、サービスがスムーズに行われるように心掛けています」(椎名さん)

プロ意識がひしひしと感じられ、気づくとこちらの背筋もしゃんと伸びて、だんだん「お嬢様」気分になってきます。

アフタヌーンティーセット「アンナマリア」
アンナマリア

いただいたのは、アフタヌーンティーセット「アンナマリア」。三段スタンドのフォトジェニックさもさることながら、味も一流の風格。メニューはサンドウィッチかキッシュを選べるほか、スコーンやデザートがセットになっています。

ドリンクメニュー
ドリンクメニューには、日本紅茶協会の認定資格「ティーインストラクター」を取得している執事がブレンドしたオリジナルティーがずらり

「Butterfly Classic」をいただきました
今回は伊織さんレコメンドの「Butterfly Classic」をいただきました

食事や紅茶にも執事の皆さんのこだわりが行き届いていて、「あれも食べたいしこれも飲みたい! また来ないと……」という気持ちを掻き立てられました。

2019年で創業13年を迎えるというスワロウテイルには、海外から“ご帰宅される”方も多いのだとか。もはや、一種のジャパニーズカルチャーとしても認知されつつあるスポットです。

執事喫茶Swallowtail
住所:東京都豊島区東池袋 3-12-12 正和ビル地下1階
営業時間:ティータイム 10:30〜19:50(80分制)、ディナータイム 18:50〜21:15(90分制)いずれも予約制 不定休
公式サイト:https://www.butlers-cafe.jp/

西武池袋本店 カラダステーション(池袋)

西武池袋本店8階にある「カラダステーション」

推しを推すことに専念していると、おろそかになるのが自分の体のこと。「自分の体重が気になりだした」「運動したいけど、何から始めればいいのか分からない」という方の味方になるのが、西武池袋本店8階にある「カラダステーション」です

西武池袋本店では、メイクの悩み解決やスキルアップができる「メイクアップステーション」や、肌診断をもとにお手入れ方法を提案してくれる「イケセイキレイ ステーション」などなど、「これ本当に無料でいいの!?」と思ってしまうようなサービスを受けられる多様な“ステーション”を展開しています。

メイクアップステーション
メイクアップステーション

イケセイキレイ ステーション
イケセイキレイ ステーション

その中でも、自分の体と向き合えるのが「カラダステーション」です。

体成分分析装置「InBody」

こちらは、本格的な体成分分析装置「InBody」。数十秒乗るだけで、水分や脂肪、筋肉量が正確に測れるというこの機械。ただ自宅で体重を計測しているだけでは分からなかった体幹のバランスなどが明らかになり、なかなか衝撃を受けました。

分析結果を解説してもらえる

うれしいのは、ただ数値を測るだけでなく、分析結果を解説してもらえること。さらにコースによっては、健康運動指導士によるトレーニング提案(運動コース)や、栄養士による食生活改善アドバイス(栄養コース)も受けられます。1人だと「とりあえず食事抜いて痩せよう……」となりがちなところを、健康的な解決法へと導いてくれます

ボールを使ったスクワットの紹介
ボールを使ったスクワットの紹介。お客さんが実際に試すこともできる

遠方から定期的に訪れる方も少なくないという、このスポット。来店したい日の2日前まで電話・Webで予約が必要(栄養コースは電話・店頭で予約が可能)で、クラブ・オンメンバーに登録(無料)すると利用できます。これからも健康的に推し活動をしたい! という友達と一緒に行っても良いかもしれません。

西武池袋本店 カラダステーション
住所:東京都豊島区南池袋1-28-1 8階
TEL:03-3981-0111(大代表)
営業時間:平日・土 10:00〜21:00、日・祝休日 10:00〜20:00 不定休
公式サイト:https://www.sogo-seibu.jp/karada_s/ikebukuro/

Cafe 801(池袋)

女性専門マンガカフェ「Cafe 801(カフェハチマルイチ」

「目いっぱい楽しんだ! あとは帰るだけ……」とエネルギーを使い果たした気分のあなたに、最後にご紹介したいのが、乙女ロードの端っこに位置する女性専門マンガカフェ「Cafe 801(カフェハチマルイチ」。801(やおい)という名前から分かった人もいるかもしれませんが……そう、このマンガカフェ、なんと「ボーイズラブ(BL)マンガ」を中心に集めた、かなり珍しいお店なのです

“乙女が気兼ねなく好きな本を読める秘密の図書館”がコンセプトで、普段は女性限定で営業(日によっては「男子解禁Day」もあり)。15,000冊をこえるBL作品と、一般的なマンガ喫茶にはあまりないコアな品ぞろえの蔵書を堪能することができます。料金は1時間500円からで、1オーダー制です。

「幼馴染」「学生もの」といったこまやかなカテゴリ分類
オープン当初は3,000冊ほどだったというBL本は、10年かけて今の規模に。「幼馴染」「学生もの」といったこまやかなカテゴリ分類もうれしい

店内は、「秘密の図書館」のイメージ通りのエレガントな佇まい。個室ブースもあり、人目にふれずにBLを楽しみたい! という方や、同人誌即売会で買ってきた戦利品をすぐ読みたい! という方にも優しいお店になっています。

BL作家さんが絵を描きに来ることも
個室には、BL作家さんが絵を描きに来ることも……

冬から春先に掛けては、コタツが出現
冬から春先に掛けては、コタツが出現。ドリンクやフードをつまみつつダラダラするのも気持ちいい

ネイルサロン「88nail(ハチハチネイル)」も営業中(予約制)

ネイルサロン「88nail(ハチハチネイル
姉妹店として、精巧なキャラネイルを施せるネイルサロン「88nail(ハチハチネイル)」も営業中(予約制)

好きなドリンクが2杯付くフリータイムコースはもちろんのこと、日によっては深夜から朝まで滞在できる「夜の図書館」も行っているCafe801。帰りの新幹線や夜行バスを待つ間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Cafe801
住所:東京都豊島区東池袋3-10-6 加藤第6ビル2階
TEL:070-6562-0194
営業時間:11:00~22:00(LO 21:00)※イベント時は変動あり 不定休
公式サイト:http://cafe801.org/

以上、気軽に心身をリフレッシュできたり、いつもの推し活動にプラスアルファして非日常感を味わえたりする、東京のおすすめスポットを紹介しました。「知っていたけど行ったことがなかった!」という東京在住の方も、ぜひ試しに利用してみてくださいね。

文:ひらりさ……平成元年生まれ。酒とBLを主食とする腐女子にして、同人サークル「劇団雌猫」メンバー。近著に『一生楽しく浪費するためのお金の話』(イースト・プレス)。

編集:はてな編集部

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